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第四章 現代編(制裁される悪女①)
44 地下室の恋人達★
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絶頂の余韻から目覚めた志津江は、心配そうな顔で自分を見詰めている隆之に気付くと、
「旦那さま、凄く気持ち良かったです」
ポッと頬を赤く染め満足そうに微笑んだ。
「シャワーを浴び着替えたら奴隷調教師として頑張って貰おうかな。でも、あくまで女達を改心させるのが目的で牝奴隷にする気は無いから気楽にやってるくれれば良いからな」
「はい、旦那さま」
志津江はベッドから下りると床に脱ぎ捨てある服を拾い始めた。全ての服を志津江が拾い、腕に抱えると隆之は志津江をお姫様抱っこして浴室に向かった。2人でシャワーを浴び、書斎に戻ると、ちょうど床に転がしていた美海が意識を戻したばかりのようで、今の状況が理解出来ていないのかキョロキョロと周囲を見回していたが、下着姿で縛られいる事に気付くと大きな悲鳴を上げ
「ヒィィッ、嫌ぁぁ、な、何で縛られているの、此処は何処なの!」
志津江は床に転がされ泣き叫ぶ美海を一暼すると
「あらっ、旦那さま、やっと牝猫が目を覚ましたようですね」
美海の声など聞こえていないかのように、隆之と志津江は冷たい視線で美海を見詰めながら
「そうだな。婚約者の宮田も目を覚ましている頃だろうから会わせてやるかな」
志津江は美海をキッと睨み付け
「此の牝猫、何で下着姿なの。ひよっとして私の大切な旦那さまを誘惑して助けて貰うつもり」
「違います。気付いたら下着姿にされ縛られていただけです。私には修二さんと言う婚約者がいるの」
抗議する美海を睨み付け、志津江が何か言おうとするのを手で押し留め
「その辺にしておけ、これから牝猫に雄を会わせてから、2匹を尋問するつもりだ。素直に答えるとは思えないので、その時は手伝ってくれ」
「はい、旦那さま、喜んでお手伝い致します」
美海を肩に担いだ隆之と一緒にエレベーターで地下室に下りる。エレベーターに一番近い檻の前を通った際、天井から吊られた4人の女達を目にした美海が恐怖からか悲鳴を上げ、手足をバタバタ動かし暴れるので隆之は歩みを止めた。
「ヒィィッ、嫌ぁぁ・・・・」
「煩いわね。雄に会いたいなら、大人しくしなさい」
強い口調で言った志津江は、隆之に担がれた美海の髪を左手で掴み顔を起こすと、右手の平で思いっ切り頬を引っ叩いた。
渾身の力を籠め叩いたようで、美海の頬に志津江の手形が赤く残っていた。頬の痛みで美海は大人しくなったが、美海の声が聞こえたらしい宮田が奥の檻で何やら喚いていた。
「美海ぃぃ、み、美海ぃぃ、美海ぃぃ」
「ミンミン、煩いわね。貴方は蟬なの?」
志津江は喚き散らす宮田を鬱陶しそうな表情で睨み付けながら冗談とも思える言葉を掛けた。隆之はその横で宮田を閉じ込めた檻の扉前に、美海を肩から下ろし床に転がした。
「あっ、修二さん、いったい此れは?」
美海は檻の中でパンツ1枚の宮田が後手縛りで天井から吊られている姿を見て悲鳴をあげる。
「ヒィィッ、修二ぃぃ、嫌ぁぁぁぁ」
「あっ、美海!」
婚約者の美海がブラジャーとパンティだけの姿で隆之と志津江と足元に転がされ、必死に助けを求めているのに気付いた宮田が声を上げた。
「スパイごっこの大好きな雄猿と牝猫をせっかく再会させてやったのに、互いに目も合わせようともしないとは、せっかくの好意が無駄だったな」
