1 / 36
1
しおりを挟む
「アリス・ランカスター!お前との婚約を破棄する!」
「…は?」
改めまして、こんにちは。
アリステラ・レイブンと申します。
レイブン辺境伯爵領という辺境…という名の田舎の伯爵家の長女をやってます。
家族構成的には、一応伯爵の父、母、兄、私の4人家族となってます。
祖父母も元気にしておりますが、とりあえず置いておきます。
さて。
今の状況はと言いますと。
兄の学院卒業の式典を見学に、という大義名分のもと王都見物と新しい本を読みに来た→式典も無事に終わり、兄を待っていた→会ったこともない初対面のヤツらが訳のわからないコトを叫んできた→今ココ。
私はまだ誰とも婚約していないハズなんだが。
…なんか面倒クサいな。
知らない集団が何やら叫んでいるが、相手にせずに兄を待つ。
お、丁度良いトコロに兄が来た。
「兄よ」
「何だ妹よ、待たせたか」
「私はいつ婚約したんだ?」
「初耳だな」
「てかさ」
「ん?」
「この人達は、どこのどなただ?」
目の前には、ムダに育ちの良さそうな男子生徒とその腕に絡みついている女子生徒。
その2人を取り巻いている男子生徒がーー5人か。
男女とも見た目は良いね。
見た目はーーね。
兄と話していたらば、女子生徒が何やら小型犬みたいにキャンキャンわめきだした。
「ウィル様!そんな女と話してはいけません!その女はこのワタシにさんざん嫌がらせをしてきたんですよ!」
…この女はいったい何を言っている?
兄と顔を見合わせて、首を傾げてしまった。
私は生まれてから昨日まで、領地から出たことが無かったのだが。
ついでに言うなら学院で教えるコト、教えてはいけないコト。人として知ってなきゃいけないコト、知らなくていいコト、むしろ知るんじゃない!なコト、などなど。ほぼ全部知っているがね。
書痴ナメんなよ。
本を読みたい、という欲望のみでありとあらゆる言語習得、他人様の家の本を読みたいがためのイロイロないけない魔法開発、等々常識を踏み外して15年、こんな状況にも心辺りあります。
さて。
「…は?」
改めまして、こんにちは。
アリステラ・レイブンと申します。
レイブン辺境伯爵領という辺境…という名の田舎の伯爵家の長女をやってます。
家族構成的には、一応伯爵の父、母、兄、私の4人家族となってます。
祖父母も元気にしておりますが、とりあえず置いておきます。
さて。
今の状況はと言いますと。
兄の学院卒業の式典を見学に、という大義名分のもと王都見物と新しい本を読みに来た→式典も無事に終わり、兄を待っていた→会ったこともない初対面のヤツらが訳のわからないコトを叫んできた→今ココ。
私はまだ誰とも婚約していないハズなんだが。
…なんか面倒クサいな。
知らない集団が何やら叫んでいるが、相手にせずに兄を待つ。
お、丁度良いトコロに兄が来た。
「兄よ」
「何だ妹よ、待たせたか」
「私はいつ婚約したんだ?」
「初耳だな」
「てかさ」
「ん?」
「この人達は、どこのどなただ?」
目の前には、ムダに育ちの良さそうな男子生徒とその腕に絡みついている女子生徒。
その2人を取り巻いている男子生徒がーー5人か。
男女とも見た目は良いね。
見た目はーーね。
兄と話していたらば、女子生徒が何やら小型犬みたいにキャンキャンわめきだした。
「ウィル様!そんな女と話してはいけません!その女はこのワタシにさんざん嫌がらせをしてきたんですよ!」
…この女はいったい何を言っている?
兄と顔を見合わせて、首を傾げてしまった。
私は生まれてから昨日まで、領地から出たことが無かったのだが。
ついでに言うなら学院で教えるコト、教えてはいけないコト。人として知ってなきゃいけないコト、知らなくていいコト、むしろ知るんじゃない!なコト、などなど。ほぼ全部知っているがね。
書痴ナメんなよ。
本を読みたい、という欲望のみでありとあらゆる言語習得、他人様の家の本を読みたいがためのイロイロないけない魔法開発、等々常識を踏み外して15年、こんな状況にも心辺りあります。
さて。
329
あなたにおすすめの小説
私ですか?
庭にハニワ
ファンタジー
うわ。
本当にやらかしたよ、あのボンクラ公子。
長年積み上げた婚約者の絆、なんてモノはひとっかけらもなかったようだ。
良く知らんけど。
この婚約、破棄するってコトは……貴族階級は騒ぎになるな。
それによって迷惑被るのは私なんだが。
あ、申し遅れました。
私、今婚約破棄された令嬢の影武者です。
特技は有効利用しよう。
庭にハニワ
ファンタジー
血の繋がらない義妹が、ボンクラ息子どもとはしゃいでる。
…………。
どうしてくれよう……。
婚約破棄、になるのかイマイチ自信が無いという事実。
この作者に色恋沙汰の話は、どーにもムリっポい。
今、私は幸せなの。ほっといて
青葉めいこ
ファンタジー
王族特有の色彩を持たない無能な王子をサポートするために婚約した公爵令嬢の私。初対面から王子に悪態を吐かれていたので、いつか必ず婚約を破談にすると決意していた。
卒業式のパーティーで、ある告白(告発?)をし、望み通り婚約は破談となり修道女になった。
そんな私の元に、元婚約者やら弟やらが訪ねてくる。
「今、私は幸せなの。ほっといて」
小説家になろうにも投稿しています。
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。
留学してたら、愚昧がやらかした件。
庭にハニワ
ファンタジー
バカだアホだ、と思っちゃいたが、本当に愚かしい妹。老害と化した祖父母に甘やかし放題されて、聖女気取りで日々暮らしてるらしい。どうしてくれよう……。
R−15は基本です。
姑に嫁いびりされている姿を見た夫に、離縁を突きつけられました
碧井 汐桜香
ファンタジー
姑に嫁いびりされている姿を見た夫が、嬉しそうに便乗してきます。
学園進学と同時に婚約を公表し、卒業と同時に結婚したわたくしたち。
昔から憧れていた姑を「お義母様」と呼べる新生活に胸躍らせていると、いろいろと想定外ですわ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる