玖城探偵事務所と新米(仮)な女性刑事

MIWA

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玖城探偵事務所

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「__午後15時35分26秒。浅島  美羽子《あさじま みわこ》逮捕。容疑は『連続唐紙市女性殺人事件』の犯人として、です。署までご同行願えますか?」
「…えぇ、もう抵抗しても、意味なんてないでしょうしね。それに、復讐なんて考えた私がいけなかったのよ。」
 そう言って、美羽子さんは私と玖城さんの座るソファーに、初めて会った時と同じような寂しそうな笑を浮かべ、アンティークな柄が彫ってあるドアの外へと行ってしまった。
 美羽子さんの寂しそうな表情を目に焼き付けながら、玖城さんの方を向く。美羽子さんが持ってきてくれたクッキーをたべ、私が容れた紅茶を飲みながら、静かに目を閉じて先程から何かを考えている様な、綺麗に整った顔に少しばかりの恐怖心と、大きな好奇心をもって話しかけた。
 私達が彼と出会ったのは、ほんの1週間前の事だった―。

「……え、研修?」
「そう!そうなのよマイちゃん!やぁ~と2年生も研修出来るようになったんだよ!」
「緋乃声でけぇよ」
 マイちゃんこと私、神代  舞《かみしろ まい》は、親友の呉葉  緋乃《くれは ひの》三津乃屋  絢斗《みづのや あやと》と、警察学校の食堂内にて話をしていた。
「だってさ、そりゃあ声も大きくなるよ、でしょ?今まで3年生だけだったのに、2年生も出来るんだよ?これはワクワクだよ!」
「ただ単に人手不足なだけだけどな。」
「ちょっと!いいじゃないの別に!」
「ちょちょちょ!2人とも落ち着いて。後、確かに緋乃はテンション上げすぎだからもう少し抑えよ、ね?」
 だんだん注目が集まっていることに気づき、緋乃も絢斗も黙々と食べ始めた。一先ず落ち着いたところで、緋乃に聞いた。
「さっきのだけどさ、本当に2年生も出来るの?」
 うん!と、目を輝かせながら私の方を見る緋乃。
「先輩がたから聞いたの。『今回は2年も来れるし、いい機会になりそうね』って。だから、マイちゃんに早く教えてあげたくて。」
 私が前々から、「なんで3年だけ研修行けるのさ…」と呟いていたのを覚えていたらしい。
「…!緋乃…あんたって子は…」
 少しシュンとしている緋乃の頭を撫でる。真っ黒なショートカットの髪の毛を撫でていると、絢斗が「お前スープパスタ伸びても知らんぞ。」と言ってくれたおかげで思い出した。そうだった。今は昼食中で、もうすぐ昼休みも終わってしまう。私は急いで残りのスープパスタを食べた。

 午後の授業も終わり、帰路に着くと鷹木さんとばったり会った。
「あ、鷹木さん。」
「お、舞じゃねーか。」
 …あれ、少し痩せた?口には出さずに、そのまま一緒に帰り道を歩く。少ししたところで鷹木さんが立ち止まる。何事かと思い後ろを振り向けば、どこか遠くを睨みつける彼の目を見た。
「……鷹木さん?何かありましたか?」
「んー?いや、何にもないよ。」
 ツーブロックにしている頭をかき上げる仕草をし、緋乃が見たら発狂しているだろうな…と、ぼんやり思う。煙草を吸い始める彼に「家の中では吸わないでくださいね。洗濯物に移るんですから。」と、注意をしたり、その後も世間話などをしていると、あっという間に家に着いていた。
 家と言ってもアパートで、鍵は私が持っているので「先に鍵開けてきますね。」と言い、階段を上っていく。何となく、エレベーターは危ない気がした。
 部屋の前につき、鍵を開けようとしたがなかなかハマってくれない鍵を見ていると、なんともイライラするものだな、と他人事のように考えて自分の感情から意識をそらす。しばらく奮闘した後、今までの苦労はなんだったのかと考えるほどスルッと鍵穴に入る鍵を見て、地面に叩きつけたくなった。まぁやりはしないが。メールで鷹木さんに『やっと鍵開きました。今夜はコロッケ買ってきてるのでそれを食べましょう。』と送り、家の中に入る。
『―――。』
「…?」
 …なにか居た…?いや、最近立ちくらみとかよくあるし、疲れからの幻聴とか幻覚とかかな。
「おーっす。すまんなぁ、いつも鍵当番任せて。」
「大丈夫ですよ。それより、早くご飯食べましょう。」
「どっちかって言うと話聞きたいだけだろ?」
 ………。
「はははっ!全くお前は…素直なやつだなぁ。」
 そう言って頭を撫でてくる鷹木さん。鷹木さんは、私の義理の父親である。私の両親が交通事故出なくなった日、それを聞き付けた彼は遠い親戚にも関わらず、私を引き取ってくれた。遠い、と言うだけあって苗字も阿部 鷹木《あべ  たかぎ》と、全く違うのだ。そして彼の仕事は、警察官。警部補としてその課をまとめている、まぁどんな課なのかは教えてくれてないので知らないが。
「それで?最近そっちはどうだ?」
 声をかけられ、止まっていた箸を動かしながら答える。
「特に何も無いよ。そういえば、今年は2年生も研修出来るんだけど、何時からなの?」
「ん?聞いてないのか?明日からだぞ。」
 ………ん?
「え?ごめん今なんて?」
「明日から研修は始まるぞ?」
 ……何も聞かされていないぞ…?
「まぁ準備するもんなんて何も無いし、別に良かったんじゃないか?明日だろうが今からだろうが変わらないだろ。」
「いや…もっと早くに言って欲しかったですね。って話です。」
 驚きで開いた口に、残りのご飯とコロッケを突っ込み、台所へ持っていく。
「言わなかったか?先生。…まぁ、舞がそんな嘘つくはず無いし、言ってないんだろうな。」
「少なくとも、私のクラスでは出てきませんでしたね。」
 実際、教えてくれたのは緋乃だけだし、担任も何も言ってはいなかった。はぁ、と溜息をつきながら風呂の準備をするために2回に上がろうとした時、ふと視線を感じた。思わず振り返ると、顔色の悪い白い…着物?のようなものを着た女性が立っていた。
「(え…今、ドアって開いた…?)」
 問題は、なぜ女性がいるかよりもドアの閉会音がしなかったこと、だと考える。
『___。』
「(何か…言ってる…?)」
 思わず声に耳を貸してしまった。すると…
「舞、聞くな、見るな、覚えるな。」
「へっ…?」
 突然視界が暗くなる。ふっ…と意識が落ちていった。

