14 / 37
いわれなき咎 二
しおりを挟む
「たく、なんだってんだよ。和神を斬ったのが鹿子だぁ? 冗談じゃねえぞ」
ろくに座る場所もない木々の間で、殺嘉は足を止め、指先で刀の柄を叩く。なんとか追っ手はまいたが、まだその辺りをうろついているだろう。
一瞬、立ちくらみのように目の前が暗くなり、木の幹に手をついた。火箸を押し付けられたような痛みを感じて横腹を押さえる。
傷はますます悪くなるようだった。どこかで傷が開いてしまったのか、ついさっき付けられた物のようにまた新しい血があふれ初めている。
「殺嘉、鹿子様が」
異変に気づいた淘汰が殺嘉を呼んだ。
「おいおい、大丈夫かよ?」
殺嘉は辺りを見回して、倒れた木の幹を見つけてくれた。幹全体が苔に覆われているから、岩よりは座りやすそうだ。
殺嘉の手を借りて、座らせてもらう。こんな非常時なのだから、巫女である自分がしっかりしないといけないのに情けない。生乾きの巫女装束が土に汚れているのも不愉快だ。
辺りはそろそろ日が落ち、薄暗くなり始めていた。空には早々と薄紙のような青白い月が出ていた。
「ここで休むしかないか」
殺嘉の提案に淘汰も頷く。
「火は焚けないね。見つかっちゃうから」
「仕方ねえな。近くの村には兵が張っているだろうし。村によらずにどこまで行けるか」 そもそも、どこに行くのか。永遠に逃げるなどできるはずがない。都へ行けば有無をいわさず処刑されることになるかもしれない。
「とにかく、色々なことは明日考えようよ」
淘汰は矢で掠ってしまった足を気にしている。だが、大した怪我ではないようだ。
鹿子は水筒から一口、水を飲んだ。
「向こうも夜のうちにはあまり動かないでしょう。一眠りしても大丈夫よね。二人とも休んで」
そう指示すると、鹿子は木に寄りかかるようにして目を閉じた。
「大丈夫、あれくらいの人数…… なんとか逃げ切れるはず……」
何か気配がして、淘汰は目を覚ました。あまり長く寝た気はしなかったが、月はいつの間にか西に傾いていた。髪を撫でる風に腐臭が混じっている。
まだ眠っている鹿子を起こさないように隣から離れ、木に寄り掛かって座ったまま眠っている殺嘉を揺り起こす。
「何匹いる?」
目が覚めると同時に状況を把握したのか、あくび混じりに言った。
「そうだね。たぶん一匹。下級神だ。そんなに強くないと思う。神気が小さいから」
荒ぶる神の気配がかすかな匂いのように漂ってくる。視界も狭くなる夜に、神を狩るなど避けるべきなのだが、距離が近すぎる。人の匂いを感じ取り、放っておけば何十分後に襲われるだろう。
淘汰は鹿子の様子をちらりと見た。普通なら神の気配を察して目を覚ましているところだ。それなのに眠り続けているということは相当疲れているのだろう。起こすのは少し忍びない。
「一人狩りに行って、もう一人ここに残る?」
そうだな、と殺嘉もその意見に賛成する。戦いの物音で追っ手に自分達の居場所を教えてしまうことになりかねないが、人に飢えた神を放っておくわけにはいかない。起きていれば鹿子だって同じ事を言うだろう。
「殺嘉、僕が鹿子様を守ってるから、君が行ってきてよ」
「ああ? なんでそうなるんだよ?」
今のところならまだ来ないだろう帝の兵や、来るかもしれない野犬などから鹿子を守るのと、無傷ではすまない下級神を狩るのとどちらが楽かは考えるまでもなく。
二人はしばらく無言でじっとりとにらみ合った。公平に葉っぱで籤引きをした結果、ハズレを引いたのは淘汰だった。
「淘汰ぁ、頑張れよー」
楽できる殺嘉は思い切り嬉しそうだった。
「ちぇっ、最近本当についてないよ。じゃ、そっちは頼んだからね」
淘汰は悪態をつきながら奥へ消える。
「さて、と。おとなしく待ってよ」
相棒に手を振ってから、殺嘉はまた木に寄りかかった。
