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修羅の妄執
修羅の妄執
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「ここは立入禁止だってさっき言われなかったっけ?」
ガラッと勢いよくドアが開いてさっきの舎弟さんが仏頂面で中に入ってきた。
鳥飼さんはチラッと一瞥したあと、寝た振りを決め込み目蓋を閉じてしまった。
「えっと・・・・・初めまして・・・・そ、その・・・・あ、そうだ!吉柳会の和泉です」
舎弟さんと何気に目が合った和泉さん。慌てて自己紹介をした。
「だから何!?」
蔑むような目で見られ、和泉さんオロオロしていた。
「九鬼総業はじゃじゃ馬の躾をよその組に丸投げしているのか?」
あっ、この声は……
「未知の亭主が身動きが取れないことをいいことに、好き勝手してんじゃねぇ。おい、聞いているか?可愛い妹からさっさと離れろ!」
裕貴さんのどすの効いた低音ボイスが当直室に響き渡った。
「妹に付き纏う暇があるなら、そこにいる九鬼睦の躾をちゃんとしろ」
鳥飼さんをじろりと睨み付けた。
「おーこわ」
やれやれといった表情で頭を掻きながら鳥飼さんが静かに体を起こした。
「しかし、随分と暇なんだな。龍一家の組長さんは」
「生憎こう見えても忙しいんだ。どこかの誰かさんと違ってな」
嫌味を言われても、裕貴さんは余裕の笑みを浮かべ受け流していた。
「しゃあないな、睦行くぞ」
どう頑張っても口では敵わないと判断したのか、鳥飼さんは若い舎弟さん……ううん、睦さんの首根っこをむんずと掴むとそのまま引っ張っていった。
ガラッと勢いよくドアが開いてさっきの舎弟さんが仏頂面で中に入ってきた。
鳥飼さんはチラッと一瞥したあと、寝た振りを決め込み目蓋を閉じてしまった。
「えっと・・・・・初めまして・・・・そ、その・・・・あ、そうだ!吉柳会の和泉です」
舎弟さんと何気に目が合った和泉さん。慌てて自己紹介をした。
「だから何!?」
蔑むような目で見られ、和泉さんオロオロしていた。
「九鬼総業はじゃじゃ馬の躾をよその組に丸投げしているのか?」
あっ、この声は……
「未知の亭主が身動きが取れないことをいいことに、好き勝手してんじゃねぇ。おい、聞いているか?可愛い妹からさっさと離れろ!」
裕貴さんのどすの効いた低音ボイスが当直室に響き渡った。
「妹に付き纏う暇があるなら、そこにいる九鬼睦の躾をちゃんとしろ」
鳥飼さんをじろりと睨み付けた。
「おーこわ」
やれやれといった表情で頭を掻きながら鳥飼さんが静かに体を起こした。
「しかし、随分と暇なんだな。龍一家の組長さんは」
「生憎こう見えても忙しいんだ。どこかの誰かさんと違ってな」
嫌味を言われても、裕貴さんは余裕の笑みを浮かべ受け流していた。
「しゃあないな、睦行くぞ」
どう頑張っても口では敵わないと判断したのか、鳥飼さんは若い舎弟さん……ううん、睦さんの首根っこをむんずと掴むとそのまま引っ張っていった。
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