「……うぅ~ん…?あれ、なんでソファの上に…」
 何だか、少し怖い夢を見たような…?
「おぉ、起きたか。飯終わった瞬間寝るからビックりしたぞ。大丈夫か?」
 …ご飯を食べて、すぐ寝ちゃったんだな。と思うと顔の辺りに熱が集まってくるのを感じる。丁度着いていないテレビ画面を見れば、耳まで真っ赤な私の顔が映っていた。
「……けホッけほ!」
「え!?」
 鷹木さんは直ぐに私の元へと駆け寄り、熱を計ってくれる。
「………少し熱があるな、部屋まで運ぼう。」
 頭が朦朧とする中で、鷹木さんは私を部屋のベットまで運んでくれた。
「体調悪くなったら言えって、誰も怒りゃしねぇよ。ほら、さっさと横になって今日はもう休め!」
 ベットに横になり、目を閉じる。すぐに意識を失ったが直前、光のある場所に見知らぬ人が立っていた――気がした。

「――えーそれでは以上です。皆さんにはこれから本部へと移動して頂きますが、先程言った荷物をきちんと持って向かいましょう。」
 放課後のHRで、担任の荒川先生はそういった。
「(なんで直前まで教えねぇんだよこいつ)」
「(知らんよ。自分で聞いて。)」
 絢斗に小声で言われ、同じく小声で返す。
「マイちゃん!一緒にいこーよー。」
 緋乃が後ろから飛びついてくる。
「うわぁ!」
「おい緋乃。舞は熱下がったばっかなんだから、あんまりちょっかい出すな。」
 緋乃はごめんね、と言い私から離れた。別に大丈夫だが、病み上がりなのは確かなので絢斗にナイス!と思った。
「大丈夫よ。それより、緋乃はこっちでいいの?一応バスも出るみたいだけど…」
 私たちの交通手段は、親の車に乗せてもらうのと、学校が呼んだバスに乗って行く二つがある。私の場合、鷹木さんが迎えに来てくれることになっている。
「私バス酔いするからダメなのよね…」
 そうだった。緋乃は昔から親しい人が運転している車にしか乗れないのだった…。
「そういえばそうだったね。じゃあ鷹木さんに言ってみるよ。」
 絢斗はどうするの?と聞けば、俺はバスに乗ってくよ。と答える。
「さすがに俺も鷹木警部補の世話になる訳にはいかないしな。」
「そう?なら良いんだけど…」
 じゃあ後でな。と別れの挨拶をし、鷹木さんに連絡をする。
「もしもし鷹木さん?舞です。今HR終わりました。」
『お、そうか。じゃあ今から行くぜ。』
「あ、あと緋乃も一緒でいいですか?この子バス酔いするから乗れなくて…」
『おう。別にいいぜ、じゃあ校門前で待っててくれ。』
  分かりましたといい、電話を切った。
「大丈夫だって、ほら行こ?」
「うん!ありがとう、舞ちゃん!」
 お礼は鷹木さんに言ってね、と言い私はもう一度スマホに目を移す。ニュースアプリには、《連続唐紙市女性殺害事件》の記事が乗っていた。

「おう、お二人さん。待たせたか?」
「ぜんっぜん大丈夫です!むしろほんとにお邪魔しちやってもいいんですか?」
「何言ってんだ。嬢ちゃんここから歩いてくのか?」
 タバコを加え、ニヤニヤしながら問いかけてくる鷹木さん。
「うえぇ!?そ、それは~…」
「はいはい、早く乗って。」
 とてつもなく渋る緋乃を押しながら車に乗る。兎に角時間も時間なので早くして欲しい。
「よし、乗ったな。じゃあ出発するぞ。」
「「はーい」!」