隆之はお互いの恥ずかしい姿を見まいと首を背ける美海と宮田を面白そうに眺めながら揶揄した。
「志津江、取り敢えず雄猿の正面に牝猫も吊り上げてくれるかな」
隆之が志津江に命じると、
「美海は関係ない、お願いだから美海は許してやってくれ」
宮田が必死に美海の解放を訴えて来た。
「此処まで見て知ってしまった牝猫を無罪放免などしたら、警察に駆け込まれて厄介な事になるだろう。私が解放など出来ない事を判っていながら牝猫に良いところを見せたいだけなのか、それとも私をお涙頂戴すれば解放する馬鹿だと思っているのかのどちらかだろうな」
「ち、違う、俺は本気で美海だけでも助けて欲しいから」
隆之は宮田に哀れむような目で見詰め
「まあ、その優しい雄猿の心遣いに免じて、一緒の檻に入れてやるから感謝してくれないとな」
宮田から2m程離れた位置に美海を吊り上げた志津江は、パンツ1枚の宮田の足元にしゃがみ込むと、その股間に手を添えた。
「な、何をする。や、止めてくれ」
宮田は腰を振って逃れようとするが、志津江の指はパンツの上から微妙な刺激を与え続ける。
「ふふふ、やっぱり若い男の身体は正直ね。ちょっと触れただけで、こんなに硬くしちゃって」
口惜しげに首を左右に振り宮田は何とか気を逸らそうとするが、志津江の指技から逃れることは出来ずパンツを突き破らんばかりに、ビンビンに硬く勃起させていた。
「見掛けは月並みだけど、結構立派なおチンチンを持っているのね。でも、貴方が勝てるのは若さだけ、旦那さまの方がずっと素敵なモノをお持ちなのよ」
志津江は振り返ると隆之の股間を潤んだ目で見詰めていた。
「ねぇ、旦那さま、この雄猿と牝猫が何をしたのか教えて貰えませんか?」
狡猾そうな表情で志津江は美海と宮田の変化を凝視していた。
「2人とも私の会社の社員なのだが、商売敵に商品データを流し会社を危機的状況に追い込もうとした雄牝のツガイだ。別の檻に居る牝の事情は、其の内話してやる」
「ふぅぅん、性悪な牝猫が実行犯で、雄猿は牝猫への指示と盗品を裏のボスに引渡す取次犯ってところですね。ねぇねぇ、旦那さま、この雄の前で牝を犯してやつたら、雄がどんな反応を示すか見ものよ」
「そ、そんなこと、俺は絶対許さないぞ」
宮田は吊るされた縄を引き千切らんばかりに全身を奮わせて叫んだ。
「私は志津江が居てくれれば十分だが、娯楽としては面白いかも?」
「俺が美海に無理やりやらせただけ、どんな償いでもするから美海に手を出すのは止めてくれ」
「お前がデータ流出させたと公表すれば、あの会社の信用は地に落ちるだろうが、同時に我が社はデータ管理の甘さを責められる。言っておくが、過去の栄光を懐かしむだけで研究開発を疎かにする日本電池など吸収合併する価値も無いと私は考えている。それを分かった上で、ここ3年間で日本電池が発売したヒット商品全てを無かった事が出来る素晴らしい提案を出してくれるなら即解放してやれるが」
そんな夢のような策があるはずもない宮田は黙ったまま何も答えない。そんな宮田を不憫に思ったらしく
「そんな、誰も出来ない事を条件に出すなんて汚いわ」
大声で抗議する美海を怒りの篭った目で睨み付けた志津江が美海の頬目掛けて手を振り下ろした直後、隆之はその手を掴み制止する。
「志津江の手が傷むから止めなさい。それじゃ、日本電池がヒット商品で得た利益に固定費を足した額、ざっと90億程度だがお前が日本電池から拝借してくれるなら宮田も解放してやる。盗みの得意な牝猫なら簡単だろ」
「無理難題を並べやがって、美海に手を出したら俺は許さない」
