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第40話
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「なんなら、こっちから仕掛けてもいいぜ。俺の騎士団はフェルトから新装備を受け取った。想像以上の力だ。負ける気がしねぇ」
新装備――クロックアーマーのことだ。
ちなみに例のデータ測定については、なんとか直接触れないで取得する方法を確立したのでご安心を。
危うく医者でもないのに誰彼かまわず裸をむさぼる変態王女にならずに済んでよかった。
「んで、今後は一般兵が使う特別な武器も配布するとフェルトは言ってる。そうなりゃ、これはもう勝てる戦いだ。春になっても敵が動かねぇなら、こっちから行ってもいいんじゃねぇか」
グロウ兄様が椅子をきしませ、豪快に腕を組む。
しかし、リヒテル兄様がすぐさま首を振った。
「悪いがそれだけは絶対によしてくれ、グロウ兄さん。勝てるかどうかも重要だが、この戦いには他にも大事な面がある。アストリアからではなく、向こうから侵略してきたという“事実”が必要なんだ」
リヒテル兄様の声には、明確な緊張が宿っていた。
「お隣さんは好戦的で嫌われ者だが、僕らにはまだ交流のある国々がいくつもある。彼らは今の僕たちを“弱いが真面目な国”として見てくれている。その印象があるうちは同情も援助も受けられる。けれど、もしこちらから攻めたら、その瞬間に僕らは侵略者だ」
「攻めるにも大義名分がいるってことか」
「ああ。戦の勝利が終わりじゃない。その先を見据えたうえでも、国家間の心証は高い方がいい」
きっぱりと言い切るリヒテル兄様に、グロウ兄様は頭をがしがしと掻いた。
「へっ、わかったよ。お前の言う通りだ、リヒテル。こっちはあくまでやられたらやり返すって腹積もりでいりゃいいんだな。……ただ、やっぱ納得はいかねぇな。こっちの土地を好き勝手奪ったのは奴らだぜ」
「気持ちは僕も同じさ。けど、これが戦争のルールでもある。奪われた僕らの土地は、今は向こうの国の所有物。腹立たしいけど……それが現実だ」
「ちっ、まあな」
グロウ兄様の声には、抑えきれない悔しさがにじんでいた。
けれど、私もこれに関してはリヒテル兄様の意見に賛成だった。
もしこちらから攻めて勝った場合、他国の目には「アストリアは勝算があったから攻めた」と映るだろう。
となると、今度はその根拠を考える。
小国が大国を打ち破れるだけの理由、圧倒的な戦力差を覆すだけの“秘密兵器”があるのではないか……と。
秘密兵器――つまりは、錬金術。
何度も言うけど、錬金術は教会により封じられた大禁忌。
万が一使っていることがバレたら、それこそ心証が悪くなる程度じゃ済まない。
「まあそんな恐い顔をしないでよ、兄さん。フェルトも。考えようによっちゃ、逆も然りさ。ある程度こちらが優勢になった場合、敵の“横のつながり”を分断する手筈は整えてある」
「分断?」
「ああ。奴らの国が憎まれつつも成立しているのは、“勝ち馬に乗りたい”他国の支えがあるからだ。自分からイキって仕掛けておいて敗走した哀れなバカを、わざわざ救ってやろうなんて誰も思わないだろう? その隙を突いて、僕はやつらを孤立させるつもりだ。そうなれば奪われた土地を取り戻すどころか、やつらを完膚なきまで叩き潰すことだって不可能じゃない」
「ふっ、なるほどな。そいつぁいいや。やっぱ憎まれ役はそうじゃなくちゃな。奴らの吠え面を拝むのが今から楽しみだぜ」
リヒテル兄様に続き、グロウ兄様も口端を釣り上げる。ちなみに私も。
……それにしても、さすがリヒテル兄様ね。
ただ国の体面を守るだけじゃない。水面下の策まで、もう用意しているなんて。
やっぱり政治面でリヒテル兄様を敵に回すのだけは勘弁ね。
「さて、フェルト。僕は“戦いになれば勝てる”前提で話を進めているけど、グロウ兄さんの軍を隣国に勝てる水準にするだけの兵器は作れるのかい?」
「春までの時間が使えれば、可能よ」
「ならいい。その言葉を信じるよ」
と、リヒテル兄様はそこでパンと軽く手を打った。
「じゃ、野蛮な戦争の話はここまで。――ここからは別件。食料の“もう一つ”の使い道だ」
「!」
――ついに来た。
胸の奥が、少しだけどきりと跳ねる。
「これはみんなに相談なんだが……実はね、フェルトが十五年ぶりに“収穫祭”をやりたいと言っているんだ」
かつては毎年の恒例行事だった収穫祭。
作物が取れなくなってからは、ぱったりと開かれなくなってしまった。
しかしながら今回は久方ぶりの豊作とあって提案したものだ。
とはいえ財政や戦の準備を思えば、中にはこれを浪費だと受け取る人もいるかもしれない。
だから私は反対意見が出てもおかしくない――そう覚悟していたんだけど。
