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緑の邪悪なる小人
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ある日のこと、川の上流を目指している雌牛はとある生物の軍団を見つけてしまった。
「ゲギャギャギャ!」
「ギャクルルウ」
「ガガググガ!」
気持ち悪い緑の小人たちが川の水を飲んでいた。何あれキモイ!生理的に受け付けないよ!
ていうかアレってゴブリンとかいうのじゃない?まさか、ここは中世あたりの世界だと思ってたけどファンタジー成分があったとは!
ヤバイ、早く潰したい衝動が来てる!でも、よく見たら相手は棍棒や錆び付いた剣を持ってる。うーん、今は危険か?でも知能は低そうだし。
あ、待って。今目が合った。
「グギャッ!ゲゲゲッ」
「ギャーギャグ!」
「ギョギョギョッ!」
向こうもこちらを見つけたと同時に獲物を見る目になっていた。どうする?川下の方に逃げるのが得策だろうか?
いや、ここは戦うべきだ。逃げてもどうせどこかでまた同じような事になる。なら、実戦経験を積むことだな!
「ウモォーウ!」
「ギャーギャーュッ!」
「ゲギギュゲ!」
向こうも全員やる気だし、こうなったら乱戦じゃーい!何ゴブでもかかってこいや!
「ギャギャー!グゲッ!?」
「ガアゥッ!?」
まず飛びかかってくる2ゴブを前足2本で蹴り飛ばす。あ、蹄で殴ってないからちょっと痛い。今度は蹄で踏みつけようと思ったら…………
「グオゥ!」
「ギイヤッ!」
という風な感じて他の2ゴブが俺を挟み撃ちにするように連携攻撃を使ってきた。流石に連携攻撃をしてくる知能は持っていたか!
だが、相手はそれなりに鍛えている牛だ。この程度、真ん中を突破してやるわ!
「ウモォォォウッ!」
跳躍…………ってええっ!?ちょっとこれ3mほど宙に浮いてないかコレ!?牛の脚力ってここまでここまで飛べるんだっけ!?
「ゲッ!?」
「ギャ!?」
他のゴブリンたちも滅茶苦茶驚いている。本人、いや本牛も驚くほどの跳躍力で後方にいたゴブリンたちの前に辿り着けた。
これはちょっと予想外だったが、くらえ!必殺の蹄ストンプ!
「ガッ!?」
「ギャフンッ!?」
まずは二匹、ちょうど頭を潰されて即死した。よし、あと何匹だ?んー、あと四匹だな殺そう!
一蹄必殺は止まるところを知らないのだー!我が蹄の糧となれこの緑の気色悪いの!
~●~●~●~●~
『スキル「一蹄必殺(1)」が「一蹄必殺(2)」にレベルアップしました』
『称号「ゴブリンスレイヤー」を取得しました。称号によりスキル「ゴブリンキラー」を取得しました』
…………本当に申し訳ない。いったい何匹狩ったのだろうか、そこらじゅうにゴブリンの死体が転がりまくってる。
戦況が変わったのは始まって10分後だった。あの時にいたゴブリンは6匹だったが、叫び声で集まったのか、またはテレパシー的なので集合したのかは判らないが、いつの間にか何十匹も集まってしまった。
幸いにも骨折みたいな大怪我はしなかったが、擦り傷やちょっとした打撲が多い。少し休みたいが、こんな死体だらけの場所で休みたくもない。下手したら疲弊した今に狼が来たら危うい。
ゴブリンスレイヤーだかゴブリンキラーだか知らんが、今はどうでもいい。せめてチマチマしたレベルアップ音を聞かせてくれ…………
腹も空いたし喉も渇いた。しかし、ここで食べる気はない。血塗れの草に血で汚れた川で水を飲みたくない…………
はぁ、早く上流に行こう。そこなら少しの間は療養できるだろう。危ないモンスターが出ない限りな。
俺は惨劇をあとにして一時の安息を求めるためにひたすら上流に向かった。
「ゲギャギャギャ!」
「ギャクルルウ」
「ガガググガ!」
気持ち悪い緑の小人たちが川の水を飲んでいた。何あれキモイ!生理的に受け付けないよ!
