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第6話 トカゲのプロフィール

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「まずは、ご苦労様と言おうか。無事でよかった」
 カシとダイキリが戻ってくるなり、ガウランディアが言った。
「館の皆は?」
 マイニャが主人を迎える子犬のように男二人の前に駆け寄ってくる。
「無事だよ。まったく、余計なことしやがって」
 カシの報告に、マイニャはほっと胸をなでおろした。
「徹夜、疲れた」
 大きなあくびをしかけたところで傷が痛んだらしく、ダイキリは急に体を丸める。
「あー、くっそ、腹立つな! あれからジュウタン回収するの大変だったんだぞ!」
 ガウランディアが見ていなかったら、その辺の壁でも蹴りつけたい所だ。
 たしかに、グレイには発信機を飲み込ませてやった。目的を果たしたのだから、こっちの勝ちと言ってもいいだろう。でも、奴を捕まえられなかった辺り、判定勝ちといった所だ。カシはカードでもスポーツでもスカッと圧勝しないと気がすまないタチだった。
「まあ、そうカリカリするな、カシ。もうしばらくしたら、奴らがどこへ帰っていくのかわかるだろう」
 ガウランディアはパズルから目を上げないまま、シッポの先でテーブルを指差した。銀色の天板に人数分のスクリーンがはめ込まれているテーブルの隅には、ホログラムの地図が置かれている。
 半透明の積み木でできたような立体映像の町並みを、赤い点が猛烈なスピードで進んでいた。その点の動きにあわせ、周りの映像が映り変わっていく。シッポなしの灰色とカゲは、バザールを抜け、高級住宅街へと入り込んでいるようだ。
 すっかりこの部屋に居ついたカエルが、珍しそうにそれを見ていた。
「しっかし、ムカつくな。絶対に後で泣かしてやるあの灰色トカゲ」
「シッポ無しの灰色トカゲか。随分と珍しい外見をしていたな。メインスクリーン、検索画面をよこせ」
 ガウランディア命令に合わせて、部屋の最奥にあるメインスクリーンに光が灯った。
「灰色のダイザー族で、シッポがない雇われゴロツキの事が知りたい。情報はあるか?」
 壁に貼り付けられた、薄いガラスのようなスクリーンに、『検索中』という緑色の無愛想な文字が画面に浮かぶ。
 ちなみにこのメインコンピューター、画面の前にかわいい女の子のホログラムを浮かび上がらせ、命令に合わせて『検索画面に切り替えますわ』とか『ただ今検索しています』とか応えさせる機能もあるのだが、ガウランディアはその設定をいつもオフにしていた。
 余計な機能を使っていると処理速度が遅い、というのがガウランディアの主張だ。(メモリはたっぷりあるのだし、実際はそんなことはないはずなのだけれど)
 暇なときは、呆れるダイキリを尻目に、ちょっとした潤いを求めるカシと合理主義者ガウランディアとの間で設定のオンオフ合戦が行われている。
「ちゃんと出てくるでしょうか? ダイザー一族は星全体を統一する組織はないと聞いています」
 マイニャが心配そうに言った。
 星々間の取り決めで、ある程度文明がある星はそれぞれの政府なり施設に新生児を登録することが決められている。そのデータは一つに纏められ、どこからでも閲覧できるよう管理されていた。カシはそれを見ようとしているのだろう。しかし、当然すべての星がその取り決めに従っているわけではないし、漏れなどいくらでもある。
「公(おおやけ)のデータなんか役に立たねえよ。俺達の使っているのは裏の情報網さ」
 違法で売買される武器の動き、ある人物が犯した前科、果てはとある歌手のある日の夕食。アンダーグラウンドの人間や物好きが欲しがりそうな情報を様々な所から買い取り、整理し売りつける情報屋がいる事は公然の秘密になっていた。
「それなりの金を払わなきゃなきゃならないけど、意外と使えるんだな、これが」
 画面にあのグレイの顔が大写しになる。
「ビンゴ! コイツだ!」
 カシが画面に向かって右ストレートを放つマネをしてみせる。
 写真の横には、年表が添えられ、グレイが何年に何をしたのか大ざっぱにだが書いてあった。
「本名『ケナビェイ』か。ふうん、爆破テロ、誘拐、強奪、結構がんばってますな。ま、そうじゃなきゃ情報網に載らねえか」
「まて、まだ続きがあるぞ。ほう、これは面白い。この男、五年前に死んでいるな」