宮田のペニスをパンツの上から指先で撫でながら
「パンツの中でおチンチンをビンビンさせた雄が言う台詞じゃないわね」
パンツの上から宮田のペニスを強く握った志津江は、そのペニスを思いっ切り捩じり上げた。
「ウギャァァッ、い、痛い、止めてくれ」
宮田が、悲鳴を上げると同時に志津江はペニスから手を離す。痛みで身体を震わせていた宮田を眺めていた志津江が突然、綺麗な右足で宮田の腹部に回し蹴りを打ちかました。
「キャァァッ、何をするの、乱暴は止めてぇぇ」
美海は悲鳴を上げて抗議するが、急所を捻られた上に回し蹴りまで加えられた宮田は激痛に声も出せないらしい。
「当分、ここで私と志津江の玩具として遊んでやるから、そこの雄猿の事は早く忘れてしまえ」
隆之が美海の白い肌に触れると
「さ、触らないで獣。一流の研究者として憧れていたのに見損なったわ」
「私の旦那さまからデータを盗んだ卑しい牝猫のクセに、私の大切な旦那さまに、その口の利き方は許さないわよ」
パシッと本日2度目の平手打ちが美海に炸裂する。いきなり志津江に頬を打たれ驚きの表情を浮かべ呆然としている美海を隆之は引き寄せた。
「嫌ぁぁっ、あっ、触らないでっ!」
ツンと盛り上がった乳房をブラジャーの上からねちっこく愛撫する。
「触り心地は志津江の方が数段上だな。それでも、この雄猿には贅沢過ぎる牝猫だと思わないか?」
「そもそも、牝を相手にする事が間違っています。雄猿はオナニーで十分ですわ」
顔を真っ赤にして屈辱と汚辱感で全身を悶えさせる美海の身体に唇を這わす。
「あっ、嫌ぁぁん、駄目、止めてぇぇ」
隆之がツンと突き出たお尻をパンティの上から撫で回し始めると、美海は再び悲鳴を上げ全身を鳥肌立てて耐えていた。
「止めろ、俺が悪かった。もう止めてくれ」
目の前で婚約者が弄ばれても、宮田に出来るのは声の限り叫ぶしかなかった。
「悪いが、この牝猫は私が貰うことに決めたので、雄猿に諦める以外の選択肢は無い。その代わり、雄猿にぴったりの牝犬を用意してやる」
隆之の言葉の主旨が理解出来ない宮田はポカンとした顔で隆之に甚振られる美海を眺めていた。
「志津江、雄猿の相手をチョイスするので、暫く2人を見ていてくれ」
隆之は美海から離れ志津江の耳元で囁くように伝え、4人を監禁して檻に入った。近付くと、此処に来てから一度も身体を洗っていない女達から悪臭が漂ってくる。
口からは水分補給も兼ねて志津江の特製栄養ドリンクやスポーツドリンクを与えていた。最初の頃は酷く抵抗して飲んでくれないので、無理やり口にフロートを咥えさせ流し込んでいた。後は、イルリガート浣腸で栄養分を腸から直接吸収させているので問題無いが、彼女達も精神的疲労が限界に近いようで、隆之が檻に入っても項垂れたまま反応を示さない。
「山野専務夫人は宮田商品企画室長と元開発部の根岸美海を知っているか?」
急に声を掛けられ依子は隆之が何故そんな事を聞くのか理解出来ないらしく、顔を上げても目を丸くしているだけで何も話さない。
「宮田修二と根岸美海を知っているかと聞いているのだが、4人のなかで依子が一番まともな女なので、そろそろ檻から出してシャワーを浴びさせてやるつもりだったのだが」
隆之が女達を眺めながら言うと
「ほ、本当なの、本当に此処から出してくれるの?」
やっと応えてくれたので、縦に首を振り頷く
「宮田室長は何度か自宅を訪ねて来られたので存じています。根岸さんとは、お会いしたことは有りませんが、宮田室長と交際されていると主人から聞いています」
