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悪党
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二人の間に、突然水の盾が現れ、争いの音は止んだ。
気づけば空中に展開していた、ローランの雷槍は霧散していた。
両者とも、目の前で起きた現象に困惑し、暫く、沈黙に支配されていた。
「ふふふ……ははははッ! あはははははッ!」
先に口を開いたのは、あの悪党だった。
それは、勝ち誇ったような愉快な高笑い。
そして、続く声。
「……なんで」
頭の中は疑問に埋め尽くされている。
(……あの魔術は――)
ローランは知っていた。
あの魔術を得意としていた少女がいた事を。
それは、かつてとは比べ物にならないほどにお粗末なものだった。
しかし、あの魔術はかつてと同じように自分の放った魔術を受け止めた。
だが、彼女は、もう二度と魔術が使えない筈だ。
「見たかローラン?」
問いかける、その顔には、隠しきれない優越感が浮かんでいた。
「どうして……アリシア」
ローランはその魔術を放ったであろう少女の名を呟く。
それは受け入れがたい現実であった。
だが、ローランの思考は否定しきれなかった。
一体何故、この悪党を守ったのか。
一体何故、使えなくなった筈の魔術を使えたのか。
そんな疑問を前に、
「俺の言った通りだったではないか」
「何故なんだアリシア」
ローランは愕然としてそう呟くことしかできない。
「良くやった。俺はお前を信じていたぞ。おっと……」
気づけば、あの悪党は、背後に居る幼馴染の少女の傍に移動すると、その肩を抱いた。
(……なんでそんな奴を)
最愛の少女が拒むこともなく、別の男に肩を抱かれている姿をに、ローランはその様子を呆然と眺めることしかできない。
それはまるで、アリシアが、この悪党の味方をしているようにも映ってしまう。
「やればできるじゃ無いか」
「………」
「そうだ、使えないなら、使えるようにすればいい。簡単な事だったじゃないか……なぁ?」
「………」
だが、アリシアは問いかけに答えることもなく、その口は動く気配もなく、体は死体のように脱力している。
「おい聞いてるのかアリシア。俺のありがたいお言葉を」
「なんでだよ……、なんでだよ……ッ!」
わなわなと震えるローラン。
もう少しで勝てた憎きあの相手。
その悪党が自分の幼馴染の肩を抱いて笑っている。
「どうして……そんな奴をッ!?」
「おい聞いているのか?」
「……」
二人の問いかけに、アリシアは答える事も顔を上げる事も出来ずに、ただ固まっている。
「答えてよ……ッ! アリシア……ッ!」
叫ぶローランの目の前で、あの悪党がアリシアの手首と、口元に手を当てる。
「どうやら、気を失っているようだな。心配するな呼吸と脈はある。おそらくは魔力切れを起こしたのだろうな」
「魔力切れだと……?」
「恐らく限界を超えて魔術を使用した反動といったところだろ」
「で、でも……アリシアは魔術がもう二度と使えないはずだ……」
「周りと本人がそう思い込んでいただけだろ」
「そんなわけあるはずないだろ……ッ!」
「本気になれば使えた。ただそれだけの話だろ……?」
「そんな事ある筈がない……ッ! どこの医者だって、僕たちの先生だって……ッ!」
「だが今、使った……。それが事実だ」
「そんな訳あるはずない……ッ!」
現実を受けれない様子のローラン。
「お前は何を見ていたんだ?」
「あんなのは……、あんなのは……アリシアの魔術じゃない……ッ!」
「いいや、あれは紛れもなくアリシアの魔術」
「アリシアの魔術は、もっと凄くて……僕よりずっと……凄くて……ッ!」
「過去の事はどうでもいいのさ。俺に取って重要なのは、今、ここでアリシアが魔術を使ったということだけだ」
「だけど、なんで、アリシアは魔術を……」
疑問に思うローラン。
「夢があると言っていたな……」
その顔は血の気が引いたように青白くなっていた。
しかし、上下する胸からは浅い呼吸を確認できる。
「アリシアは、世界一の魔術師になりたいんだとさ」
「それは……」
かつて、アリシアがその夢を掲げていたのをローランは覚えていた。
それを皆が応援していた。
忘れるはずも無い、村の皆がその夢を応援していたのだから。
「昨日の夜、アリシアの目を見て俺は確信した。アリシアは夢を諦めちゃいない。だから、言ってやったのさ。お前にならできるってな。言い訳してぬるま湯に浸かってる暇はないぞってな。アリシアはそれを本気で信じたのさ。だから使えた、ふふ、つまりは全て俺のおかげ……」
