44 / 44
どーしようか?
じゃ、生きますか。
しおりを挟む
私に同行するのは、兄月様だそーな。
え、兄君様から離れていいの?
……ああ、いいんだ。
兄君様と侯爵閣下がそう決めたんなら、それで構いませんとも。
わ~い、朧月二人しての逃避行だぁ。
そりゃ他の人間いらないね。
ついでに、確実に逃げおおせるね。
「もし万が一、サイモン殿下が何か仕掛けてくるとしても、君ら二人なら大丈夫。何とかなる……と、いうか」
兄月様、自分の朧月を思い返して半笑いになった。
「何とかするでしょ、君らなら」
ご信頼いただきまして、ありがとうゴザイマス?
兄君様、小声でぶつぶつと……。
「……貴族の子としてじゃなく、庶民の兄妹二人旅とかにすれば、まぁ……多分、何とか?」
呟きながら、小首を傾げる兄君様。
そーだね。
多分何とかなる……よね?
多分、おそらく、きっと(願望)。
侯爵家に到着。
そんな気がしてた、と、執事長と侍女長が、完璧な旅の支度(庶民バージョン)を準備してらした。
何でも?
最近襲撃してくる連中の中に、帝国出身の影働き、なんてヤバい連中が混じり初めて?
……本体様と私こと、朧月の関係を探り出そうとしてる?
どーやら、奇行子がヒマ潰しを始めたらしい。
私、そのお相手にロックオンされた?
うん。
迷惑。
それ以外のナニモノでもない。
まぁ、今は元近衛の侯爵家の分家の一つに嫁いだ形になってる本体様、それなり以上に幸せそうだって報告入っているし。
「暇潰しに出来るほど、我らは容易くないぞ?」
「……それなり以上に苦労させてあげましょう」
侯爵閣下と夫人がやる気だ!
いや、反応見せると悦ぶタイプだろう? あの奇行子。
華麗にスルーするのが、一番じゃないか?
……と、思うけど。
私と兄月様──これからは、普通に兄と呼ぶか──は、とっとと領地へと向かう。
さくさく行くか、まったり行くかは状況次第で。
瞳と髪色は、変えた。
手も、薬品で焼いてガサガサの平民のモノにした。
当然、兄も同様の処置を済ませた。
さて、と。
じゃあ、兄よ。
生きますか。
終わり。
本体様『……結果的に幸せになったから、まぁ……いいかな?』
奇行子『……逃がさないぞ。朧月……』
え、兄君様から離れていいの?
……ああ、いいんだ。
兄君様と侯爵閣下がそう決めたんなら、それで構いませんとも。
わ~い、朧月二人しての逃避行だぁ。
そりゃ他の人間いらないね。
ついでに、確実に逃げおおせるね。
「もし万が一、サイモン殿下が何か仕掛けてくるとしても、君ら二人なら大丈夫。何とかなる……と、いうか」
兄月様、自分の朧月を思い返して半笑いになった。
「何とかするでしょ、君らなら」
ご信頼いただきまして、ありがとうゴザイマス?
兄君様、小声でぶつぶつと……。
「……貴族の子としてじゃなく、庶民の兄妹二人旅とかにすれば、まぁ……多分、何とか?」
呟きながら、小首を傾げる兄君様。
そーだね。
多分何とかなる……よね?
多分、おそらく、きっと(願望)。
侯爵家に到着。
そんな気がしてた、と、執事長と侍女長が、完璧な旅の支度(庶民バージョン)を準備してらした。
何でも?
最近襲撃してくる連中の中に、帝国出身の影働き、なんてヤバい連中が混じり初めて?
……本体様と私こと、朧月の関係を探り出そうとしてる?
どーやら、奇行子がヒマ潰しを始めたらしい。
私、そのお相手にロックオンされた?
うん。
迷惑。
それ以外のナニモノでもない。
まぁ、今は元近衛の侯爵家の分家の一つに嫁いだ形になってる本体様、それなり以上に幸せそうだって報告入っているし。
「暇潰しに出来るほど、我らは容易くないぞ?」
「……それなり以上に苦労させてあげましょう」
侯爵閣下と夫人がやる気だ!
いや、反応見せると悦ぶタイプだろう? あの奇行子。
華麗にスルーするのが、一番じゃないか?
……と、思うけど。
私と兄月様──これからは、普通に兄と呼ぶか──は、とっとと領地へと向かう。
さくさく行くか、まったり行くかは状況次第で。
瞳と髪色は、変えた。
手も、薬品で焼いてガサガサの平民のモノにした。
当然、兄も同様の処置を済ませた。
さて、と。
じゃあ、兄よ。
生きますか。
終わり。
本体様『……結果的に幸せになったから、まぁ……いいかな?』
奇行子『……逃がさないぞ。朧月……』
190
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
【完結】婚約を解消して進路変更を希望いたします
宇水涼麻
ファンタジー
三ヶ月後に卒業を迎える学園の食堂では卒業後の進路についての話題がそここで繰り広げられている。
しかし、一つのテーブルそんなものは関係ないとばかりに四人の生徒が戯れていた。
そこへ美しく気品ある三人の女子生徒が近付いた。
彼女たちの卒業後の進路はどうなるのだろうか?
中世ヨーロッパ風のお話です。
HOTにランクインしました。ありがとうございます!
ファンタジーの週間人気部門で1位になりました。みなさまのおかげです!
ありがとうございます!
奪われ系令嬢になるのはごめんなので逃げて幸せになるぞ!
よもぎ
ファンタジー
とある伯爵家の令嬢アリサは転生者である。薄々察していたヤバい未来が現実になる前に逃げおおせ、好き勝手生きる決意をキメていた彼女は家を追放されても想定通りという顔で旅立つのだった。
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
持参金が用意できない貧乏士族令嬢は、幼馴染に婚約解消を申し込み、家族のために冒険者になる。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
セントフェアファクス皇国徒士家、レイ家の長女ラナはどうしても持参金を用意できなかった。だから幼馴染のニコラに自分から婚約破棄を申し出た。しかし自分はともかく妹たちは幸せにしたたい。だから得意の槍術を生かして冒険者として生きていく決断をした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる