何処の何方か知りませんが……。

庭にハニワ

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中央

その頃

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リリア・エムスはくつくつと滾っていた。
そう、煮豆を炊くように静かにくつくつと。

いつもなら、なんでも言う事を聞いてくれるハズの兄が、愛しい妹の事を放ったらかしにしたからである。
……そう。いつもなら妹のワタシの事を優先してくれるハズなのに、今日は。

「……~~~!!」

兄は、まだ帰ってこない。
一緒にいた王都では見かけないタイプの男達と一緒なのだろうか。
…ちょっと騎士達よりも荒々しいカンジの、男達。
遊んだら、さぞ楽しいだろうに。

「荒々しい男に、激しく求められたら……キャ」

優しいばかりの男は、飽きたのかしら。
自分の事なのに、他人事のように妄想していると、ようやく兄が戻ってきたようだ。

いつも通りの時間だが、なんとなく癪に障る。

お兄様、何をしてきたのかしら?



いつも通り、学園から戻ると。

「お兄様、ひどいわ!」

愛してやまない妹が、ぷりぷりと怒っていた。
そんな妹も、かわいい。
頬を膨らまして、唇を尖らせて。
睨んでるつもりの眼は、上目遣いで。
かわいい。

かわいい妹にデレデレしてると妹は。

「お兄様、今日何故ワタシを街中に放っていかれたの?」

プンスコしている妹。

怒っていてもかわいい。











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