「お前は、そうやってアリシアを騙したのか」
怒りに震えるローラン。
「騙すだと? 俺は騙してなんかいない。アリシアが証明したではないか、俺は間違っていなかったと」
「もう無理なんだ。皆諦めたんだ……」
「いいや、俺はまだ諦めていない」
「お前だけだ……」
「アリシアも諦めてなどいないだろう。だから使えた。……なぁそうだろ?」
問いかけに彼女は答える事もなく死人のように眠っている。
「……ッ! 今回だけだ、今回は偶々上手く行っただけだ……ッ!」
「さっき使えたんだ、またどうせ使えるようになるさ」
「今だって……。今だって……。あんな魔術を……あんな魔術を使っただけで……ッ! アリシアは……、そんなになってる。このまま使い続ければどうなるかもわからないッ!」
震える心優しいローラン。
「本気で夢を叶えたいなら、苦しかろうが、使うだろうさ……夢を追うってのは楽しい事ばかりじゃないのさ……」
「アリシアは、アリシアは、もう魔術を使っちゃいけないんだ——ッ!」
「……なぁ、お前にそんな事を言う資格あるのか? お前は、単に気があるだけの幼馴染。考えてみろよなぁ――」
「そうだ……」
言葉を遮るローラン。
「あ?」
「……ああ、そうだ。僕はアリシアが好きだ。ずっと昔から……大好きだ……だから」
「……ふむ。残念だが、望み薄だとも思うがな」
「……それでも、僕はアリシアを守りたい……」
「ふぅ。なんて、強情な奴なんだ。だが、嫌いじゃない。俺は、強情な奴は嫌いじゃないな……」
ローランの言葉に彼は思わず笑う。
しかし、それはあざ笑うような笑みではなかった。
「アリシアには、もう魔術は使わせない……ッ!」
「どうせ、アリシアは魔術を使う。これからも、魔術を使うだろうさ、お前に止める事などできん」
今も微動だにしないアリシアの顔を見つめながら、彼は疑う余地の無いようにそう言った。
「アリシアから離れろ……」
切っ先を向け、ローランは命じる。
「……少しここで待っていろ、決着をつけてくる」
アリシアに声を掛けると立ち上がる。
「なぁ、まだやるんだろう?」
夕日を背に、煽るように両手を広げる金髪の少年。
「ああ……」
剣を構えるローラン。
「こいよ、ローラン。今の俺は機嫌が良い。もう少しだけ遊んでやるよ……ははッ!」
夕暮れ時に悪党の高笑いが木霊する。
この世界の主人公の決意は固くなる。
「行くぞ、悪党」
ローランは悪党に挑む。
アリシアを守るため、二度と魔術を使わせないその為に。
気づけば空中に展開していた、ローランの雷槍は霧散していた。
両者とも、目の前で起きた現象に困惑し、暫く、沈黙に支配されていた。
「ふふふ……ははははッ! あはははははッ!」
先に口を開いたのは、あの悪党だった。
それは、勝ち誇ったような愉快な高笑い。
そして、続く声。
「……なんで」
頭の中は疑問に埋め尽くされている。
(……あの魔術は――)
ローランは知っていた。
あの魔術を得意としていた少女がいた事を。
それは、かつてとは比べ物にならないほどにお粗末なものだった。
しかし、あの魔術はかつてと同じように自分の放った魔術を受け止めた。
だが、彼女は、もう二度と魔術が使えない筈だ。
「見たかローラン?」
問いかける、その顔には、隠しきれない優越感が浮かんでいた。
「どうして……アリシア」
ローランはその魔術を放ったであろう少女の名を呟く。
それは受け入れがたい現実であった。
だが、ローランの思考は否定しきれなかった。
一体何故、この悪党を守ったのか。
一体何故、使えなくなった筈の魔術を使えたのか。
そんな疑問を前に、
「俺の言った通りだったではないか」
「何故なんだアリシア」
ローランは愕然としてそう呟くことしかできない。
「良くやった。俺はお前を信じていたぞ。おっと……」
気づけば、あの悪党は、背後に居る幼馴染の少女の傍に移動すると、その肩を抱いた。
(……なんでそんな奴を)
最愛の少女が拒むこともなく、別の男に肩を抱かれている姿をに、ローランはその様子を呆然と眺めることしかできない。
それはまるで、アリシアが、この悪党の味方をしているようにも映ってしまう。
「やればできるじゃ無いか」
「………」
「そうだ、使えないなら、使えるようにすればいい。簡単な事だったじゃないか……なぁ?」
「………」
だが、アリシアは問いかけに答えることもなく、その口は動く気配もなく、体は死体のように脱力している。
「おい聞いてるのかアリシア。俺のありがたいお言葉を」
「なんでだよ……、なんでだよ……ッ!」
わなわなと震えるローラン。
もう少しで勝てた憎きあの相手。
その悪党が自分の幼馴染の肩を抱いて笑っている。