「知っているなら都合が良い。早速、婚約者である根岸美海の面前で宮田を誘惑してセックスしろ。宮田を美海から寝取る事に成功すれば、この地下室から解放してやると約束するが、出来るか?」
依子の顔をじっと見ながら問う
「嫌ぁぁっ、そ、そんな畜生にも劣るような事、無理です。他の事なら何でもしますから」
隆之にとって父親的な存在であった師匠の死期を早めた元凶とは言え、他の3人と違い貞淑な妻として暮らしていた依子は小さく悲鳴を上げながら隆之に許しを請う。すると早由利が
「私が代わりにやるから、此処から出して!」
声を上げた。
「おっ、広末専務夫人が立候補して来たか。純情少年の青い性を喰い荒らすだけじゃ飽き足らず、今度は婚約者から男を寝取って見せてくれると」
すると早由利の隣りから
「そんな女より、私の方がずっと上手くやってみせるわ」
里美も大声で立候補の意思を示したが、由美だけは項垂れたまま黙っている。隆之は由美を除く依子、早百合、里美を品定めでもするように、一人一人じっくり見詰め
「山野専務夫人、隣の2人から是非やらせてくれとお願いされたのだがどうする。私としては山野専務夫人が引受けてくれるのを希望しているのだが、嫌なら隣の2人から選ぶことになるが、せっかくのチャンスを棒に振っても良いのか?」
依子は嫌々と首を左右に振りながらも
「本当に此処から出してくれると約束して頂けるなら、わ、私がやります」
依子の顔をじっと見詰め、隆之は頷くと
「約束する。但し、この地下室からは出してやるが、山野専務の元に戻ることは確実に出来ないことを承知で、宮田の身も心も骨抜きにして婚約者から奪い取れたらだ」
依子は必死な面持ちで首を縦に振り承知の意思を示した。その横で、早由利と里美が自分の方が適任だと騒いでいたが、由美は2人を軽蔑の眼差しで眺めているだけで黙っていた。隆之は、依子を吊っているロープを外し床に下ろすと檻から出した。
「旦那さま、凄く気持ち良かったです」
ポッと頬を赤く染め満足そうに微笑んだ。
「シャワーを浴び着替えたら奴隷調教師として頑張って貰おうかな。でも、あくまで女達を改心させるのが目的で牝奴隷にする気は無いから気楽にやってるくれれば良いからな」
「はい、旦那さま」
志津江はベッドから下りると床に脱ぎ捨てある服を拾い始めた。全ての服を志津江が拾い、腕に抱えると隆之は志津江をお姫様抱っこして浴室に向かった。2人でシャワーを浴び、書斎に戻ると、ちょうど床に転がしていた美海が意識を戻したばかりのようで、今の状況が理解出来ていないのかキョロキョロと周囲を見回していたが、下着姿で縛られいる事に気付くと大きな悲鳴を上げ
「ヒィィッ、嫌ぁぁ、な、何で縛られているの、此処は何処なの!」
志津江は床に転がされ泣き叫ぶ美海を一暼すると
「あらっ、旦那さま、やっと牝猫が目を覚ましたようですね」
美海の声など聞こえていないかのように、隆之と志津江は冷たい視線で美海を見詰めながら
「そうだな。婚約者の宮田も目を覚ましている頃だろうから会わせてやるかな」
志津江は美海をキッと睨み付け
「此の牝猫、何で下着姿なの。ひよっとして私の大切な旦那さまを誘惑して助けて貰うつもり」
「違います。気付いたら下着姿にされ縛られていただけです。私には修二さんと言う婚約者がいるの」
抗議する美海を睨み付け、志津江が何か言おうとするのを手で押し留め
「その辺にしておけ、これから牝猫に雄を会わせてから、2匹を尋問するつもりだ。素直に答えるとは思えないので、その時は手伝ってくれ」
「はい、旦那さま、喜んでお手伝い致します」
