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2章

ベリンダは読む

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学校にも皆なれた頃。ベリンダが一人で本を読んでいました。それはそれは、とてもとても昔の日記でした。


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未来でこれを読める者・・・・に託す。

この時代は、戦争が沢山あった。それは、関係ない者までも巻き込むほどにだ。これを読む人は俺とあいつと同じ世界に住んでいた者だけが読めるもの。他の者には決して見せてはいけない。これを読んでどうするかはあなた次第なのだ。


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◯月△日
俺とあいつは同級生だ。全く関わらなかった。これが変化したのはこっちに来てからだろう。それは、本当に偶然だった。俺とあいつは急いでた。それは、もちろん、別々の用事があっただけだ。回りを見ずに走り続けていた。そしたら、いきなりぶつかった。ぶつかったら足元が光った。そしたら、変な格好をしているじじぃ達がいた。それがあいつ春奈はるなと俺春採はるとの始まりだった。

◯月▲日
俺とあいつは同時に召喚されたらしい。ここは異世界だとよ。まあ、信じるしかない。貴族みたいな衣装を着ているのだから。家族に会いたい。何で俺らが召喚されなきゃならないんだ!でも、まだ王がまともなやつで良かった。なかには変なやつがいるがな。しょうがない。生きるために頑張るしかないか。春奈とも約束したしな。

◯月□日
今日もずっと毎日練習ばっかだ。もともと俺は運動神経がいいほうで良かった。じゃなきゃ自殺でもしてたと思う。それほど苦しかったんだ。でも、異世界人は能力が好かれているらしい。あぁ~やだなぁ

◯月■日
今日は仲良くなった者と町に遊びにいった。
そしたら、敵軍がその町に入ってきて戦っているところだった。チッ、せっかく楽しみにしてたのによ。ふざけんなよ。そして、戦ったそしたら、皆負けなかった。だが、中にも市民達は大怪我をしてる人や負傷している人がいた。だから、急いで手当てをした。はぁ、最悪な日だな。

◯月◇日
今日はたいしたことはない。普通に生活しているだけだ。だが、今日はこの世界に来て一ヶ月が立つぐらいか…。家族は俺を探してくれてるだろうか……?

□月△日
今日はついに本格的に準備をするらしい。
なんて、めんどくさいんだ。
平和主義者はいないのだろうか……?
こんな争いして意味があるのだろうか…?
悲しい世界だな。



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次回も日記が続きます
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