ていうかアレってゴブリンとかいうのじゃない?まさか、ここは中世あたりの世界だと思ってたけどファンタジー成分があったとは!
ヤバイ、早く潰したい衝動が来てる!でも、よく見たら相手は棍棒や錆び付いた剣を持ってる。うーん、今は危険か?でも知能は低そうだし。
あ、待って。今目が合った。
「グギャッ!ゲゲゲッ」
「ギャーギャグ!」
「ギョギョギョッ!」
向こうもこちらを見つけたと同時に獲物を見る目になっていた。どうする?川下の方に逃げるのが得策だろうか?
いや、ここは戦うべきだ。逃げてもどうせどこかでまた同じような事になる。なら、実戦経験を積むことだな!
「ウモォーウ!」
「ギャーギャーュッ!」
「ゲギギュゲ!」
向こうも全員やる気だし、こうなったら乱戦じゃーい!何ゴブでもかかってこいや!
「ギャギャー!グゲッ!?」
「ガアゥッ!?」
まず飛びかかってくる2ゴブを前足2本で蹴り飛ばす。あ、蹄で殴ってないからちょっと痛い。今度は蹄で踏みつけようと思ったら…………
「グオゥ!」
「ギイヤッ!」
という風な感じて他の2ゴブが俺を挟み撃ちにするように連携攻撃を使ってきた。流石に連携攻撃をしてくる知能は持っていたか!
だが、相手はそれなりに鍛えている牛だ。この程度、真ん中を突破してやるわ!
「ウモォォォウッ!」
跳躍…………ってええっ!?ちょっとこれ3mほど宙に浮いてないかコレ!?牛の脚力ってここまでここまで飛べるんだっけ!?
「ゲッ!?」
「ギャ!?」
他のゴブリンたちも滅茶苦茶驚いている。本人、いや本牛も驚くほどの跳躍力で後方にいたゴブリンたちの前に辿り着けた。
これはちょっと予想外だったが、くらえ!必殺の蹄ストンプ!
「ガッ!?」
「ギャフンッ!?」
まずは二匹、ちょうど頭を潰されて即死した。よし、あと何匹だ?んー、あと四匹だな殺そう!
一蹄必殺は止まるところを知らないのだー!我が蹄の糧となれこの緑の気色悪いの!
~●~●~●~●~
『スキル「一蹄必殺(1)」が「一蹄必殺(2)」にレベルアップしました』
『称号「ゴブリンスレイヤー」を取得しました。称号によりスキル「ゴブリンキラー」を取得しました』
…………本当に申し訳ない。いったい何匹狩ったのだろうか、そこらじゅうにゴブリンの死体が転がりまくってる。
戦況が変わったのは始まって10分後だった。あの時にいたゴブリンは6匹だったが、叫び声で集まったのか、またはテレパシー的なので集合したのかは判らないが、いつの間にか何十匹も集まってしまった。
幸いにも骨折みたいな大怪我はしなかったが、擦り傷やちょっとした打撲が多い。少し休みたいが、こんな死体だらけの場所で休みたくもない。下手したら疲弊した今に狼が来たら危うい。
ゴブリンスレイヤーだかゴブリンキラーだか知らんが、今はどうでもいい。せめてチマチマしたレベルアップ音を聞かせてくれ…………
腹も空いたし喉も渇いた。しかし、ここで食べる気はない。血塗れの草に血で汚れた川で水を飲みたくない…………
はぁ、早く上流に行こう。そこなら少しの間は療養できるだろう。危ないモンスターが出ない限りな。
俺は惨劇をあとにして一時の安息を求めるためにひたすら上流に向かった。
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