美海を肩に担いだ隆之と一緒にエレベーターで地下室に下りる。エレベーターに一番近い檻の前を通った際、天井から吊られた4人の女達を目にした美海が恐怖からか悲鳴を上げ、手足をバタバタ動かし暴れるので隆之は歩みを止めた。
「ヒィィッ、嫌ぁぁ・・・・」
「煩いわね。雄に会いたいなら、大人しくしなさい」
強い口調で言った志津江は、隆之に担がれた美海の髪を左手で掴み顔を起こすと、右手の平で思いっ切り頬を引っ叩いた。
渾身の力を籠め叩いたようで、美海の頬に志津江の手形が赤く残っていた。頬の痛みで美海は大人しくなったが、美海の声が聞こえたらしい宮田が奥の檻で何やら喚いていた。
「美海ぃぃ、み、美海ぃぃ、美海ぃぃ」
「ミンミン、煩いわね。貴方は蟬なの?」
志津江は喚き散らす宮田を鬱陶しそうな表情で睨み付けながら冗談とも思える言葉を掛けた。隆之はその横で宮田を閉じ込めた檻の扉前に、美海を肩から下ろし床に転がした。
「あっ、修二さん、いったい此れは?」
美海は檻の中でパンツ1枚の宮田が後手縛りで天井から吊られている姿を見て悲鳴をあげる。
「ヒィィッ、修二ぃぃ、嫌ぁぁぁぁ」
「あっ、美海!」
婚約者の美海がブラジャーとパンティだけの姿で隆之と志津江と足元に転がされ、必死に助けを求めているのに気付いた宮田が声を上げた。
「スパイごっこの大好きな雄猿と牝猫をせっかく再会させてやったのに、互いに目も合わせようともしないとは、せっかくの好意が無駄だったな」
隆之はお互いの恥ずかしい姿を見まいと首を背ける美海と宮田を面白そうに眺めながら揶揄した。
「志津江、取り敢えず雄猿の正面に牝猫も吊り上げてくれるかな」
隆之が志津江に命じると、
「美海は関係ない、お願いだから美海は許してやってくれ」
宮田が必死に美海の解放を訴えて来た。
「此処まで見て知ってしまった牝猫を無罪放免などしたら、警察に駆け込まれて厄介な事になるだろう。私が解放など出来ない事を判っていながら牝猫に良いところを見せたいだけなのか、それとも私をお涙頂戴すれば解放する馬鹿だと思っているのかのどちらかだろうな」
「ち、違う、俺は本気で美海だけでも助けて欲しいから」
隆之は宮田に哀れむような目で見詰め
「まあ、その優しい雄猿の心遣いに免じて、一緒の檻に入れてやるから感謝してくれないとな」
宮田から2m程離れた位置に美海を吊り上げた志津江は、パンツ1枚の宮田の足元にしゃがみ込むと、その股間に手を添えた。
「な、何をする。や、止めてくれ」
宮田は腰を振って逃れようとするが、志津江の指はパンツの上から微妙な刺激を与え続ける。
「ふふふ、やっぱり若い男の身体は正直ね。ちょっと触れただけで、こんなに硬くしちゃって」
口惜しげに首を左右に振り宮田は何とか気を逸らそうとするが、志津江の指技から逃れることは出来ずパンツを突き破らんばかりに、ビンビンに硬く勃起させていた。
「見掛けは月並みだけど、結構立派なおチンチンを持っているのね。でも、貴方が勝てるのは若さだけ、旦那さまの方がずっと素敵なモノをお持ちなのよ」
志津江は振り返ると隆之の股間を潤んだ目で見詰めていた。
「ねぇ、旦那さま、この雄猿と牝猫が何をしたのか教えて貰えませんか?」
狡猾そうな表情で志津江は美海と宮田の変化を凝視していた。
「2人とも私の会社の社員なのだが、商売敵に商品データを流し会社を危機的状況に追い込もうとした雄牝のツガイだ。別の檻に居る牝の事情は、其の内話してやる」
「ふぅぅん、性悪な牝猫が実行犯で、雄猿は牝猫への指示と盗品を裏のボスに引渡す取次犯ってところですね。ねぇねぇ、旦那さま、この雄の前で牝を犯してやつたら、雄がどんな反応を示すか見ものよ」
「そ、そんなこと、俺は絶対許さないぞ」
宮田は吊るされた縄を引き千切らんばかりに全身を奮わせて叫んだ。
「私は志津江が居てくれれば十分だが、娯楽としては面白いかも?」
「俺が美海に無理やりやらせただけ、どんな償いでもするから美海に手を出すのは止めてくれ」
「お前がデータ流出させたと公表すれば、あの会社の信用は地に落ちるだろうが、同時に我が社はデータ管理の甘さを責められる。言っておくが、過去の栄光を懐かしむだけで研究開発を疎かにする日本電池など吸収合併する価値も無いと私は考えている。それを分かった上で、ここ3年間で日本電池が発売したヒット商品全てを無かった事が出来る素晴らしい提案を出してくれるなら即解放してやれるが」
そんな夢のような策があるはずもない宮田は黙ったまま何も答えない。そんな宮田を不憫に思ったらしく
「そんな、誰も出来ない事を条件に出すなんて汚いわ」
大声で抗議する美海を怒りの篭った目で睨み付けた志津江が美海の頬目掛けて手を振り下ろした直後、隆之はその手を掴み制止する。
「志津江の手が傷むから止めなさい。それじゃ、日本電池がヒット商品で得た利益に固定費を足した額、ざっと90億程度だがお前が日本電池から拝借してくれるなら宮田も解放してやる。盗みの得意な牝猫なら簡単だろ」
「無理難題を並べやがって、美海に手を出したら俺は許さない」
宮田のペニスをパンツの上から指先で撫でながら
「パンツの中でおチンチンをビンビンさせた雄が言う台詞じゃないわね」
パンツの上から宮田のペニスを強く握った志津江は、そのペニスを思いっ切り捩じり上げた。
「ウギャァァッ、い、痛い、止めてくれ」
宮田が、悲鳴を上げると同時に志津江はペニスから手を離す。痛みで身体を震わせていた宮田を眺めていた志津江が突然、綺麗な右足で宮田の腹部に回し蹴りを打ちかました。
「キャァァッ、何をするの、乱暴は止めてぇぇ」
美海は悲鳴を上げて抗議するが、急所を捻られた上に回し蹴りまで加えられた宮田は激痛に声も出せないらしい。
「当分、ここで私と志津江の玩具として遊んでやるから、そこの雄猿の事は早く忘れてしまえ」
隆之が美海の白い肌に触れると
「さ、触らないで獣。一流の研究者として憧れていたのに見損なったわ」
「私の旦那さまからデータを盗んだ卑しい牝猫のクセに、私の大切な旦那さまに、その口の利き方は許さないわよ」
パシッと本日2度目の平手打ちが美海に炸裂する。いきなり志津江に頬を打たれ驚きの表情を浮かべ呆然としている美海を隆之は引き寄せた。
「嫌ぁぁっ、あっ、触らないでっ!」
ツンと盛り上がった乳房をブラジャーの上からねちっこく愛撫する。
「触り心地は志津江の方が数段上だな。それでも、この雄猿には贅沢過ぎる牝猫だと思わないか?」
「そもそも、牝を相手にする事が間違っています。雄猿はオナニーで十分ですわ」
顔を真っ赤にして屈辱と汚辱感で全身を悶えさせる美海の身体に唇を這わす。
「あっ、嫌ぁぁん、駄目、止めてぇぇ」
隆之がツンと突き出たお尻をパンティの上から撫で回し始めると、美海は再び悲鳴を上げ全身を鳥肌立てて耐えていた。
「止めろ、俺が悪かった。もう止めてくれ」
目の前で婚約者が弄ばれても、宮田に出来るのは声の限り叫ぶしかなかった。
「悪いが、この牝猫は私が貰うことに決めたので、雄猿に諦める以外の選択肢は無い。その代わり、雄猿にぴったりの牝犬を用意してやる」