虫の音色と鹿子の寝息が、聴くともなく耳に入ってくる。風が無いからか、鳴かない種類の神なのか、咆哮は聞こえない。これなら兵達にも気づかれることもないかもしれない。けれどその分、殺嘉にも淘汰の様子をうかがうことができなかった。
どれだけ時間が経ったのか。少しずつ空の紺が薄くなってきても、淘汰は帰ってこなかった。夜が明けかけている。だいぶてこずっているらしい。
鹿子がもぞもぞと動いた。傷が痛むのか、小さくうめいた。目を覚ましてしまったようだ。今いる場所を分かりかねているように、横たわったまま辺りを見渡す。
「あれ? 淘汰は?」
「ああ。荒ぶる神がいたようなんで、様子を見にいった」
「一人で? 駄目よ、あなたも行かないと」
「阿呆。一人でこんな森で寝てたら、お前、荒ぶる神においしくいただかれるぞ」
ぐったりと座ったまま、鹿子は殺嘉を見上げた。
「殺嘉。見てきてくれる? 心配だわ」
「ああ? お前ほったらかして助けに行った日にゃ、荒ぶる神のあとで俺が淘汰に狩られちまうわ」
だが、なおも鹿子は食い下がった。
「お願い、さっきいやな夢を見たの。それが気になるの。命令よ」
殺嘉は口を閉ざして考えた。夢のお告げ、という言葉もある。しかも鹿子は巫女なのだ。常人よりそういうことに敏感なはず。
それに鹿子が『命令』なんて言葉を使うのはかなり珍しい。
「うーん、そこまでいうなら仕方ねえ。ま、じっとしてりゃ兵達にも荒ぶる神にも見つからんだろうしな。絶対にここを動くなよ、待っていろ」
とうとう折れた殺嘉は、茂みの中へ消えていった。
遠慮がちに下草をわける音が遠ざかると、鹿子は腹を押さえ、そろそろと起き上がる。頭を持ち上げただけで、血がすべて抜き取られたようにめまいがした。苔の生えた木に手をつき、ふらふらと歩きだす。
「帝の兵はまだ村にいるかしら?」
蒼ざめた唇でつぶやく。夢など嘘だった。
巫女と従者は運命を同じにすることが多い。祓いに出て、荒ぶる神の狩りに失敗すれば仲良く死体になる場合が多いし、巫女が罪を犯せば従者も裁かれる。
殺嘉と淘汰に迷惑をかけるわけにはいかない。鹿子は、一人で禍刺のもとに行くつもりだった。昼間は気が動転していて、ろくに話す前に逃げ出してきてしまったが、もう一度きちんと説明をしたほうがいい。うまくいけば柚木様のことも信じてもらえるかもしれない。
それが駄目なら、淘汰と殺嘉は従者を解任したと言ってみよう。もう従者ではないのだから、巫女の罪を二人が償う必要はないと。我ながら無理のある言い訳だけれど、ひょっとしたらこちらの心情をくんでくれて、殺嘉と淘汰だけは不問にしてもらえるかも。
鹿子がいなくなったら、殺嘉は間違いなく淘汰に怒られるだろう。それが少しだけかわいそうだった。うろたえる二人を想像して、鹿子は少し苦笑する。
出血はそれほどひどくないはずだが、目がかすむ。歩くたびに腹が痛んだ。けれどいつ淘汰が戻ってくるかわからないから、立ち止まるわけにはいかなかった。
紺だった空が明るくなり、透明感のある水色になる。夜鳴く鳥は声をひそめ、入れ代わりにカラスや雀が鳴きだした。しかしまだ太陽は見えない。
そのとき、鳥の声に交じり、空気を切り裂く甲高い音が静寂を破った。見上げれば、銀の光が空を真二つに割っていく。遠くの隊に合図を送るための鏑矢だ。
「向こうに、帝の部隊がいる……」
鹿子はよろよろと矢の放たれた方向へむかった。奥へ行くにつれ下草の丈が高くなり、前が見えなくなる。衣が枝にひっかかり、派手な音をたてて袖が裂けた。酩酊した時のように考えが四散していく。茂みの中へと踏み込んだ鹿子は、急に足を下に引っ張られたような感覚を味わった。踏み止まろうと足に力を入れるが、つまさきを置く地面が無くなっている。踏み外した、と理解したときには、傷を負った巫女は崖から転がり落ちていた。
