あなたの隣で初めての恋を知る

彩矢

文字の大きさ
847 / 863
チカちゃんも来てくれてありがとう

チカちゃんも来てくれてありがとう

しおりを挟む
「それはオムツケーキよ。ご祝儀袋が三つあるでしょ?アタシとダーリンと、本庁の刑事、甲ちゃんからよ。ハルくんにはいつも世話になっているから、ハルくんの身内である四季くんの出産をお祝いしたいって二人から預かっていたの。お返しはいらないって言ってたわ」
「チカさんありがとうございます。甲ちゃんと大山さんにお礼を言わないと」
「ワタシから言っておくわ。凛ちゃん初めまして。チカお姉ちゃんよ。宜しくね」
ヤスお兄ちゃんの腕のなかにいる凛をそっと覗き込むと、
「いやぁ~~んもう、可愛い!」
両手をぱちんと叩き歓声をあげた。
「やっぱりチカさんか。声ですぐ分かったぞ」
「あら、斉木先生じゃないの。おひさ~~」
「いっきゃねうちにますます別嬪さんになって、一瞬誰かと思ったぞ」
「あらそう?もう~~やだ~~」
ビシバシと斉木先生の背中を叩くチカちゃん。
「いでから、叩くな」
斉木先生は困り顔になっていた。
「チカさん、四季さんを休ませてやっせ。三児のママとはいえ初産なんだ。あとくれぐれもデカイ声で……」
「分かってるって。以後気を付けます。あとは大人しくしてます」
「やけに素直じゃねぇか」
斉木先生は僕の体調を気にして様子をみにきてくれたみたいだった。
「何かあったら看護師を呼ぶんだぞ。俺も救急外来にいっから、遠慮はすんなよ」
「はい、ありがとうございます」
携帯に急患ですと連絡が入り斉木先生が慌ただしく救急外来に戻っていった。
「そういえばハチと青空が一階のカフェで仲良くお茶をしてたわよ。まわりがドン引きするくらい超ラブラブだったわよ」
「どうりで遅いわけだ」
ヤスお兄ちゃんが苦笑いを浮かべた。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

届かない「ただいま」

AzureHaru
BL
いつも通りの変わらない日常のはずだった。 「行ってきます。」と言って出て行った貴方。1日が終わる頃に「ただいま。」と「おかえり。」を笑顔で交わすはずだった。でも、その言葉はもう貴方には届かない。 これは「優しさが奪った日常」の物語。

サラリーマン二人、酔いどれ同伴

BL
久しぶりの飲み会! 楽しむ佐万里(さまり)は後輩の迅蛇(じんだ)と翌朝ベッドの上で出会う。 「……え、やった?」 「やりましたね」 「あれ、俺は受け?攻め?」 「受けでしたね」 絶望する佐万里! しかし今週末も仕事終わりには飲み会だ! こうして佐万里は同じ過ちを繰り返すのだった……。

【完結済】俺のモノだと言わない彼氏

竹柏凪紗
BL
「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」彼女に罵倒されフラれるのを寮部屋が隣のイケメン&遊び人・水島大和に目撃されてしまう。それだけでもショックなのに壁ドン状態で付き合ってみないかと迫られてしまった東山和馬。「ははは。いいねぇ。お前と付き合ったら、教室中の女子に刺されそう」と軽く受け流した。…つもりだったのに、翌日からグイグイと迫られるうえ束縛まではじまってしまい──?! ■青春BLに限定した「第1回青春×BL小説カップ」最終21位まで残ることができ感謝しかありません。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

俺の好きな人は誰にでも優しい。

u
BL
「好きなタイプは?」と聞かれて世界で一番多く答えられているのは間違いなく「優しい人」だろう。 相手の優しいところに惹かれ、気づいた時には引き返せないところまで恋に落ちている。 でも次第に気付くのだ。誰だってみんな「優しい人」ではなく「"自分だけに"優しい人」が好きなのだと。 ロランは、"誰にでも優しい男"、フィリオンに恋をしてしまい、地獄のような日々に身を焼かれていた。 そんなとある日「この恋、捨てたいな…」と溢したら「それ、捨てようとすんの、やめてくんね?オレ、あんたがアイツを見る視線に興奮すっからさ」と遊び人で有名な男、ヒューゴに言われる。 彼は、自分を好きな人間には興味がなく、別の誰かに恋い焦がれている人間の目が好きな変態らしい。 そんな身勝手な遊び人とちょくちょく話すようになってからというもの、フィリオンの様子はどんどんおかしくなっていく。 恋を捨てたい男と、恋を捨てるなと言う男と、優しさが狂い始めていく男の話。 ※作者の意思ではなくキャラの意思で結末が決まります。ご要望は受け付けられませんのでどちらとくっついても美味しいと思う方のみお読みください。 ※中世ヨーロッパ風学園ものです。 ※短編(10万文字以内)予定ですが長くなる可能性もあります。 ※完結までノンストップで毎日2話ずつ更新。

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

一軍男子と兄弟になりました

しょうがやき
BL
親の再婚で一軍男子と兄弟になった、平凡男子の話。

林檎を並べても、

ロウバイ
BL
―――彼は思い出さない。 二人で過ごした日々を忘れてしまった攻めと、そんな彼の行く先を見守る受けです。 ソウが目を覚ますと、そこは消毒の香りが充満した病室だった。自分の記憶を辿ろうとして、はたり。その手がかりとなる記憶がまったくないことに気付く。そんな時、林檎を片手にカーテンを引いてとある人物が入ってきた。 彼―――トキと名乗るその黒髪の男は、ソウが事故で記憶喪失になったことと、自身がソウの親友であると告げるが…。

自分勝手な恋

すずかけあおい
BL
高校の卒業式後に幼馴染の拓斗から告白された。 拓斗への感情が恋愛感情かどうか迷った俺は拓斗を振った。 時が過ぎ、気まぐれで会いに行くと、拓斗には恋人ができていた。 馬鹿な俺は今更自覚する。 拓斗が好きだ、と――。

処理中です...