 ガウランディアの命令で、年表の最後の一文が赤くなった。
「宇宙客船、陽気な雨傘(ファイン・アンブレラ)号に搭乗記録がある。その船は事故で沈んでるぞ」
 スクリーンが事故のデータを映し出した。
 なんでも、百人乗りの宇宙船が空中で爆発したという。原因は不明。乗客は当然全員死亡。それだけならまだしも、運悪く着陸直前、地表近くの事故で、破片が下の町に降り注ぎ、多数の死者が出た。
「百人乗りか。まあ、小さい方だな。よくある事故か」
 宇宙船の乗客が全滅するのは珍しい事ではない。真空の宇宙で爆発事故でもあれば、その船体は文字通りお星様になって消えてしまうし、宇宙のど真ん中で空気系統の事故があった場合は、生存者がいるのが珍しいくらいだ。
「公共船を使うには、どの星の民もDNAの渡航データを残す必要がある。密航を防ぐためにな。乗ったのはまず間違いないだろう」
「それにしても、よくあれだけの前科があって船に乗せてもらえたなこいつ。何のためのDNA検査だか」
「大方、ワイロを渡したか何かしたのだろう。これから違法な取引をしに目的地へ行く。その取引が無事終ったら、売上の何割かをやる、とでもいったところじゃないか。やれやれ、どれだけ複雑な機械で管理しても、それを扱う者の心は何年たっても進化しないのでは意味がない」
 ガウランディアはその事故に興味を無くしたのか再びパズルに没頭し始めた。
「乗務員、客、全員死亡……」
 ダイキリが、かすれた声でぼつりと呟いた。自分の両肩を抱いてにやらガクガクしている。
「おい、どうしたダイキリ。顔色が悪いぞ」
「乗りこむのは簡単だ。だが、船が港を離れたら下りられない。乗船の手続きだけをして、船に乗らないことはシステム状不可能。あの爆発からどうやって逃げ出した? あのシッポ無し、幽霊?」
「おーい、それぐらいで怖がるな。ミラルジュの星にも幽霊がいるなんて知らなかったぞ。どうやって逃げ出したかは知らねえよ。そりゃ、なんとかしたんだろうさ。ん? どうしたマイニャ。あんたも顔色悪いぜ。恐くなっちゃったかな?」
 マイニャは、小さな両手をテーブルの上に乗せて、堅く握っていた。桃色の唇が小さく震えていた。
「いえ…… 私の母がファイン・アンブレラの搭乗員だったもので」
 ツンと痛くなった鼻の付け根を、マイニャはほっそりした指で軽く擦った。
(母さんが死んだのはもう五年も昔のことで、もう慣れたつもりだったのに)
 便利だけれど気は利かないスクリーンが、でかでかとその事故の様子を映し出していた。宇宙に近いため、黒いくらいに晴れ渡った青空に、真昼の花火のように散る船体。小型の隕石のように、破片がふり注いでいく。
「お母さんは、この事故で?」
「ええ」
 マイニャは、どこか虚ろな目でスクリーンを眺めていた。カシは、なんとなくマイニャの視線を追う。
 スクリーンの青空に、爆発の煙だけがいつまでも消え残っていた。落ちていく機体の破片が、銀色の紙ふぶきのように輝いていた。
「きっと、お母様はあの鳥になられたんだわ」
 マイニャが指さした先を見て、カシは驚いて目を見開いた。破片の一つが、引力に逆らってふわりと舞い上がった。まるで意志を持っている白い鳥のように。その光は煙の後ろに隠れると、そのまま姿を消してしまった。
 もちろん、本物の鳥のはずがない。映像から見ると、アンブレラ号が爆発したのは鳥が飛べる高さよりさらに上のはず。それに、これほどの大爆発だ。仮にアンブレラ号のすぐ傍に鳥がいたとしても、爆炎で燃え尽きてしまう。きっと、軽い破片が強い風に一瞬舞い上がっただけだろう。
 たぶん、マイニャもそんな事はわかっているに違いない。ただ、母が亡くなったと認めるには悲しすぎて、鳥になったと思う事で自分をなぐさめようとしているのだろう。
「できた!」
 珍しく嬉しいという感情を前面にだした叫び声をガウランディアがあげた。
「パズルが完成したぞ。とりあえず、出来る分だけは」
 テーブルの上に、ちょうど半分だけ完成したパズルが乗っていた。銀色の板に、細い何本もの金属線で迷路のような模様が描かれている。その線に所々、ビーズのような部品が張り付いていた。
「なんだ? こりゃ」
 カシがつんつんとパズルをつついた。
「これは、集積回路ですわ」
「そう言えば、ユルナンは船の部品を売ってたんだっけな。まさか、新商品をライバルから守るために俺達に送った、っていうオチじゃねえだろうな」
