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第1章

国王陛下と対面! 

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「入れ」
「はい。」
「はい!」

ガチャ

「久しぶりだな。ディスク。今は非公式だ。昔のように話して良い」
「ありがとうございます。兄上。」
「(私って存在忘れられてない?)」

「しかし、ディスクよ。」
「なんでしょうか?兄上」
「ディスクの娘がこないだ活躍をしたそうじゃないか」
「そうです。兄上。私の可愛い可愛い私の娘がです。ミシェル挨拶してくれるかい?」
「は、はい!初めまして。お初にお目にかかります。国王陛下。わたしは、アルベルト大公爵が娘。長女のミシェル=ベル=アルベルトと申します。以後お見知りおきを。」
「ああ、私の事は知ってると思うが、私はこの国の国王で、ディスクの兄のエーフィ=アル=アリーヤだ。ミシェル、宜しくな。私の事はエーフィお父様でも、良いぞ?」
「は、「なんで、兄様をエーフィお父様ってミシェルが呼ばなければならないんですか!?」
「ん?だってさ、将来的にはそうなるんじゃないのか?」
「はぁ!?まだ嫁にはやりません!」
「あの…お父様?」
「なんだい?ミシェル?」
「王様の事お父様って呼んだらだめなのですか?」
「うっ…どうしてもそう呼びたい?」
「うーん。私はどっちでも良いけれど、王様の事おじ様って呼ぶのはなぁ。おじ様っぽく見えないし…」
「確かにそうだな。………(チッ)」
「おい!ディスク!舌打ちしなかったか?」
「いいえ、気のせいです」
「お父様舌打ちしてなかったよ?…あっ!ごめんなさい!えっと、舌打ちしていませんでしたよ?」
「……………」
「王様?」
「ブッハハハハ面白い!ミシェル。普通に話していいぞ」
「分かりま……分かった!王様!」
「はぁぁやれやれミシェルもう、兄上の呼び方は自由にしていいよ。」
「うん!分かった!えっと、じゃあ、エーフィ父様!」
「「(クッ可愛すぎる)」」
「お父様?30分で帰るって言ったけど、もっと話しててもいいよ?」
「うーん。でも、ミシェルは帰りたくないのか?」
「帰れるんだったら帰るけど、お父様久しぶりにエーフィ父様と話すんでしょう?立場関係なくだから、もっといてもいいよ?その間私ね、王宮の音楽室に行きたいんだ!ピアノ弾きたい!」
「あ~。音楽室か…ミシェルはピアノ弾けるのか?」
「えっとね、少し練習をしたらすぐ弾けるよ?エーフィ父様。」
「そうか、ミシェルの演奏聴きたいな」
「私も、聴きたいな。ミシェル」
「分かった!じゃあ行こ?」
「そうだな。気分転換に行こうか。ディスク?」
「そうですね。兄上」
「やったー!じゃあ、いこいこ!」
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