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まったく使ってない。多分。
獣人族の見た目と中身は大違い。多分。
でも一般人2人には獣人族の人達の寿命はあんまり俺らと変わらない、ってことは黙っていた方が良いか?
彼ら獣人族は、俺らじゃ見た目で判断出来ないんだから、彼らに関わる時には大人と接するよーな態度で、ってのが無難だろうか。
ミヤさんが、ぼそっと言った。
「誰が相手でも、礼儀作法って大事だよね?」
その通りです、はい。
それから3日間は、部屋に籠もって改めてこの世界の常識とかの勉強会だった。教材はもちろん、禁止図書室の一般人向けの本。誰かに何かを要求したりしない、ただの本。それを使って、ひたすら知識を詰め込んだ。宿の部屋に引き籠もって、メシ食う時だけ宿の食堂に行く、みたいな。
…王城からガッツリ慰謝料貰ってきたから出来ることだよなー。
うん、宿の部屋を借り暮らしは、ムダに金がかかるな。
何か良い感じの魔法具とかないもんかね…。
旅に出て10日目。
移動手段と距離の問題で、時間がかかるのは分かるけど…なんかもどかしい。
ぶっちゃけ俺とミヤさんだけならば、姿と気配消して空飛んできゃいいんだが…一般人が2人居る。
まあ、しょうがないか。何でもかんでもヘビ様のおかげ…ってのもちょっとムリがあるし。
と、いう訳で。
今日も馬車で揺られている。
ぶっちゃけ舗装されてない道を、馬車でゴトゴト揺られて行くってことは、こまめに休憩しながら歩くよりはいいよな?ってスピードで進むしかないわけで。
…あの、俺らを召喚っつか、誘拐したマクリール国ってのは、本当に異世界人のムダ使い以外の何ものでもないな、うん。
いつもそう都合よく行くわけじゃあないだろうが、明らかに自分達よりも進んだ文化・文明のヤツが召喚されてきたら、その知識を生かそう、とか役立てようとか思わなかったんかね?
マジでただ単に、嫁と婿が欲しかっただけかよ。
バカじゃね?
…ああ、召喚した時点で自分達の言いなりになるように、細工するんだっけな…。
じゃあムリか。
自分達に都合の悪い、余計な事は箱に詰めてフタをして、雁字搦めに縛りあげた上で自分達と関係ない所に、そぉいっ!って投げ捨てるんだもんな。
異世界人達の意志とか知恵とか知識とか、そんなモンは要らん!って感じでさ。
そりゃあ進歩なんかしないわ。
…やっぱ、バカじゃね?
11日目。
村…ちょっと大きめらしい村に到着。
そして1泊。
翌日、何事もなく出発。
12・13・14日も何もなく。
15日目。3つめの…国境前最後の町に着く。
そして、またまた普通の宿を手配。
しかし何だな…。
王城から離れれば離れるほど多種多様な人種にお目にかかるね。
猫好きのスズが静かに狂喜してる。
そしてリッカさん…正直、リッカさんがモフモフ好きとは思わなかった。機嫌良くニコニコとしてる。
「コウ…リッカ君は確かに腐女子だけど、やっぱり女子なんだよ」
ミヤさん?
?と思ってミヤさんを見ると、微笑ましい光景を見るような目でケモノ萌えしてる2人を見ていた。
「女子って、基本的に可愛いモノが好きじゃないか。とりあえず可愛いければ何でもいいって勢いで。それにね…」
あれ?
ミヤさんの目線が、生温かくなった。
視線の先にはリッカさん。
「彼女…新しい扉を開いちゃったみたいだよ」
…は?
必要物資の買い出しに、町の中を歩いていると。
…尾行してくるヤツが多数。
ヘタクソなヤツ、普通のヤツ、妙に上手いヤツ。
…&、プロ。
でも全員気付かれてるという悲劇。
喜劇、か?
…基本的に、レベルが低い。
ダメじゃん。
呆れかえりながらも、きっちり買い出しして、宿に戻った。
ミヤさんに報告して、2人で半笑いになった。
翌日。国境の街に向けて出発。
俺が買い出ししてる間に、ミヤさんが手配していた馬車に乗り込み町を出る。
相変わらずの馬車の揺れに、つくづく嫌気がさしてくる。
一般人2人は、うつらうつらしてる。
夜、横になっていても身体が揺れてる感じが抜けないらしい。
熟睡出来るのは、何時になるやら…。
その日の夜。
街道沿いの休憩スペースで。
夕食の最中に、御者が消えた。
でも一般人2人には獣人族の人達の寿命はあんまり俺らと変わらない、ってことは黙っていた方が良いか?