「どうして……そんな奴をッ!?」
「おい聞いているのか?」
「……」
二人の問いかけに、アリシアは答える事も顔を上げる事も出来ずに、ただ固まっている。
「答えてよ……ッ! アリシア……ッ!」
叫ぶローランの目の前で、あの悪党がアリシアの手首と、口元に手を当てる。
「どうやら、気を失っているようだな。心配するな呼吸と脈はある。おそらくは魔力切れを起こしたのだろうな」
「魔力切れだと……?」
「恐らく限界を超えて魔術を使用した反動といったところだろ」
「で、でも……アリシアは魔術がもう二度と使えないはずだ……」
「周りと本人がそう思い込んでいただけだろ」
「そんなわけあるはずないだろ……ッ!」
「本気になれば使えた。ただそれだけの話だろ……?」
「そんな事ある筈がない……ッ! どこの医者だって、僕たちの先生だって……ッ!」
「だが今、使った……。それが事実だ」
「そんな訳あるはずない……ッ!」
現実を受けれない様子のローラン。
「お前は何を見ていたんだ?」
「あんなのは……、あんなのは……アリシアの魔術じゃない……ッ!」
「いいや、あれは紛れもなくアリシアの魔術」
「アリシアの魔術は、もっと凄くて……僕よりずっと……凄くて……ッ!」
「過去の事はどうでもいいのさ。俺に取って重要なのは、今、ここでアリシアが魔術を使ったということだけだ」
「だけど、なんで、アリシアは魔術を……」
疑問に思うローラン。
「夢があると言っていたな……」
その顔は血の気が引いたように青白くなっていた。
しかし、上下する胸からは浅い呼吸を確認できる。
「アリシアは、世界一の魔術師になりたいんだとさ」
「それは……」
かつて、アリシアがその夢を掲げていたのをローランは覚えていた。
それを皆が応援していた。
忘れるはずも無い、村の皆がその夢を応援していたのだから。
「昨日の夜、アリシアの目を見て俺は確信した。アリシアは夢を諦めちゃいない。だから、言ってやったのさ。お前にならできるってな。言い訳してぬるま湯に浸かってる暇はないぞってな。アリシアはそれを本気で信じたのさ。だから使えた、ふふ、つまりは全て俺のおかげ……」
「お前は、そうやってアリシアを騙したのか」
怒りに震えるローラン。
「騙すだと? 俺は騙してなんかいない。アリシアが証明したではないか、俺は間違っていなかったと」
「もう無理なんだ。皆諦めたんだ……」
「いいや、俺はまだ諦めていない」
「お前だけだ……」
「アリシアも諦めてなどいないだろう。だから使えた。……なぁそうだろ?」
問いかけに彼女は答える事もなく死人のように眠っている。
「……ッ! 今回だけだ、今回は偶々上手く行っただけだ……ッ!」
「さっき使えたんだ、またどうせ使えるようになるさ」
「今だって……。今だって……。あんな魔術を……あんな魔術を使っただけで……ッ! アリシアは……、そんなになってる。このまま使い続ければどうなるかもわからないッ!」
震える心優しいローラン。
「本気で夢を叶えたいなら、苦しかろうが、使うだろうさ……夢を追うってのは楽しい事ばかりじゃないのさ……」
「アリシアは、アリシアは、もう魔術を使っちゃいけないんだ——ッ!」
「……なぁ、お前にそんな事を言う資格あるのか? お前は、単に気があるだけの幼馴染。考えてみろよなぁ――」
「そうだ……」
言葉を遮るローラン。
「あ?」
「……ああ、そうだ。僕はアリシアが好きだ。ずっと昔から……大好きだ……だから」
「……ふむ。残念だが、望み薄だとも思うがな」
「……それでも、僕はアリシアを守りたい……」
「ふぅ。なんて、強情な奴なんだ。だが、嫌いじゃない。俺は、強情な奴は嫌いじゃないな……」
ローランの言葉に彼は思わず笑う。
しかし、それはあざ笑うような笑みではなかった。
「アリシアには、もう魔術は使わせない……ッ!」
「どうせ、アリシアは魔術を使う。これからも、魔術を使うだろうさ、お前に止める事などできん」
今も微動だにしないアリシアの顔を見つめながら、彼は疑う余地の無いようにそう言った。
「アリシアから離れろ……」
切っ先を向け、ローランは命じる。
「……少しここで待っていろ、決着をつけてくる」
アリシアに声を掛けると立ち上がる。
「なぁ、まだやるんだろう?」
夕日を背に、煽るように両手を広げる金髪の少年。
「ああ……」
剣を構えるローラン。
「こいよ、ローラン。今の俺は機嫌が良い。もう少しだけ遊んでやるよ……ははッ!」
夕暮れ時に悪党の高笑いが木霊する。
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