時給六千円の仕事

Tsubaki hime

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第1章 はじまり

10.NO.1になれた要因 ~出会い~

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風俗未経験で1ヶ月でNO.1

なぜなれたのか?

要因は様々あるとは思うが、少し私の性歴についてお話しようと思う。

私のロストヴァージンは高一の春である。

その頃って、もうした?まだ?とかそーいう話で盛り上がる年頃なわけで。
そのころまだあった学区の、いわゆる学区外の高校に入った私は、新しい友達の性について進んでる状況にすごいな、と感心しつつ、あたしも早くしてみたい!
と興味に近い焦りを感じていた。

私は高校生まで泳げなかった。
なので、夏のプールの授業は何かと理由をつけて見学していた。

でもさすがに高校生からは泳げるようになりたい!と思い、
フィットネスクラブに通い、水泳を習うことにしたのだ。

そこのフィットネスクラブではバスケも出来る。一石二鳥とはこのことであった。

スクール水着は恥ずかしいので、フィットネスクラブ用の水着をこしらえ、初級コースから始めることにした。

プールのコーチは男性だった。
私は一目惚れなんて言葉信じていなかったが、ここで出会ってしまったのだ。

私の初めてを奪う男に。

まず水泳がとても綺麗で、まるで水と溶け合っているようななだらかな泳ぎをする人だった。
それだけで私の心は奪われた。
一目惚れというくらいなので、もちろん顔も好きだった。

何度か通っているうちに声をかけてきたのはコーチの方だった。
レッスンが終わるとプール脇にあるジャグジーで体を温めてから更衣室に行く。
その日はジャグジーに私とコーチ以外誰もおらず、コーチの方から小声でメールアドレスを教えてきたのだ。

私は素直に嬉しかった。
そのメアドを忘れないように何度も頭で繰り返しながらシャワーを浴び、更衣室ロッカーを開け、すぐにケータイにメアドを打ち込む。

試しに今日のレッスンのお礼をメールする。
すると返事が帰ってきて、
次第にやりとりするようになっていった。

コーチは大学院生だった。
親の車かわからないが、プールのコーチのバイトには車で来ているらしかった。

そして甘い誘いに乗るのである。

「ドライブ行かない?」

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