54 / 374
たまに食べると妙に旨い。
結果発表~。
一位、ミヤさん。…あんた…結構マジだったでしょ?
二位と三位はほぼ同着で、リッカさん、スズの順番だった。
俺?序盤で追い抜いて、先にゴールに着いて皆を待ってたさ。
…お前がトップじゃね~か、というツッコミは聞かぬ。
言い出しっぺは順位外さ。
お遊びのおかげで思いのほか早く現場に到着したことだし…。
さっさと行きますか~。
「あ、待って」
リッカさん?何です?
「ほかの人達はどうするの?」
ほかの人?何のこと?
おやつ欲しさに勝手にスタート地点に集まったヤツら?
知らんな~。
魔法ズルい?
俺始めに言ったよな?
付与魔法のおさらいって。
生身の身体だけだったら、人族が他の種族の人達にかなうわけ無いじゃん。
それ分かってて並んだヤツらのことなんか知らんわ。
放置だ、放置。
森の中で野宿…には、絶対ならないけど。
夜営に良さ気で目的地に近い場所、見つけるぞ~。
俺らは連れ立って、森に分け入って行った。
2時間後──息をきらせた獣人の、狼族の男が森の入り口に到着。
その後ポツリ、ポツリと犬族やら虎族やら…。
「…アイツら…俺達より速いって…」
「魔法すげーな、やっぱり」
「…あの人達の魔法性能がオカシいんですからね?」
人族の魔法使いもやって来た。
「あと本人達の身体能力もだな」
人族の傭兵部の…副部長…何やってんですか?
周囲がザワめく。
「あー、クソ。年かねぇ…。アイツら、アレで下級とか…サギだろ」
その後、参加者達はゆっくりとギルドに帰っていった。
受付で、コウが受付嬢のおばちゃ…おねーさんに頼んでおいた、参加賞の飴玉(余ったら、お好きにどーぞ)を貰って、それなりに満足していた。らしい。
残り僅かとなった甘味は争奪戦になり、大騒ぎになりかけた所で支部長に没収されたとか。
ちなみに、受付のおば…おねーさんは、最初に自分の分をキープしていた。
…やはり年の功…げふんげふん。
もくもくと森の中を進んで行く。
夜営に良いカンジの場所が見つかれば、今日はそこで早く休めるし、正直おやつが楽しみだそーだ。
…揚げたての、アツアツフライドポテトの方が良かったか?
天然の炭酸水見つけたから、とりあえずキープしてあるし。
ポテトとサイダーかジンジャーエール──コーラは作れなかった──とか、ジャンクな食い物、久しぶりになるし。氷は水属性魔法で作りゃいーしな。
今夜の夜営場所決めたら《壺中天(笑)》展開して、当人達に聞いてみりゃ良いか。
ちょっとした葛藤の末、チップスとフライドポテト、両方希望となった。
まーなー、たまに妙に食いたくなるのがジャンクフードってヤツだもんな~。
約束通り、ミヤさんは大盛にしておいた。
…皆、夕飯のこと考えて食うよーに。
はーい。…って、子供か。
「いや、むしろお前がお母さん…」
スズ…今日は夕飯いらない、と…。
「ぎゃ~」
「…胃袋掴まれてると、ツラいわ~。私も人のこと言えないけど」
おやつの流れでまったりしながらこの後、つか、明日からどうするかを話し合う。
予定より…つか、こっちの予想よりも多く採取しなきゃあいけなくなったわけなんだが。
1本の木から丸ごと全部取っていく…ってわけにもイカンだろ~し。
「まあ、半分は残しておかないとね、いろんな意味でね。生態系狂わせるわけにはいかないし」
「…あのおっさん達のワガママは、予想外だったもんな~」
「…じゃあどーするの?二手に別れてみる?私達全員で行動するよりは、早く集められるんじゃないかしら?」
ん~…。
リッカさんの言うことも、もっともだよな~。
「じゃあ、さ」
ミヤさんが言った。
「コウとスズ君、僕とリッカ君の二手に別れて採取しよう。何かあったら爆音あげるとか、念話飛ばすとかすれば良いでしょ?」
「年長組と年少組に分かれるんすね」
2チームにざっくりと命名したスズに。
「…たかが1年の差で年長呼ばわりされるとは思わなかったわ…」
リッカさん…そんなにしみじみ言わなくても…。
「あ、そーいや、さあ。コウ」
何?
「銀さん最近見てないけど、どーしたん?」
一位、ミヤさん。…あんた…結構マジだったでしょ?
二位と三位はほぼ同着で、リッカさん、スズの順番だった。
俺?序盤で追い抜いて、先にゴールに着いて皆を待ってたさ。
…お前がトップじゃね~か、というツッコミは聞かぬ。
言い出しっぺは順位外さ。
お遊びのおかげで思いのほか早く現場に到着したことだし…。
さっさと行きますか~。
「あ、待って」
リッカさん?何です?
「ほかの人達はどうするの?」
ほかの人?何のこと?
おやつ欲しさに勝手にスタート地点に集まったヤツら?
知らんな~。
魔法ズルい?
俺始めに言ったよな?
付与魔法のおさらいって。
生身の身体だけだったら、人族が他の種族の人達にかなうわけ無いじゃん。
それ分かってて並んだヤツらのことなんか知らんわ。
放置だ、放置。
森の中で野宿…には、絶対ならないけど。
夜営に良さ気で目的地に近い場所、見つけるぞ~。
俺らは連れ立って、森に分け入って行った。
2時間後──息をきらせた獣人の、狼族の男が森の入り口に到着。
その後ポツリ、ポツリと犬族やら虎族やら…。
「…アイツら…俺達より速いって…」
「魔法すげーな、やっぱり」
「…あの人達の魔法性能がオカシいんですからね?」
人族の魔法使いもやって来た。
「あと本人達の身体能力もだな」
人族の傭兵部の…副部長…何やってんですか?
周囲がザワめく。
「あー、クソ。年かねぇ…。アイツら、アレで下級とか…サギだろ」
その後、参加者達はゆっくりとギルドに帰っていった。
受付で、コウが受付嬢のおばちゃ…おねーさんに頼んでおいた、参加賞の飴玉(余ったら、お好きにどーぞ)を貰って、それなりに満足していた。らしい。
残り僅かとなった甘味は争奪戦になり、大騒ぎになりかけた所で支部長に没収されたとか。
ちなみに、受付のおば…おねーさんは、最初に自分の分をキープしていた。
…やはり年の功…げふんげふん。
もくもくと森の中を進んで行く。
夜営に良いカンジの場所が見つかれば、今日はそこで早く休めるし、正直おやつが楽しみだそーだ。
…揚げたての、アツアツフライドポテトの方が良かったか?
天然の炭酸水見つけたから、とりあえずキープしてあるし。
ポテトとサイダーかジンジャーエール──コーラは作れなかった──とか、ジャンクな食い物、久しぶりになるし。氷は水属性魔法で作りゃいーしな。
今夜の夜営場所決めたら《壺中天(笑)》展開して、当人達に聞いてみりゃ良いか。
ちょっとした葛藤の末、チップスとフライドポテト、両方希望となった。
まーなー、たまに妙に食いたくなるのがジャンクフードってヤツだもんな~。
約束通り、ミヤさんは大盛にしておいた。
…皆、夕飯のこと考えて食うよーに。
はーい。…って、子供か。
「いや、むしろお前がお母さん…」
スズ…今日は夕飯いらない、と…。
「ぎゃ~」
「…胃袋掴まれてると、ツラいわ~。私も人のこと言えないけど」
おやつの流れでまったりしながらこの後、つか、明日からどうするかを話し合う。
予定より…つか、こっちの予想よりも多く採取しなきゃあいけなくなったわけなんだが。
1本の木から丸ごと全部取っていく…ってわけにもイカンだろ~し。
「まあ、半分は残しておかないとね、いろんな意味でね。生態系狂わせるわけにはいかないし」
「…あのおっさん達のワガママは、予想外だったもんな~」
「…じゃあどーするの?二手に別れてみる?私達全員で行動するよりは、早く集められるんじゃないかしら?」
ん~…。
リッカさんの言うことも、もっともだよな~。
「じゃあ、さ」
ミヤさんが言った。
「コウとスズ君、僕とリッカ君の二手に別れて採取しよう。何かあったら爆音あげるとか、念話飛ばすとかすれば良いでしょ?」
「年長組と年少組に分かれるんすね」
2チームにざっくりと命名したスズに。
「…たかが1年の差で年長呼ばわりされるとは思わなかったわ…」
リッカさん…そんなにしみじみ言わなくても…。
「あ、そーいや、さあ。コウ」
何?
「銀さん最近見てないけど、どーしたん?」
あなたにおすすめの小説
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜
シャチ
ファンタジー
タリム復興期を読んでいただくと、なんでミリアのお母さんがぶっ飛んでいるのかがわかります。
アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。
前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。
一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。
そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。
砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。
彼女の名はミリア・タリム
子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」
542人の帝国将兵を死傷させた狙撃の天才
そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。
このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。
他サイトに掲載したものと同じ内容となります。
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
今、私は幸せなの。ほっといて
青葉めいこ
ファンタジー
王族特有の色彩を持たない無能な王子をサポートするために婚約した公爵令嬢の私。初対面から王子に悪態を吐かれていたので、いつか必ず婚約を破談にすると決意していた。
卒業式のパーティーで、ある告白(告発?)をし、望み通り婚約は破談となり修道女になった。
そんな私の元に、元婚約者やら弟やらが訪ねてくる。
「今、私は幸せなの。ほっといて」
小説家になろうにも投稿しています。
最後に言い残した事は
白羽鳥(扇つくも)
ファンタジー
どうして、こんな事になったんだろう……
断頭台の上で、元王妃リテラシーは呆然と己を罵倒する民衆を見下ろしていた。世界中から尊敬を集めていた宰相である父の暗殺。全てが狂い出したのはそこから……いや、もっと前だったかもしれない。
本日、リテラシーは公開処刑される。家族ぐるみで悪魔崇拝を行っていたという謂れなき罪のために王妃の位を剥奪され、邪悪な魔女として。
「最後に、言い残した事はあるか?」
かつての夫だった若き国王の言葉に、リテラシーは父から教えられていた『呪文』を発する。
※ファンタジーです。ややグロ表現注意。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載。