46 / 46
第6章
~4~
しおりを挟む
空を行く竜とは異なるルートを進む月の一行。 こちらは今のところ何も無く、平穏な道中となっている。そのおかげか、一行の空気もほんの少し穏やかだ……数分前までは。
刹「……」
煉「お?どうしたどうした~。眉間にシワ寄ってるぞ~?」
刹「…うるさい」
あまりの平和さに暇を持て余した煉がちょっかいをかけ出すのは誰しもが予想していた。そしてそれが大体刹那に向かうのも予想されていた事。だがいつもはハナにもかけず受け流す刹那だったが、今回は虫の居所が悪いのか簡単に挑発に乗ってしまった。
煉「そんなにシワ寄せてるとばあちゃんになっちまうぞ~?」
刹「ちっ」
一行「「「「!?!?」」」」
そのまま無言で刀を抜く刹那に慌てて止めに入る一行。剣術で刹那に適う者は一行の中にいないのだ。 煉はというと、いつものように流されるだけだと思いにやにやしていたが、まさか刀を向けられるとは思っていなかった為、呆然とした顔でただ刹那を見つめるのみ。
來「いい加減にしろ」
煉「……っ」
刹「…すまない」
普段は言葉をあまり発する事のない、それも年長者である來都の言葉に、すぐ大人しくなる煉。刹那もはっと我に返り納刀した。その姿にそっと溜息をつく他の一行。
やはりこの一行は平和な旅とは無縁なのだろう。
刹「……」
煉「お?どうしたどうした~。眉間にシワ寄ってるぞ~?」
刹「…うるさい」
あまりの平和さに暇を持て余した煉がちょっかいをかけ出すのは誰しもが予想していた。そしてそれが大体刹那に向かうのも予想されていた事。だがいつもはハナにもかけず受け流す刹那だったが、今回は虫の居所が悪いのか簡単に挑発に乗ってしまった。
煉「そんなにシワ寄せてるとばあちゃんになっちまうぞ~?」
刹「ちっ」
一行「「「「!?!?」」」」
そのまま無言で刀を抜く刹那に慌てて止めに入る一行。剣術で刹那に適う者は一行の中にいないのだ。 煉はというと、いつものように流されるだけだと思いにやにやしていたが、まさか刀を向けられるとは思っていなかった為、呆然とした顔でただ刹那を見つめるのみ。
來「いい加減にしろ」
煉「……っ」
刹「…すまない」
普段は言葉をあまり発する事のない、それも年長者である來都の言葉に、すぐ大人しくなる煉。刹那もはっと我に返り納刀した。その姿にそっと溜息をつく他の一行。
やはりこの一行は平和な旅とは無縁なのだろう。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
スキル素潜り ~はずれスキルで成りあがる
葉月ゆな
ファンタジー
伯爵家の次男坊ダニエル・エインズワース。この世界では女神様より他人より優れたスキルが1人につき1つ与えられるが、ダニエルが与えられたスキルは「素潜り」。貴族としては、はずれスキルである。家族もバラバラ、仲の悪い長男は伯爵家の恥だと騒ぎたてることに嫌気をさし、伯爵家が保有する無人島へ行くことにした。はずれスキルで活躍していくダニエルの話を聞きつけた、はずれもしくは意味不明なスキルを持つ面々が集まり無人島の開拓生活がはじまる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
自由を愛する妖精姫と、番にすべてを捧げた竜人王子〜すれ違いと絆の先に、恋を知る〜
来栖れいな
ファンタジー
妖精女王と精霊王の間に生まれた特別な存在――セレスティア。
自由を愛し、気ままに生きる彼女のもとに現れたのは、竜人族の王子・サイファルト。
「お前は俺の番だ」
番という名の誓いにすべてを捧げた彼は、王族の地位も未来も捨てて森に現れた。
一方のセレスティアは、まだ“番”の意味すら知らない。
執着と守護。すれ違いと絆。
――これは、ひとりの妖精姫が“特別”に気づいていく物語。
甘さ控えめ、でも確かに溺愛。
異種族の距離を越えて紡がれる、成長と守護のファンタジー。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる