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プロローグ
しおりを挟む「あーくそっ!ざけんなッ!」
イライラしてヘッドセットを投げ捨て、椅子から立ち上がった。
少し冷静になって、俺は部屋を出てキッチンへ向かった。
冷蔵庫にキンキンに冷えたビールを飲む為だ。
これはいつも親父の隠している大事な缶ビールだが、俺は躊躇うことなくその缶の蓋を開け、飲み干す。
「くっはぁ、うめぇ!」
思わず声が出るこの美味さは親父がいつも隠している事が保証している。
翌日怒られるだろうが気にするもんか。
金田 充。
それが俺の名だ。
今年20歳になったばかりで就職は失敗続きでずっとフリーター。もちろん独身。
実家暮らしでバイトに行く以外他にやることもないので、家で引きこもってシューティングゲームばかりしている。
そして俺の素敵な趣味は・・・
「モデルガン」だ。
自分で言うのは恥ずかしいが、俺は生粋のガンマニアであらゆる銃に詳しい。
また軍事関連の事にも対応できるミリオタでもある。
実銃は持ったことはないが、就職出来たらいつか海外に行って射撃訓練でもしたいものだ。
しばらくまたゲームに耽った後、PCをシャットダウンして、俺はベッドに寝転がった。
天井に貼った銃のポスターを眺めながら、俺は深い眠りについた。
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