「ちなみに、僕は賛成する。みんなはどうだい?」
「俺も賛成だな。節約節約ってのも大事だが、たまにはパーっとやらねぇとな」
二人の兄はごくあっさりと頷いてくれた。
「え……い、いいの?」
「ん? 自分で提案しておいて、何を驚くんだい」
リヒテル兄様は微笑む。
「収穫祭はやるべきだ。次期国王としてのフェルトのビジョンを、民に共有するいい機会になる」
「ああ。この国の連中は、そろそろ下ばっかりじゃなく“上”を見て暮らすべきだ」
「……ありがとう、お兄様たち」
私が頭を下げると、会議卓のあちこちで同意のうなずきが続いた。
反対はない。
皆がこの国に“祝う理由”が戻ってきたことを同じように喜んでいた。
「書いてあるだけの量のコメと魚、それに肉やその他の作物も使っていい。逆にそれ以上は、この国の財政を預かる者として許可できない。きちんと範囲内に収めること。どうかな、フェルト」
リヒテル兄様が差し出したリストに目を通す。
「……うん、これだけあれば余裕よ。むしろ十分すぎるくらい。ありがとう、リヒテル兄様。これなら国中で盛大に祝えるわ」
「そうかい。それは良かった。なら、具体的な収穫祭の計画を立てよう。素案はもう作ってある」
そう言ってリヒテル兄様は新しい資料束を回してきた。
どこまで用意周到なのかしら。頼もしすぎて恐いくらい。
会議室の空気が一気に軽くなる。
重い戦の議題の後に訪れた、久しぶりの明るい話題だ。
「すごいわね。もうこんなものまで用意してくれたの?」
「ふっ、僕だってたまには眉間にしわを寄せずに済む話題について考えたいのさ。とはいえ、これはあくまでたたき台だ。ここから先はフェルトの思うままにやればいい。好き勝手に無茶を言うのも王の仕事。そして、それを実現するのが僕の仕事」
「俺と部下の力も使っていいぜ。かなり人手がいるだろ。せっかくやるなら、とことんまでやりきろーぜ。なんてったって十五年ぶりだ。今じゃ、そんな祭りがあったことすら知らねえ連中だって多いんだ」
「そうだね。僕も小さい頃以来だよ」
「だから、今度の収穫祭はことさら民たちにとって特別なもんだ。十五年、待ちに待った分だけ楽しまなきゃなんねえ」
「うん、わかってる。この国が変わったことを示す場だもの。中途半端にはしないわ」
収穫祭は、この国が豊かに生まれ変わったと民に伝えるための場。
そして同時に、私が“次期国王になる”と正式に宣言する場所でもあり、この国を導く者としての大事な初仕事。生半可なことはできない。
……でも、それは正直ただの建前。
本心はもっと単純だ。
大好きなみんなと、思いっきり笑い合いたい。
そのためにこの祭りを開く。
愛する民のために。
そして、私自身のために。
新装備――クロックアーマーのことだ。
ちなみに例のデータ測定については、なんとか直接触れないで取得する方法を確立したのでご安心を。
危うく医者でもないのに誰彼かまわず裸をむさぼる変態王女にならずに済んでよかった。
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グロウ兄様が椅子をきしませ、豪快に腕を組む。
しかし、リヒテル兄様がすぐさま首を振った。
「悪いがそれだけは絶対によしてくれ、グロウ兄さん。勝てるかどうかも重要だが、この戦いには他にも大事な面がある。アストリアからではなく、向こうから侵略してきたという“事実”が必要なんだ」
リヒテル兄様の声には、明確な緊張が宿っていた。
「お隣さんは好戦的で嫌われ者だが、僕らにはまだ交流のある国々がいくつもある。彼らは今の僕たちを“弱いが真面目な国”として見てくれている。その印象があるうちは同情も援助も受けられる。けれど、もしこちらから攻めたら、その瞬間に僕らは侵略者だ」
「攻めるにも大義名分がいるってことか」
「ああ。戦の勝利が終わりじゃない。その先を見据えたうえでも、国家間の心証は高い方がいい」
きっぱりと言い切るリヒテル兄様に、グロウ兄様は頭をがしがしと掻いた。
「へっ、わかったよ。お前の言う通りだ、リヒテル。こっちはあくまでやられたらやり返すって腹積もりでいりゃいいんだな。……ただ、やっぱ納得はいかねぇな。こっちの土地を好き勝手奪ったのは奴らだぜ」
「気持ちは僕も同じさ。けど、これが戦争のルールでもある。奪われた僕らの土地は、今は向こうの国の所有物。腹立たしいけど……それが現実だ」
「ちっ、まあな」
グロウ兄様の声には、抑えきれない悔しさがにじんでいた。
けれど、私もこれに関してはリヒテル兄様の意見に賛成だった。
もしこちらから攻めて勝った場合、他国の目には「アストリアは勝算があったから攻めた」と映るだろう。
となると、今度はその根拠を考える。
小国が大国を打ち破れるだけの理由、圧倒的な戦力差を覆すだけの“秘密兵器”があるのではないか……と。
秘密兵器――つまりは、錬金術。