隆之の言葉の主旨が理解出来ない宮田はポカンとした顔で隆之に甚振られる美海を眺めていた。
「志津江、雄猿の相手をチョイスするので、暫く2人を見ていてくれ」
隆之は美海から離れ志津江の耳元で囁くように伝え、4人を監禁して檻に入った。近付くと、此処に来てから一度も身体を洗っていない女達から悪臭が漂ってくる。
口からは水分補給も兼ねて志津江の特製栄養ドリンクやスポーツドリンクを与えていた。最初の頃は酷く抵抗して飲んでくれないので、無理やり口にフロートを咥えさせ流し込んでいた。後は、イルリガート浣腸で栄養分を腸から直接吸収させているので問題無いが、彼女達も精神的疲労が限界に近いようで、隆之が檻に入っても項垂れたまま反応を示さない。
「山野専務夫人は宮田商品企画室長と元開発部の根岸美海を知っているか?」
急に声を掛けられ依子は隆之が何故そんな事を聞くのか理解出来ないらしく、顔を上げても目を丸くしているだけで何も話さない。
「宮田修二と根岸美海を知っているかと聞いているのだが、4人のなかで依子が一番まともな女なので、そろそろ檻から出してシャワーを浴びさせてやるつもりだったのだが」
隆之が女達を眺めながら言うと
「ほ、本当なの、本当に此処から出してくれるの?」
やっと応えてくれたので、縦に首を振り頷く
「宮田室長は何度か自宅を訪ねて来られたので存じています。根岸さんとは、お会いしたことは有りませんが、宮田室長と交際されていると主人から聞いています」
「知っているなら都合が良い。早速、婚約者である根岸美海の面前で宮田を誘惑してセックスしろ。宮田を美海から寝取る事に成功すれば、この地下室から解放してやると約束するが、出来るか?」
依子の顔をじっと見ながら問う
「嫌ぁぁっ、そ、そんな畜生にも劣るような事、無理です。他の事なら何でもしますから」
隆之にとって父親的な存在であった師匠の死期を早めた元凶とは言え、他の3人と違い貞淑な妻として暮らしていた依子は小さく悲鳴を上げながら隆之に許しを請う。すると早由利が
「私が代わりにやるから、此処から出して!」
声を上げた。
「おっ、広末専務夫人が立候補して来たか。純情少年の青い性を喰い荒らすだけじゃ飽き足らず、今度は婚約者から男を寝取って見せてくれると」
すると早由利の隣りから
「そんな女より、私の方がずっと上手くやってみせるわ」
里美も大声で立候補の意思を示したが、由美だけは項垂れたまま黙っている。隆之は由美を除く依子、早百合、里美を品定めでもするように、一人一人じっくり見詰め
「山野専務夫人、隣の2人から是非やらせてくれとお願いされたのだがどうする。私としては山野専務夫人が引受けてくれるのを希望しているのだが、嫌なら隣の2人から選ぶことになるが、せっかくのチャンスを棒に振っても良いのか?」
依子は嫌々と首を左右に振りながらも
「本当に此処から出してくれると約束して頂けるなら、わ、私がやります」
依子の顔をじっと見詰め、隆之は頷くと
「約束する。但し、この地下室からは出してやるが、山野専務の元に戻ることは確実に出来ないことを承知で、宮田の身も心も骨抜きにして婚約者から奪い取れたらだ」
依子は必死な面持ちで首を縦に振り承知の意思を示した。その横で、早由利と里美が自分の方が適任だと騒いでいたが、由美は2人を軽蔑の眼差しで眺めているだけで黙っていた。隆之は、依子を吊っているロープを外し床に下ろすと檻から出した。
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