 マイニャ達があれこれ話し合っている間に、ホログラムに飽きたのか、カエルがぴょんと跳ねた。テーブルの上に置かれたコップや食べかけのナンの間を抜けて、パズルの前に到着する。
「あら、どうしたの、カエルさん」
 カエルは水溜りの温度でも測っているようにそっと前足で銀色の板をつつく。本物の水のように、板は波紋を描いた。
「な、今、今の見ましたか?」
「ん? ああ。なんかちょっと動いたように見えたが。気のせい、だろ」
「いえ、気のせいなんかじゃ……」
 マイニャの正しさを証明するように、今度はもっと大きく金属板が揺らめいた。半分に千切ったような板は、パズルの境目も輪郭線も消え、水銀のように一つの大きな水滴になった。  書かれていた金色の回路がマーブル模様になって揺らめいている。その水滴は二、三回水揚げされた魚のようにぴちぴち跳ねるとすばやいナメクジのように動き始めた。
「な、な、な、」
 半分液体になった金属は、テーブルの上をはい、マイニャの前までやってきた。そして彼女の席につけられた個人用のスクリーンの上でぴたりと止まる。
 マイニャがそろそろと手を伸ばす。指は触れそうになった瞬間、水銀はテーブルとスクリーンの間に頭を突っ込んだ。
「待て!」
 テーブルの中に滑り込もうとしていた回路の端っこを、ガウランディアがつまんだ。テーブルに突き刺さった銀色のゼリーを引っこ抜くという滅多にない行動だ。
 テーブルから端が離れると、銀色のゼリーはもとの板になった。その板に切れ目が入ったかと思うとパズルになって、ばらばらに散らばった。
「な、なんだあ」
 少し気味悪そうにガウランディアがピースをつついた。さっきまでやわらかかったのが嘘のように、尖った爪は小さくはね返される。
「金属細胞ですわ」
 マイニャが大きな目をもっと大きくして、回路を見つめた。
「開発がされているという噂は聞いたことがありますわ。理論はできていても、細かな技術と莫大なエネルギーが必要で作り出すことは出来ないと聞いていましたが」
「キンゾクサイボウ?」
「簡単に言うと、人工的に作られた、生きている金属ですわ、ガウランディアさん。実際の生き物の細胞をベースに組み込んだ」
「生きている金属? いまいちピンとこないな」
「ようは金属と生物のいいとこどりですわ。金属でありながら、新陳代謝をするために絶対に劣化しない。細胞の分裂を利用して数をふやすことも可能」
「すげえ、ユルナンはそんな物まで開発してたのか?」
 機械いじりが趣味のカシは目をキラキラさせている。
「いえ。開発者は父ではありません。開発したのは誰か他の人だったはず」
 そうやってしゃべりながら、マイニャは鼓動が不快に速まるのを感じた。
 「このことについてこれ以上考えてはダメ」なんだか、心の中にいるもう一人のマイニャに、そう言われているような。
「どうやら、この金属細胞は機械の中にもぐりこむ性質をつけられているようですね。半分生き物ですから、そんなこともできるのです。この回路が、なんのための物か、それはわかりませんが」
「本当か。だとしたらこのままでは危なくてしかたない。カエル。このパズルを飲み込め」
 カシ意外の命令は素直に聞いてくれるユルナンのカエルが、長い舌でピースを一つ一つ飲み込んでいった。
「それで、その開発者の名前は?」
 ガウランディアが、容赦なく訊いてきた。
「名前は……」
 発信機のブザーがなって、マイニャの説明を遮った。
「グレイ、いや、不死身のケナビェイ君がおうちに到着したようだぜ」
 ケナビェイを示す点が、立体映像で造られた建物の中で光っていた。
 砂岩に似せたコンクリートで作られた、ドーム形の屋根を持つ左右対称の館。周りの壁にはキレイなツタの模様が掘り込まれている。
 どこにでもある中流貴族の館といったところだ。
「ん? この家、確か見たことあるぞ。持ち主の名前は……」
「ビスラ博士の館ですわ。父の知り合いの家です。と言っても、別荘というか実験用と言うか、仮の物ですが」
 なんだか、嫌な夢を見ているみたいですわ、とマイニャは思った。熱が出た時によく見る、自分の部屋の前に立っている夢。部屋の中で、何かコソコソ動き回っている気配がする。そこにいるのは真っ黒なお化けで、とっても恐い物だとわかっているのに、夢の中のマイニャはゆっくりと扉を開けようとするのだ。やめればいいのに。
「思い出しました。金属細胞の開発をしていたのは、ビスラ博士」
「メインスクリーン、ビスラのデータを出せ」
