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家庭内事故パート2。
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きゃんきゃんと五月蝿いセルマは、ん、と手を俺に差し伸べて。
起こせ、とな。
「お前、3歳児じゃないんだからさっさと起きろよ。それとも何か? そんなに床の上が好きなのか?」
ならばずっとそうしてろ。
ざっくりと切り捨てて、父母と弟の元へと向かう。
「……っ!」
背後で燃え滾ってるセルマは敢えて放置して。
改めて帰国の挨拶をしてると。
「……きゃっ」
「お兄さまのバカ!」
捨て台詞と乱暴にドアを開ける音。
そして走り去る愚昧。
背後を見れば、床に転げてるエルザ。
どうやらセルマを助け起こしたら、突き飛ばされたようだ。
災難だったな。
で、しばらく俺の留学先の話だの、俺が居ない間の話だの……何処の国にも脳内花畑なヤカラって居るモンだなーと4人でゲンナリしていると。
バタバタバタ……と走る足音がして。
「カイナンお兄さま! 何でセルマの事を追いかけて来てくださらないの? セルマが悲しみのあまり部屋を出たのだから、追いかけて来て慰めてくださるのが当然でしょう?」
あ?
何を言ってんだ、このバカ妹。
父は頭を抱え、母は胸を抑えて下を向き。
弟は……妙ーに良い顔になっている。
方向性は、ちょっと……かなりヤバい笑顔だ。
セルマはまったく気付いてない。
が、ガーフィールドは無言で首を振り、エルザはあわあわしている。
何だよ。
俺がナンとかしなきゃいけないのか?
起こせ、とな。
「お前、3歳児じゃないんだからさっさと起きろよ。それとも何か? そんなに床の上が好きなのか?」
ならばずっとそうしてろ。
ざっくりと切り捨てて、父母と弟の元へと向かう。
「……っ!」
背後で燃え滾ってるセルマは敢えて放置して。
改めて帰国の挨拶をしてると。
「……きゃっ」
「お兄さまのバカ!」
捨て台詞と乱暴にドアを開ける音。
そして走り去る愚昧。
背後を見れば、床に転げてるエルザ。
どうやらセルマを助け起こしたら、突き飛ばされたようだ。
災難だったな。
で、しばらく俺の留学先の話だの、俺が居ない間の話だの……何処の国にも脳内花畑なヤカラって居るモンだなーと4人でゲンナリしていると。
バタバタバタ……と走る足音がして。
「カイナンお兄さま! 何でセルマの事を追いかけて来てくださらないの? セルマが悲しみのあまり部屋を出たのだから、追いかけて来て慰めてくださるのが当然でしょう?」
あ?
何を言ってんだ、このバカ妹。
父は頭を抱え、母は胸を抑えて下を向き。
弟は……妙ーに良い顔になっている。
方向性は、ちょっと……かなりヤバい笑顔だ。
セルマはまったく気付いてない。
が、ガーフィールドは無言で首を振り、エルザはあわあわしている。
何だよ。
俺がナンとかしなきゃいけないのか?
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