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……で? っていう。
何もしないパート2。
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婚約者、婚約者……。
あの、まったく頼りにならない上に義妹の取り巻きになりかけてたヤカラですか?
あの騒ぎの時には、どこぞへと姿を消していたようだけどな。
妙なところで第六感発揮したのかね?
な~んて事を嘯き、茶をくいっと一口。
ほどよく温くなったので、大変飲み易くてけっこう。
おや?
垣根の方で、何やら動揺した気配が。
あと目の前の王妃サマが、妙にわくわくした表情になって。
なんか、ヤな予感?
「では」
そしてまたケーリッシュ嬢か口を開いて。
「今の婚約者の方に、未練は無い、という事でしょうか」
「無いですね」
きっぱり。
「……理由を伺ってもよろしくて?」
……ケーリッシュ嬢、さっきからずっと王妃サマの代弁者やってんのか。
ま、いいけど別に。
「……そうですね。一応仮にも婚約者の領地が大変な事になってるってぇのに、たった一言の労いもない男とか、ね? それに、元より義妹の方かお好みだったようで?」
ヤツの行動を見れば一目瞭然でしょう。
婚約者に会うって口実で、義妹と逢瀬繰り返してたし。
気付いた時には、ウチの街屋敷に「私」がいても、「義妹」に会いに来てましたし。
以前にも申し上げたと思いますが、私が在宅だと分かってて義妹と仲睦まじく過ごしてましたから。
婚約は解消だな、と前向きに検討しておりましたよ。
その前に、義妹が表舞台から姿を消したワケなんですけど、どうでしょうね?
それに、私めちゃくちゃ頑張ったので。
自力で領地復興できるくらい稼ぎましたし。
もう、ブラン侯爵家と縁を切ってもやってけますね、ウチ。
……なんだ、別に運送業にこだわんないで、冒険者で狩りメインで動いてた方が、早く復興資金貯まったかも。
気付いたの今か、とちょっとガッカリしていたら。
「や、ちょっと待ってくれんか!」
乱入者登場。
誰だ?
あの、まったく頼りにならない上に義妹の取り巻きになりかけてたヤカラですか?
あの騒ぎの時には、どこぞへと姿を消していたようだけどな。
妙なところで第六感発揮したのかね?
な~んて事を嘯き、茶をくいっと一口。
ほどよく温くなったので、大変飲み易くてけっこう。
おや?
垣根の方で、何やら動揺した気配が。
あと目の前の王妃サマが、妙にわくわくした表情になって。
なんか、ヤな予感?
「では」
そしてまたケーリッシュ嬢か口を開いて。
「今の婚約者の方に、未練は無い、という事でしょうか」
「無いですね」
きっぱり。
「……理由を伺ってもよろしくて?」
……ケーリッシュ嬢、さっきからずっと王妃サマの代弁者やってんのか。
ま、いいけど別に。
「……そうですね。一応仮にも婚約者の領地が大変な事になってるってぇのに、たった一言の労いもない男とか、ね? それに、元より義妹の方かお好みだったようで?」
ヤツの行動を見れば一目瞭然でしょう。
婚約者に会うって口実で、義妹と逢瀬繰り返してたし。
気付いた時には、ウチの街屋敷に「私」がいても、「義妹」に会いに来てましたし。
以前にも申し上げたと思いますが、私が在宅だと分かってて義妹と仲睦まじく過ごしてましたから。
婚約は解消だな、と前向きに検討しておりましたよ。
その前に、義妹が表舞台から姿を消したワケなんですけど、どうでしょうね?
それに、私めちゃくちゃ頑張ったので。
自力で領地復興できるくらい稼ぎましたし。
もう、ブラン侯爵家と縁を切ってもやってけますね、ウチ。
……なんだ、別に運送業にこだわんないで、冒険者で狩りメインで動いてた方が、早く復興資金貯まったかも。
気付いたの今か、とちょっとガッカリしていたら。
「や、ちょっと待ってくれんか!」
乱入者登場。
誰だ?
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