何度も言うけど、錬金術は教会により封じられた大禁忌。
万が一使っていることがバレたら、それこそ心証が悪くなる程度じゃ済まない。
「まあそんな恐い顔をしないでよ、兄さん。フェルトも。考えようによっちゃ、逆も然りさ。ある程度こちらが優勢になった場合、敵の“横のつながり”を分断する手筈は整えてある」
「分断?」
「ああ。奴らの国が憎まれつつも成立しているのは、“勝ち馬に乗りたい”他国の支えがあるからだ。自分からイキって仕掛けておいて敗走した哀れなバカを、わざわざ救ってやろうなんて誰も思わないだろう? その隙を突いて、僕はやつらを孤立させるつもりだ。そうなれば奪われた土地を取り戻すどころか、やつらを完膚なきまで叩き潰すことだって不可能じゃない」
「ふっ、なるほどな。そいつぁいいや。やっぱ憎まれ役はそうじゃなくちゃな。奴らの吠え面を拝むのが今から楽しみだぜ」
リヒテル兄様に続き、グロウ兄様も口端を釣り上げる。ちなみに私も。
……それにしても、さすがリヒテル兄様ね。
ただ国の体面を守るだけじゃない。水面下の策まで、もう用意しているなんて。
やっぱり政治面でリヒテル兄様を敵に回すのだけは勘弁ね。
「さて、フェルト。僕は“戦いになれば勝てる”前提で話を進めているけど、グロウ兄さんの軍を隣国に勝てる水準にするだけの兵器は作れるのかい?」
「春までの時間が使えれば、可能よ」
「ならいい。その言葉を信じるよ」
と、リヒテル兄様はそこでパンと軽く手を打った。
「じゃ、野蛮な戦争の話はここまで。――ここからは別件。食料の“もう一つ”の使い道だ」
「!」
――ついに来た。
胸の奥が、少しだけどきりと跳ねる。
「これはみんなに相談なんだが……実はね、フェルトが十五年ぶりに“収穫祭”をやりたいと言っているんだ」
かつては毎年の恒例行事だった収穫祭。
作物が取れなくなってからは、ぱったりと開かれなくなってしまった。
しかしながら今回は久方ぶりの豊作とあって提案したものだ。
とはいえ財政や戦の準備を思えば、中にはこれを浪費だと受け取る人もいるかもしれない。
だから私は反対意見が出てもおかしくない――そう覚悟していたんだけど。
「ちなみに、僕は賛成する。みんなはどうだい?」
「俺も賛成だな。節約節約ってのも大事だが、たまにはパーっとやらねぇとな」
二人の兄はごくあっさりと頷いてくれた。
「え……い、いいの?」
「ん? 自分で提案しておいて、何を驚くんだい」
リヒテル兄様は微笑む。
「収穫祭はやるべきだ。次期国王としてのフェルトのビジョンを、民に共有するいい機会になる」
「ああ。この国の連中は、そろそろ下ばっかりじゃなく“上”を見て暮らすべきだ」
「……ありがとう、お兄様たち」
私が頭を下げると、会議卓のあちこちで同意のうなずきが続いた。
反対はない。
皆がこの国に“祝う理由”が戻ってきたことを同じように喜んでいた。
「書いてあるだけの量のコメと魚、それに肉やその他の作物も使っていい。逆にそれ以上は、この国の財政を預かる者として許可できない。きちんと範囲内に収めること。どうかな、フェルト」
リヒテル兄様が差し出したリストに目を通す。
「……うん、これだけあれば余裕よ。むしろ十分すぎるくらい。ありがとう、リヒテル兄様。これなら国中で盛大に祝えるわ」
「そうかい。それは良かった。なら、具体的な収穫祭の計画を立てよう。素案はもう作ってある」
そう言ってリヒテル兄様は新しい資料束を回してきた。
どこまで用意周到なのかしら。頼もしすぎて恐いくらい。
会議室の空気が一気に軽くなる。
重い戦の議題の後に訪れた、久しぶりの明るい話題だ。
「すごいわね。もうこんなものまで用意してくれたの?」
「ふっ、僕だってたまには眉間にしわを寄せずに済む話題について考えたいのさ。とはいえ、これはあくまでたたき台だ。ここから先はフェルトの思うままにやればいい。好き勝手に無茶を言うのも王の仕事。そして、それを実現するのが僕の仕事」
「俺と部下の力も使っていいぜ。かなり人手がいるだろ。せっかくやるなら、とことんまでやりきろーぜ。なんてったって十五年ぶりだ。今じゃ、そんな祭りがあったことすら知らねえ連中だって多いんだ」
「そうだね。僕も小さい頃以来だよ」
「だから、今度の収穫祭はことさら民たちにとって特別なもんだ。十五年、待ちに待った分だけ楽しまなきゃなんねえ」
「うん、わかってる。この国が変わったことを示す場だもの。中途半端にはしないわ」
収穫祭は、この国が豊かに生まれ変わったと民に伝えるための場。
そして同時に、私が“次期国王になる”と正式に宣言する場所でもあり、この国を導く者としての大事な初仕事。生半可なことはできない。
……でも、それは正直ただの建前。
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