彼ら獣人族は、俺らじゃ見た目で判断出来ないんだから、彼らに関わる時には大人と接するよーな態度で、ってのが無難だろうか。
ミヤさんが、ぼそっと言った。
「誰が相手でも、礼儀作法って大事だよね?」
その通りです、はい。
それから3日間は、部屋に籠もって改めてこの世界の常識とかの勉強会だった。教材はもちろん、禁止図書室の一般人向けの本。誰かに何かを要求したりしない、ただの本。それを使って、ひたすら知識を詰め込んだ。宿の部屋に引き籠もって、メシ食う時だけ宿の食堂に行く、みたいな。
…王城からガッツリ慰謝料貰ってきたから出来ることだよなー。
うん、宿の部屋を借り暮らしは、ムダに金がかかるな。
何か良い感じの魔法具とかないもんかね…。
旅に出て10日目。
移動手段と距離の問題で、時間がかかるのは分かるけど…なんかもどかしい。
ぶっちゃけ俺とミヤさんだけならば、姿と気配消して空飛んできゃいいんだが…一般人が2人居る。
まあ、しょうがないか。何でもかんでもヘビ様のおかげ…ってのもちょっとムリがあるし。
と、いう訳で。
今日も馬車で揺られている。
ぶっちゃけ舗装されてない道を、馬車でゴトゴト揺られて行くってことは、こまめに休憩しながら歩くよりはいいよな?ってスピードで進むしかないわけで。
…あの、俺らを召喚っつか、誘拐したマクリール国ってのは、本当に異世界人のムダ使い以外の何ものでもないな、うん。
いつもそう都合よく行くわけじゃあないだろうが、明らかに自分達よりも進んだ文化・文明のヤツが召喚されてきたら、その知識を生かそう、とか役立てようとか思わなかったんかね?
マジでただ単に、嫁と婿が欲しかっただけかよ。
バカじゃね?
…ああ、召喚した時点で自分達の言いなりになるように、細工するんだっけな…。
じゃあムリか。
自分達に都合の悪い、余計な事は箱に詰めてフタをして、雁字搦めに縛りあげた上で自分達と関係ない所に、そぉいっ!って投げ捨てるんだもんな。
異世界人達の意志とか知恵とか知識とか、そんなモンは要らん!って感じでさ。
そりゃあ進歩なんかしないわ。
…やっぱ、バカじゃね?
11日目。
村…ちょっと大きめらしい村に到着。
そして1泊。
翌日、何事もなく出発。
12・13・14日も何もなく。
15日目。3つめの…国境前最後の町に着く。
そして、またまた普通の宿を手配。
しかし何だな…。
王城から離れれば離れるほど多種多様な人種にお目にかかるね。
猫好きのスズが静かに狂喜してる。
そしてリッカさん…正直、リッカさんがモフモフ好きとは思わなかった。機嫌良くニコニコとしてる。
「コウ…リッカ君は確かに腐女子だけど、やっぱり女子なんだよ」
ミヤさん?
?と思ってミヤさんを見ると、微笑ましい光景を見るような目でケモノ萌えしてる2人を見ていた。
「女子って、基本的に可愛いモノが好きじゃないか。とりあえず可愛いければ何でもいいって勢いで。それにね…」
あれ?
ミヤさんの目線が、生温かくなった。
視線の先にはリッカさん。
「彼女…新しい扉を開いちゃったみたいだよ」
…は?
必要物資の買い出しに、町の中を歩いていると。
…尾行してくるヤツが多数。
ヘタクソなヤツ、普通のヤツ、妙に上手いヤツ。
…&、プロ。
でも全員気付かれてるという悲劇。
喜劇、か?
…基本的に、レベルが低い。
ダメじゃん。
呆れかえりながらも、きっちり買い出しして、宿に戻った。
ミヤさんに報告して、2人で半笑いになった。
翌日。国境の街に向けて出発。
俺が買い出ししてる間に、ミヤさんが手配していた馬車に乗り込み町を出る。
相変わらずの馬車の揺れに、つくづく嫌気がさしてくる。
一般人2人は、うつらうつらしてる。
夜、横になっていても身体が揺れてる感じが抜けないらしい。
熟睡出来るのは、何時になるやら…。
その日の夜。
街道沿いの休憩スペースで。
夕食の最中に、御者が消えた。
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