ろくに座る場所もない木々の間で、殺嘉は足を止め、指先で刀の柄を叩く。なんとか追っ手はまいたが、まだその辺りをうろついているだろう。
一瞬、立ちくらみのように目の前が暗くなり、木の幹に手をついた。火箸を押し付けられたような痛みを感じて横腹を押さえる。
傷はますます悪くなるようだった。どこかで傷が開いてしまったのか、ついさっき付けられた物のようにまた新しい血があふれ初めている。
「殺嘉、鹿子様が」
異変に気づいた淘汰が殺嘉を呼んだ。
「おいおい、大丈夫かよ?」
殺嘉は辺りを見回して、倒れた木の幹を見つけてくれた。幹全体が苔に覆われているから、岩よりは座りやすそうだ。
殺嘉の手を借りて、座らせてもらう。こんな非常時なのだから、巫女である自分がしっかりしないといけないのに情けない。生乾きの巫女装束が土に汚れているのも不愉快だ。
辺りはそろそろ日が落ち、薄暗くなり始めていた。空には早々と薄紙のような青白い月が出ていた。
「ここで休むしかないか」
殺嘉の提案に淘汰も頷く。
「火は焚けないね。見つかっちゃうから」
「仕方ねえな。近くの村には兵が張っているだろうし。村によらずにどこまで行けるか」 そもそも、どこに行くのか。永遠に逃げるなどできるはずがない。都へ行けば有無をいわさず処刑されることになるかもしれない。
「とにかく、色々なことは明日考えようよ」
淘汰は矢で掠ってしまった足を気にしている。だが、大した怪我ではないようだ。
鹿子は水筒から一口、水を飲んだ。
「向こうも夜のうちにはあまり動かないでしょう。一眠りしても大丈夫よね。二人とも休んで」
そう指示すると、鹿子は木に寄りかかるようにして目を閉じた。
「大丈夫、あれくらいの人数…… なんとか逃げ切れるはず……」
何か気配がして、淘汰は目を覚ました。あまり長く寝た気はしなかったが、月はいつの間にか西に傾いていた。髪を撫でる風に腐臭が混じっている。
まだ眠っている鹿子を起こさないように隣から離れ、木に寄り掛かって座ったまま眠っている殺嘉を揺り起こす。
「何匹いる?」
目が覚めると同時に状況を把握したのか、あくび混じりに言った。
「そうだね。たぶん一匹。下級神だ。そんなに強くないと思う。神気が小さいから」
荒ぶる神の気配がかすかな匂いのように漂ってくる。視界も狭くなる夜に、神を狩るなど避けるべきなのだが、距離が近すぎる。人の匂いを感じ取り、放っておけば何十分後に襲われるだろう。
淘汰は鹿子の様子をちらりと見た。普通なら神の気配を察して目を覚ましているところだ。それなのに眠り続けているということは相当疲れているのだろう。起こすのは少し忍びない。
「一人狩りに行って、もう一人ここに残る?」
そうだな、と殺嘉もその意見に賛成する。戦いの物音で追っ手に自分達の居場所を教えてしまうことになりかねないが、人に飢えた神を放っておくわけにはいかない。起きていれば鹿子だって同じ事を言うだろう。
「殺嘉、僕が鹿子様を守ってるから、君が行ってきてよ」
「ああ? なんでそうなるんだよ?」
今のところならまだ来ないだろう帝の兵や、来るかもしれない野犬などから鹿子を守るのと、無傷ではすまない下級神を狩るのとどちらが楽かは考えるまでもなく。
二人はしばらく無言でじっとりとにらみ合った。公平に葉っぱで籤引きをした結果、ハズレを引いたのは淘汰だった。
「淘汰ぁ、頑張れよー」
楽できる殺嘉は思い切り嬉しそうだった。
「ちぇっ、最近本当についてないよ。じゃ、そっちは頼んだからね」
淘汰は悪態をつきながら奥へ消える。
「さて、と。おとなしく待ってよ」
相棒に手を振ってから、殺嘉はまた木に寄りかかった。
虫の音色と鹿子の寝息が、聴くともなく耳に入ってくる。風が無いからか、鳴かない種類の神なのか、咆哮は聞こえない。これなら兵達にも気づかれることもないかもしれない。けれどその分、殺嘉にも淘汰の様子をうかがうことができなかった。
