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アリオンside
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アリオン・ベルファストが、クロエ・ブライトンに出会ったのは、7歳の年であった。
内気すぎるアリオンを心配し、母が引き合わせたのが同い年のクロエであった。
クロエを最初に見たとき、アリオンが出会った人間の中で最も輝いて見えた。
薄紫のウェーブした長い髪に、7歳にして、どこか憂いのある大人びた表情の彼女は、
アリオンにとって信じられない程美しかった。
彼女に見られていると思うと、ひどく緊張し、何より声が出なかった。
段々と打ち解けていき、お互いのことを話すようになった。クロエは、基本的に身も蓋もない言い方をするし、取り繕わないところがあった。
こんなに美しいのに、美しいという自覚がほとんどなく、自分を他人によく見せようという気がまるでなかった。彼女の好意は、アリオンにのみ向けられていた。
彼にとっては、そこがまた彼女の好ましいところだった。
2人きりで色んな遊びをしたが、どれも特別な時間で、母達が呼びに来なければいいのにと何度思ったことか。
次第に数年が経ち、中等部に入るタイミングで、アリオンの父、シュミット・ベルファストから部屋に呼ばれた。
シュミットは元軍人で、楽観的な母に比べ、厳格な父親であった。
緊張した面持ちでアリオンが部屋に入ると、早速、父が言った
「ブライトン家の娘と懇意にしているそうだな。」
「・・・はい、良くしていただいてます。」
「カーラが、ブライトン家の母親と、お前達を婚約などと勝手に話を進めているようだが、、、」
「ブライトン家は国内でも最有力の家柄だ。富も権力もな。ブライトン家と婚姻となれば、お前が婿としてブライトン家に入る形となるだろう。そうなれば、我がベルファスト家も安泰だ。」
「だがな、今までのようにヘラヘラと笑って過ごしたまま婚姻できるほど甘くはない。お互いの家門にとって恥とならぬよう、お前は常に一番でなければならない。」
「勉学も剣術もな。もちろん社交の場での立ち居振舞いも完璧でなくてはならない。その為に、寝る間を惜しんで鍛練しろ。甘えは許さない。」
一切の情を捨てた父の物言いに、アリオンは背筋が凍る思いがしたが、父の言っていることは最もだし、何よりクロエと婚姻したい気持ちが強かった。
それからのアリオンは、父の言い付け通り、寝る間を惜しんで勉学と武芸に励んだ。
弱みを見せないよう、周囲やクロエにさえ一切悟られることなく、勉学も剣術も常に首席をとり続けた。
常に気が張っている状態で、心身ともに疲れきっていたが、それでも周囲にはいつも笑顔で穏やかなアリオンであり続けた。
そんな時、転機が訪れた。
セリーナとの出会いであった。
◇
セリーナは、平民出身だが、類いまれな治癒の力を持っており、中等部三年の時に入園してきた。
アリオンは、クロエ以外の女子生徒には興味がなかった為、セリーナのことも、黒髪の編入生くらいの認識がなかった。
変化が訪れたのは突然であった。
アリオンは、誰もいない剣道場で、剣の練習をしていた。
頑張っているところを人に見られたくない為、遅くまで1人稽古するのはアリオンの日課であった。
そんなとき、1人の女子生徒が声をかけてきた。それがセリーナだった。
「うわっ!また残ってたんですね!アリオン様、ここ最近遅くまでいらっしゃるから、今日もいるのかなってなんだか気になっちゃって」
セリーナは、数日前から治癒能力の鍛練のために放課後残っていたらしい。その際、アリオンが遅くまで稽古していたのを見たのだった。
「君には関係ないよ。」
見られたことがなんだかいたたまれなくなり、アリオンは帰ろうとした。
「待って、アリオン様」
セリーナに呼び止められ、彼女の方を振り向いた。
「アリオン様、無理してません?いつも笑顔で優しいけど、なんだかいつも疲れてるというか、諦めているように感じるときがあって」
アリオンは、誰にも悟られなかったことを突然編入生に見破られたことで、いつもの取り繕った笑顔ができず黙り込んでいた。
「私、いつでも聞きますよ。」
「私なんか、貴族の人たちからしたら何の価値もない人間だし。アリオン様が皆に知られたくないことがあるなら、私に話してください。私のことは、玉ねぎだとでも思って」
そういって、セリーナは帰っていった。
アリオンは、帰宅してからも、彼女から言われた言葉が頭の中で反芻していた。
どんなに辛くても弱音を吐けなかった本音を、誰かに聞いてほしいという欲求が生まれていた。
◇
翌日、中庭で1人で弁当を食べているセリーナを見かけた。
アリオンは近付いて、話しかけた。
「いつも1人で食べてるの?」
セリーナはあっけらかんと言った。
「平民とランチしたい物好きがいなくって!」
「玉ねぎに話しかけたい僕は物好きなのかな?」
アリオンが冗談っぽくそういうと、セリーナはふふっと笑った。
それから、時折2人は、誰にも話さないお互いのことを話すようになった。
セリーナは平民なので、学園でも浮いてしまい友達がまだ作れずにいるらしい。
貴族とのつきあい方も分からないそうだ。
当たり前のように貴族としての特権を浮けてきたアリオンにとって、彼女は新鮮で、気の毒にも思えた。
また、セリーナはアリオンの事情を聞いて、
「それはお父様厳しすぎる!!」
「婚約者さん重くない!?」
などと、誰も使わないような言葉でアリオンを慰めてくれた。
クロエが重いなどとは思っていなかったが、婚約という口約束がアリオンの負担になっていることは事実だったので、特に否定はしなかった。
話を聞いてもらうだけでも、今までにない、心が解放されるのを感じた。
それからは、男子生徒のルイとも一緒にいることが多くなり、クロエのいない友人との時間が、アリオンにとって心安らげる時間となっていった。
そんな時、クロエがセリーナをひっぱたくという事件が起きた。
◇
アリオンは、クロエがそんなことをするとは到底信じられなかった。クロエはいたって冷静なタイプだし、アリオン以外の人間には関心がないのに。
初めて、クロエのことが分からないと感じた。
また、心を許している友人、セリーヌを目の敵にしているというのも、アリオンにとっては悲しいことであった。
どうしてそうも婚約にこだわるのか。
ありのままの自分ではだめなのか。
アリオンの頭の中には疑問ばかりが残り、また、クロエの気持ちが分からなくなってしまったことから、アリオンは結果的に
『婚約解消』
の決断をくだしてしまったのだった。
内気すぎるアリオンを心配し、母が引き合わせたのが同い年のクロエであった。
クロエを最初に見たとき、アリオンが出会った人間の中で最も輝いて見えた。
薄紫のウェーブした長い髪に、7歳にして、どこか憂いのある大人びた表情の彼女は、
アリオンにとって信じられない程美しかった。
彼女に見られていると思うと、ひどく緊張し、何より声が出なかった。
段々と打ち解けていき、お互いのことを話すようになった。クロエは、基本的に身も蓋もない言い方をするし、取り繕わないところがあった。
こんなに美しいのに、美しいという自覚がほとんどなく、自分を他人によく見せようという気がまるでなかった。彼女の好意は、アリオンにのみ向けられていた。
彼にとっては、そこがまた彼女の好ましいところだった。
2人きりで色んな遊びをしたが、どれも特別な時間で、母達が呼びに来なければいいのにと何度思ったことか。
次第に数年が経ち、中等部に入るタイミングで、アリオンの父、シュミット・ベルファストから部屋に呼ばれた。
シュミットは元軍人で、楽観的な母に比べ、厳格な父親であった。
緊張した面持ちでアリオンが部屋に入ると、早速、父が言った
「ブライトン家の娘と懇意にしているそうだな。」
「・・・はい、良くしていただいてます。」
「カーラが、ブライトン家の母親と、お前達を婚約などと勝手に話を進めているようだが、、、」
「ブライトン家は国内でも最有力の家柄だ。富も権力もな。ブライトン家と婚姻となれば、お前が婿としてブライトン家に入る形となるだろう。そうなれば、我がベルファスト家も安泰だ。」
「だがな、今までのようにヘラヘラと笑って過ごしたまま婚姻できるほど甘くはない。お互いの家門にとって恥とならぬよう、お前は常に一番でなければならない。」
「勉学も剣術もな。もちろん社交の場での立ち居振舞いも完璧でなくてはならない。その為に、寝る間を惜しんで鍛練しろ。甘えは許さない。」
一切の情を捨てた父の物言いに、アリオンは背筋が凍る思いがしたが、父の言っていることは最もだし、何よりクロエと婚姻したい気持ちが強かった。
それからのアリオンは、父の言い付け通り、寝る間を惜しんで勉学と武芸に励んだ。
弱みを見せないよう、周囲やクロエにさえ一切悟られることなく、勉学も剣術も常に首席をとり続けた。
常に気が張っている状態で、心身ともに疲れきっていたが、それでも周囲にはいつも笑顔で穏やかなアリオンであり続けた。
そんな時、転機が訪れた。
セリーナとの出会いであった。
◇
セリーナは、平民出身だが、類いまれな治癒の力を持っており、中等部三年の時に入園してきた。
アリオンは、クロエ以外の女子生徒には興味がなかった為、セリーナのことも、黒髪の編入生くらいの認識がなかった。
変化が訪れたのは突然であった。
アリオンは、誰もいない剣道場で、剣の練習をしていた。
頑張っているところを人に見られたくない為、遅くまで1人稽古するのはアリオンの日課であった。
そんなとき、1人の女子生徒が声をかけてきた。それがセリーナだった。
「うわっ!また残ってたんですね!アリオン様、ここ最近遅くまでいらっしゃるから、今日もいるのかなってなんだか気になっちゃって」
セリーナは、数日前から治癒能力の鍛練のために放課後残っていたらしい。その際、アリオンが遅くまで稽古していたのを見たのだった。
「君には関係ないよ。」
見られたことがなんだかいたたまれなくなり、アリオンは帰ろうとした。
「待って、アリオン様」
セリーナに呼び止められ、彼女の方を振り向いた。
「アリオン様、無理してません?いつも笑顔で優しいけど、なんだかいつも疲れてるというか、諦めているように感じるときがあって」
アリオンは、誰にも悟られなかったことを突然編入生に見破られたことで、いつもの取り繕った笑顔ができず黙り込んでいた。
「私、いつでも聞きますよ。」
「私なんか、貴族の人たちからしたら何の価値もない人間だし。アリオン様が皆に知られたくないことがあるなら、私に話してください。私のことは、玉ねぎだとでも思って」
そういって、セリーナは帰っていった。
アリオンは、帰宅してからも、彼女から言われた言葉が頭の中で反芻していた。
どんなに辛くても弱音を吐けなかった本音を、誰かに聞いてほしいという欲求が生まれていた。
◇
翌日、中庭で1人で弁当を食べているセリーナを見かけた。
アリオンは近付いて、話しかけた。
「いつも1人で食べてるの?」
セリーナはあっけらかんと言った。
「平民とランチしたい物好きがいなくって!」
「玉ねぎに話しかけたい僕は物好きなのかな?」
アリオンが冗談っぽくそういうと、セリーナはふふっと笑った。
それから、時折2人は、誰にも話さないお互いのことを話すようになった。
セリーナは平民なので、学園でも浮いてしまい友達がまだ作れずにいるらしい。
貴族とのつきあい方も分からないそうだ。
当たり前のように貴族としての特権を浮けてきたアリオンにとって、彼女は新鮮で、気の毒にも思えた。
また、セリーナはアリオンの事情を聞いて、
「それはお父様厳しすぎる!!」
「婚約者さん重くない!?」
などと、誰も使わないような言葉でアリオンを慰めてくれた。
クロエが重いなどとは思っていなかったが、婚約という口約束がアリオンの負担になっていることは事実だったので、特に否定はしなかった。
話を聞いてもらうだけでも、今までにない、心が解放されるのを感じた。
それからは、男子生徒のルイとも一緒にいることが多くなり、クロエのいない友人との時間が、アリオンにとって心安らげる時間となっていった。
そんな時、クロエがセリーナをひっぱたくという事件が起きた。
◇
アリオンは、クロエがそんなことをするとは到底信じられなかった。クロエはいたって冷静なタイプだし、アリオン以外の人間には関心がないのに。
初めて、クロエのことが分からないと感じた。
また、心を許している友人、セリーヌを目の敵にしているというのも、アリオンにとっては悲しいことであった。
どうしてそうも婚約にこだわるのか。
ありのままの自分ではだめなのか。
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