進学校に進んだJCの日常❗️

四月九日、入学式❗️

「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピピピピピッー     ガシャン   」
 あー、もう朝かぁ…
 昨日遅くまで動画見てたからめっちゃ眠い…

私の名前は三笠志保。
地域の偏差値64の進学校、O中に通っている中1である。
趣味は動画鑑賞、イラスト、読書、将棋、テニス     …etc
嫌いなものは宿題、豆、家事。
好きなものは神絵師✨さんとイラスト、本と肉🍖、寿司🍣。

私は近くにある目覚まし時計を見て絶句した。
「もう7時⁉︎後30分で家でなきゃじゃん!入学式早々遅刻とかシャレにならないしさぁ、もぉ～」
慌てて跳び起き、朝ご飯を5分で食べて慣れない制服に着替えた。
制服のスカートが慣れなさすぎて、裾を踏んで2回転んでしまった。
バスで転びかけた時には顔から火が出ると思うほど恥ずかしかった。
慣れない制服に着替え、通学かばんを持って家を慌てて出た私は、ダッシュでバス停に向かった。
（間に合え…間に合え…‼︎）

私の家は学校からバスで30分ほどのところにある。
しかも通学時間は朝早く、バスの本数は少ない。
だから、バス一本逃すだけでも相当な痛手になってしまう。
さらにバスは混みすぎて出口までたどりつけず降りられなかったこともあるくらいだ。
早めにバスに乗らないとヤバイのだ。

何とか遅刻せずに学校に着くことができた。

下駄箱で靴を履き替えて、私は2階に行き、1年生のクラス分けの紙を見ようと廊下の真ん中をずんずん歩いて紙を探した。

紙を見つけた。
覗き込むと、1年5組まであるのが確認でき、そのどこにも私の名前はなかった。
「あれ？おかしいな…」
確か私の学年は3組までしかないし、私の名前がないのもおかしい。
そこであたりを見回して、よく見ると、女子の制服が自分と違う制服であることに気づいた。

私の通うO中はO高の附属中で、高校生と中学生は同じ校舎で勉強する。

回りの人達の制服は、全員高校の制服だったのだ。
（これは、高校1年生のクラス分け…） 
私は恥ずかしさで顔を真っ赤にして3階まで駆け上がった。

その後無事に先生に会って、入学式を迎えた。

入学式では眠くなる子守唄のようなお話が続き、私は意識を失っては ハッ として、また意識を失っては…を繰り返した。私が目覚めたのは、前方で人の倒れる音がしてからだ。

1人の男の子が椅子に苦しそうに座っていて、回りに先生たちが集まってきて、男の子は病院へ搬送された。

そんなこともあって入学式が無事？に終わり、最寄駅で昼食を食べて帰宅した。



さぁ、偏差値64の進学校JCライフの始まりだ。