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真沙哉さんが手離した大事なもの
真沙哉さんが手離した大事なもの
太惺も心望もお願いだから泣き止んで。
地竜さんの冷たい視線が痛いくらい背中に突き刺さる。
火が付いたようにわんわん大声で泣く二人に、パソコンに向かっていた地竜さんが次第にイラつき始めた。
オムツはさっき交換したばかりだし、おっぱいも少し前にあげたばかりだし…………
頼むから二人とも泣き止んで。
一人でてんやわんやしながら二人を交互に抱っこしてあやしていたら、地竜さんが眉間に皺を寄せながらすくっと椅子から立ち上がった。
静かにさせろ!間違いなく怒鳴られる。
どうしたらいいの分からなくて、おろおろしていたら、
「一人寄越せ」
「…………へ?」
予想もしていなかった言葉に驚きすぎてすっとんきょうな声が出てしまった。
「一人で二人をあやすより、二人であやした方が早く泣き止むだろう?心配するな、落としたりはしない。マーナオだったら、間違いなく窓から外に放り投げるがな。俺はそんなことはしない。信じろ」
地竜さんが両手を広げ太惺を静かに抱き上げた。抱っこも頭を支える手つきもすごく慣れていてビックリした。
「だいぶ首が座ったな。浩然の子供だというのが今だ信じられないが………こうして見るとなかなか可愛いものだな」
あれ、もしかして笑ってる?
太惺をあやす地竜さんの表情が柔らかく緩んでいた。
地竜さんの冷たい視線が痛いくらい背中に突き刺さる。
火が付いたようにわんわん大声で泣く二人に、パソコンに向かっていた地竜さんが次第にイラつき始めた。
オムツはさっき交換したばかりだし、おっぱいも少し前にあげたばかりだし…………
頼むから二人とも泣き止んで。
一人でてんやわんやしながら二人を交互に抱っこしてあやしていたら、地竜さんが眉間に皺を寄せながらすくっと椅子から立ち上がった。
静かにさせろ!間違いなく怒鳴られる。
どうしたらいいの分からなくて、おろおろしていたら、
「一人寄越せ」
「…………へ?」
予想もしていなかった言葉に驚きすぎてすっとんきょうな声が出てしまった。
「一人で二人をあやすより、二人であやした方が早く泣き止むだろう?心配するな、落としたりはしない。マーナオだったら、間違いなく窓から外に放り投げるがな。俺はそんなことはしない。信じろ」
地竜さんが両手を広げ太惺を静かに抱き上げた。抱っこも頭を支える手つきもすごく慣れていてビックリした。
「だいぶ首が座ったな。浩然の子供だというのが今だ信じられないが………こうして見るとなかなか可愛いものだな」
あれ、もしかして笑ってる?
太惺をあやす地竜さんの表情が柔らかく緩んでいた。
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