「えぇ、皆様唐紙市立十月中学校《からかみしりつかんなちゅうがっこう》の皆様に起こしいただいたのは、実際に研修をしていただくためであります。」
 広い会場に案内され、名札のかかった席に腰かけ15分度たった時、ステージの上で始まったこの研修についての説明。要約すれば、ここ最近起きている《連続唐紙市女性殺害事件》に関しての協力(手伝い)要請だった。
「―えーそしてここからは3年は5人グループで、2年生は3人グループに1人ずつの、本対策本部所属の刑事が着きます。それではグループに別れて、明日からの計画を立ててください。終わったところから解散を。」
 へーグループなんだ…ふーん…緋乃と絢斗の方を見れば、もう既に3人チームになってしまっている。えーっと、私のクラスは20人いて4人休みで~…。
「あ、ははは…余るじゃん…。」
 そう、クラス20人に4人の休み。そして3人グループと言うことは、1人余ることになる。緋乃や絢斗と席が遠いし、何より2人はもうグループに入ってしまっているので、こちらから声をかけることなどできない。ボケーっと座ったままで居ると、後ろからポンッと軽く方を叩かれる。
「…………」
 後ろには哀れみを込めためで目で見ている鷹木さんが。
「(こんな事あるかよ…)」
 盛大にため息を吐きならが、とぼとぼと二人で駐車場へと歩いていった。

 起きて、顔を洗い、制服を着る。唐紙高校は私服を許可しているが、今日から1週間程は制服で行動するようにしよう。と、鷹木さんからの提案だった。
「さてと、今日から1週間舞には俺の部下として一緒に来てもらう。つまり、俺の仕事の手伝いだ。」
 朝ごはんを食べ終わったあたりで、鷹木さんが説明を始めてくれた。
「俺はこれからある探偵事務所に行く。もちろん舞にも着いてきて貰うが…まぁ、そこの探偵が少し変わってるから注意してくれ。ってことで、さっさと出発しよう。」
 鷹木さんの後ろ姿を見て、何故か急に怖くなった。
「……?どうした、行くぞ?」
「え?…あ、ご、ごめんなさい!そうですね行きましょう。」
 気付けば、自然と彼の袖を掴んでいた。えも言えぬ恐怖が体全体を包んだのは一瞬で、いつの間にかその違和感は無くなっていた。なんだったのだろうと思いながらも、今日から一週間は研修で、気を抜けない。違和感も一瞬の事だったので、さっさと頭を振ってその思考を隅へと追いやった。

 …頭が痛い。車に乗りながら、度々来る頭痛に水を飲んで対処する。
「大丈夫か?あんまり痛いなら、うちに帰るぞ?」
「……大丈夫…です。そのうち良くなりますよ…多分。」
 ならいいんだが…。と言って、また運転へと集中する鷹木さん。何かを思い出させるように訴えかけてくる頭痛が、少しばかり煩わしい。私も、少しでも良くなるようにと、少し寝ることとした。ガタガタと車に揺られながら寝ようとしていると、次第に頭痛も無くなっていった。
 ここは…どこ?貴方は…誰?
――――『大丈夫です、落ち着いてください。』
 そう言って、“彼”は静かに話しかけてくれた。
―――――『私は…そうですね、貴女の【付き人】をしてました。』
 …【付き人】?どうして私に?
―――――――『それは…』
 目の前の“彼”は、とても言いずらそうな表情をしていた。
――――――――『それは、貴女に危害を加えようとしている輩がいるからです。』
 どうして?どうして私が狙われているの?
――――――――――『今の貴女は知らなくていい。いつか、必ず知ってしまう事になるのですから。』
 …??そうなの?
――――――――――――『えぇ、そうですとも。少なくとも、貴女が今体験した頭痛は、その真実を知っています。』
 ……え?頭痛が?じゃあ私は、何かを忘れているの?
――――――――――――――『…その真実を知るのは、貴女の心のみ。さぁ、もう時間です。そろそろ起きて。』
 綺麗な翡翠の瞳が、心配そうに私の瞳を覗く。突然意識が覚醒し、私の意識は一瞬で現実へと戻された。
「舞!…良かった、大丈夫か?着いたのになかなか起きないから、心配だったんだぞ。」
「…え?あ、あぁ…すみません。少し、長い夢を見ていたみたいです。」
 夢の内容を思い出せない。思い出そうとすると、また頭痛が襲ってくる。私は…私は一体、夢の中で何を見たのだ?
「それより、ここが鷹木さんの言ってた探偵事務所ですか?」
 車を降りながら聞いてみた。
「あぁ。中の奴が少し変わってるが、決して悪いやつじゃないから安心してくれ。それに、結構長い付き合いだしな…。ほら、早く入ろう。」
 鷹木さんに連れられ、私はその建物に架かっている看板を仰ぐ。そこには立派なゴシック体でこう書かれていた。
―――――――――『玖城探偵事務所』――――――――

                     第1話 了
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