どれだけ時間が経ったのか。少しずつ空の紺が薄くなってきても、淘汰は帰ってこなかった。夜が明けかけている。だいぶてこずっているらしい。
鹿子がもぞもぞと動いた。傷が痛むのか、小さくうめいた。目を覚ましてしまったようだ。今いる場所を分かりかねているように、横たわったまま辺りを見渡す。
「あれ? 淘汰は?」
「ああ。荒ぶる神がいたようなんで、様子を見にいった」
「一人で? 駄目よ、あなたも行かないと」
「阿呆。一人でこんな森で寝てたら、お前、荒ぶる神においしくいただかれるぞ」
ぐったりと座ったまま、鹿子は殺嘉を見上げた。
「殺嘉。見てきてくれる? 心配だわ」
「ああ? お前ほったらかして助けに行った日にゃ、荒ぶる神のあとで俺が淘汰に狩られちまうわ」
だが、なおも鹿子は食い下がった。
「お願い、さっきいやな夢を見たの。それが気になるの。命令よ」
殺嘉は口を閉ざして考えた。夢のお告げ、という言葉もある。しかも鹿子は巫女なのだ。常人よりそういうことに敏感なはず。
それに鹿子が『命令』なんて言葉を使うのはかなり珍しい。
「うーん、そこまでいうなら仕方ねえ。ま、じっとしてりゃ兵達にも荒ぶる神にも見つからんだろうしな。絶対にここを動くなよ、待っていろ」
とうとう折れた殺嘉は、茂みの中へ消えていった。
遠慮がちに下草をわける音が遠ざかると、鹿子は腹を押さえ、そろそろと起き上がる。頭を持ち上げただけで、血がすべて抜き取られたようにめまいがした。苔の生えた木に手をつき、ふらふらと歩きだす。
「帝の兵はまだ村にいるかしら?」
蒼ざめた唇でつぶやく。夢など嘘だった。
巫女と従者は運命を同じにすることが多い。祓いに出て、荒ぶる神の狩りに失敗すれば仲良く死体になる場合が多いし、巫女が罪を犯せば従者も裁かれる。
殺嘉と淘汰に迷惑をかけるわけにはいかない。鹿子は、一人で禍刺のもとに行くつもりだった。昼間は気が動転していて、ろくに話す前に逃げ出してきてしまったが、もう一度きちんと説明をしたほうがいい。うまくいけば柚木様のことも信じてもらえるかもしれない。
それが駄目なら、淘汰と殺嘉は従者を解任したと言ってみよう。もう従者ではないのだから、巫女の罪を二人が償う必要はないと。我ながら無理のある言い訳だけれど、ひょっとしたらこちらの心情をくんでくれて、殺嘉と淘汰だけは不問にしてもらえるかも。
鹿子がいなくなったら、殺嘉は間違いなく淘汰に怒られるだろう。それが少しだけかわいそうだった。うろたえる二人を想像して、鹿子は少し苦笑する。
出血はそれほどひどくないはずだが、目がかすむ。歩くたびに腹が痛んだ。けれどいつ淘汰が戻ってくるかわからないから、立ち止まるわけにはいかなかった。
紺だった空が明るくなり、透明感のある水色になる。夜鳴く鳥は声をひそめ、入れ代わりにカラスや雀が鳴きだした。しかしまだ太陽は見えない。
そのとき、鳥の声に交じり、空気を切り裂く甲高い音が静寂を破った。見上げれば、銀の光が空を真二つに割っていく。遠くの隊に合図を送るための鏑矢だ。
「向こうに、帝の部隊がいる……」
鹿子はよろよろと矢の放たれた方向へむかった。奥へ行くにつれ下草の丈が高くなり、前が見えなくなる。衣が枝にひっかかり、派手な音をたてて袖が裂けた。酩酊した時のように考えが四散していく。茂みの中へと踏み込んだ鹿子は、急に足を下に引っ張られたような感覚を味わった。踏み止まろうと足に力を入れるが、つまさきを置く地面が無くなっている。踏み外した、と理解したときには、傷を負った巫女は崖から転がり落ちていた。
0
あなたにおすすめの小説
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる