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今日もお尻を追いかける
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「ああ、もう待ってよ」
そう言ってもゆうたには理解してもらえない。
追いかければ追いかけるほど、ゆうたは私から逃げていく。昨日だってろくに眠れなかったというのに。体力も精神力も崖っぷちだ。
はあ、と一息ついてから数分前のことを思い出す。
おや、何かが臭う。
そう気がついたのは洗濯物を畳んでいるときだった。
ゆうたが生まれてから何度も嗅いできた匂い。もしかして、と、ロンパースの股の部分のスナップを外して確認する。
やはり、青だ。おむつを替えなくては。
ゆうたのことを抱き上げようとすると、ゆうたはキャッキャと笑いながら今度はハイハイをして私の足の間を通り抜ける。
きっと追いかけっこが始まったと思って楽しんでいるのだ。
ようやく私はゆうたのことを捕まえてベビーベッドに寝かせた。
汚れたおむつを外して、おしりふきで拭く。
すべすべの白くて柔らかい肌。生まれてから毎日、少しずつ大きくなってきているまるで果物のようなお尻。緩やかに成長しているこのお尻を、私は毎日何度も追いかけている。
体力的にも、精神力的にも辛いところがあるけれど、それでも私はやるしかない。別に、嫌なわけではない。
ただ、ちょっと疲れているだけかも。
でも、ゆうたは今日も笑っていてくれる。元気に生きている。
それだけで今、私は幸せだ。母としてこれ以上の幸せはないだろう。
そう言ってもゆうたには理解してもらえない。
追いかければ追いかけるほど、ゆうたは私から逃げていく。昨日だってろくに眠れなかったというのに。体力も精神力も崖っぷちだ。
はあ、と一息ついてから数分前のことを思い出す。
おや、何かが臭う。
そう気がついたのは洗濯物を畳んでいるときだった。
ゆうたが生まれてから何度も嗅いできた匂い。もしかして、と、ロンパースの股の部分のスナップを外して確認する。
やはり、青だ。おむつを替えなくては。
ゆうたのことを抱き上げようとすると、ゆうたはキャッキャと笑いながら今度はハイハイをして私の足の間を通り抜ける。
きっと追いかけっこが始まったと思って楽しんでいるのだ。
ようやく私はゆうたのことを捕まえてベビーベッドに寝かせた。
汚れたおむつを外して、おしりふきで拭く。
すべすべの白くて柔らかい肌。生まれてから毎日、少しずつ大きくなってきているまるで果物のようなお尻。緩やかに成長しているこのお尻を、私は毎日何度も追いかけている。
体力的にも、精神力的にも辛いところがあるけれど、それでも私はやるしかない。別に、嫌なわけではない。
ただ、ちょっと疲れているだけかも。
でも、ゆうたは今日も笑っていてくれる。元気に生きている。
それだけで今、私は幸せだ。母としてこれ以上の幸せはないだろう。
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お母さんの愛情が沁みていて、また赤ちゃんの息子を思う喜びがほのぼのしていて、心がほっこりしました^^