 映し出された写真には、丈夫そうな地球人の男が映っていた。短い金髪に、がっしりとした顔の輪郭。頬に短い角があるのは、異星の血が混ざっているのだろう。青い目はするどく、こっちを睨みつけているようだった。
 彼のプロフィールは、自伝でも出したら面白そうな物だった。子供時代は酷い貧乏で苦労していたらしい。けれど、ひょんなことからその頭のよさを金持ちに気にいられて、学校に通う金をもらっている。
「ふうん。地球で賞をもらっているな。銀河連邦カガク、なんだ?」
 ドラニュエル人には難しすぎる地球語だったらしい。
「化学発展貢献優秀賞。役に立つ発明をした人に与えられる賞ですわ」
 実は、ユルナンはその上の賞を受賞したのだが、自慢になりそうなので黙っておく。
「表はたいしたものだ。裏は酷いものだが」
「本当だ。燃料の知識を悪用して作った兵器を売って小金稼いでるな。うわ、恐え! ほとんどの星の民に効く高温爆撃兵器の開発の噂だとさ。証拠が無いんでおとがめなしだけど」
(見てしまったわ、お化けの正体を)
 金属細胞開発にたりなかったのは、細かな技術と莫大なエネルギー。ユルナンの会社は、宇宙船の細かい回路を造るのを得意としていた。ユルナン自身、他の誰よりもすばらしい技術者で、回路の知識は誰よりも深い。
 一方ビスラは燃料の開発が専門だ。いわば、エネルギーのスペシャリスト。おそらくこの金属細胞は父とビスラ、二人が共同で開発したのだろう。しかも、なぜか非公式に。
 マイニャは、大きく息を吸い込んだ。吐き気がしそうなほど大きくなった鼓動はそれでも落ち着いてくれなかった。
「ユルナンがどっかからこの金属細胞を取ってきて、半分だけ俺達に託したのまではわかった。で、この回路は何をするための物なんだ? まあ、慈善事業で使われるってことはないだろうけどよ」
「それは、私も、は、はっきりとは」
「ガウ嬢」
 会議の途中でやるように、ダイキリが軽く手を挙げた。
「疲れたんで、寝る」
 ガウランディアの許しも訊かないで、ダイキリがふらふらと立ち上がった。
「おい、大丈夫か。体が揺れてるぞ。そう言えば、お前ケガしてたんだよな」
 ダイキリの傷は布で覆われ、テープで止められていた。布の周りの皮膚が、赤紫に変色している。
「な、なんかヤバそうだぞ。垢だかバイ菌入ったんじゃないか? チッ、ダウザーめ。爪の間くらい洗え」
「それどころか、爪の先に毒でも塗ってあるかも知れんがな」
 そんなに心配していなさそうなガウランディアがぼそりと呟く。
「平気。一応応急処置済み」
 二、三回壁にぶつかりながら、ダイキリは部屋を出て行った。
「マイニャ。お前も部屋に戻れ」
 ガウランディアに呼びかけられ、マイニャはイヤな夢から覚めたようにハッとした。
「カシ達が館で暴れているとき、一緒に起きていたからな。少し寝たほうがいいぞ」
「はい」
「案内するよ。なにせ、空いてる部屋がたくさんあるから」
 マイニャは、大人しくカシに続いて部屋を出ようとする。
「カシ。お前も今日は作戦室に戻らなくていい。マイニャを部屋まで送ったら、自分の部屋で寝てろ」
「へ? 確かに徹夜明けだけど、今そんなに眠くないぞ」
「だったら、一人で歌でも歌ってろ! 私はしばらく一人で考えたい」
「へーへー。じゃあ、気まぐれなボスにケナゲに仕えてる自分に、お酒でも贈って褒めてあげることにしますわ」
 カシは、ヒラヒラと手を振った。ついでに凝った首を左右に振る。トサカのような髪がふわふわ揺れた。

 一人会議室に残されたガウランディアは、テーブルの上に片肘をついた。もう片方の手でトントンと机を叩く。シッポが床を叩く音も加わって、ちょっとした音楽を奏でているようだった。
 あの、生きている回路。何を考えたのかはともかく、ユルナンが創り出したのは事実だ。だとしたら、何のために?
(後で、もう一度マイニャに聞いてみるか)
 焦げ臭い匂いがして、ガウランディアはふっと我に返った。
 回路が入り込もうとしたスクリーンから、糸のように細い煙が上がっていた。
「故障か? おかしいな。メンテは最近したはずなのだが」
 ガウランディアは慌てて修理用のパネルを開ける。精密な機械から、蒸気になった冷却薬がむわっと立ち上った。
「まさか、さっきの金属なめくじと何か関係…… ヘクシッ!」
 纏めかけた考えは、蒸気にむせた自分のくしゃみで吹き飛んだ。ガウランディアは、小さく鼻をすすった。
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