特技は有効利用しよう。

人は変わらない。

ここまで。

どこの国にもいろんな理由で燻ってる王族って居てさ。
そーゆーヤカラは、使い手の良い手駒を手に入れようとする。

他の大陸の話だけど、聖女と言っても過言ではない、教会預かりの平民のお子さまをかっさらって自分の望むように洗脳教育しようとした王族サマが居てな。

確か先王の兄だったか。

既にただの老害に成り下がってたらしいけど、妙なカリスマ性があったらしくて手駒はそこそこ揃ってたとか。

で。

老害は、お子さまを拉致監禁からの洗脳教育を仕掛けたが、教会の騎士団が優秀だったらしく。
お子さまの拉致を失敗させ、手駒どもを一網打尽。
老害を捕獲、からの教会法での処分を王に認めさせて。
老害は、自らが王となる、って望みを果たせずに、断頭台の露と消えた、らしい。




紐の先端──公国の第二公子の目的が公国乗っ取り──クーデターだとしても。

なんで私が阿呆第二公子に協力しなきゃならんのだ。

紐の先端ども、まとめて活火山の火口に放り込みたい。

スッキリするぞ？