パートのおばちゃん達が聖女召喚された件

庭にハニワ

文字の大きさ
7 / 69
孫が居るんだけど…。

やっぱりノン気だおばちゃん達。

ハニートラップ前提で迎えた聖女達は、人の年齢では老婆扱いされる方々だった。
まぁ、孫がいるとか言ってたが、時を戻して若返った上で、見目良い男達にチヤホヤされれば考えも変わるだろう。
……あの吉田、とか言う聖女は妙にコチラの裏情報に詳しいのでちょっと……かなりやり辛いが。
今だって他の聖女達は素直に藍茶とカリン樹の実を食べているのに、一切手出ししようとしない。
用心深すぎないか。
一口でも食べてくれれば、時戻りの術が掛かりやすいのだが。

「ノン気に茶菓子楽しんでる場合じゃ無くない?」

吉田さんの言葉に、枝野さん。

「いやお腹すいちゃって」
「喉もかわいたし」

片桐さんも同調する。

「これ見た目微妙だけど味は良いのね。……ナッキーに貢ぎたいわ」

藤本さんは、推しの歌手への貢ぎ物を物色していた。
ビジュアル系ニューウェイヴ演歌歌手ってなんだソレ。
気を抜くと推しの話か滔々と……。
ドーム公演3Daysとかチケットがどーの、休み希望だの……。
とりあえず、チケット押さえてから要相談ってコトで。
ナッキー……夏川純之介とか言ったかな。
なんでナッキー? ソコは純ちゃんとかじゃないの? との疑問に、藤本さん、推しの話で嬉しかったのだろう。
めっちゃ良い笑顔で。

「事務所の先輩に、相模原純一郎クンがいるから。彼が純ちゃん呼びされてるからナッキーなのよ♪」

ソコ、なっちゃんでも良くない?


吉田さん、1人真面目に。

「ワタシら帰らないとまずいですよね」
「ん~~、吉田さん、美味しいから吉田さんもよばれなさいよ」

片桐さん、得体のしれないお茶(?)が、かなり気にいったようだ。

「まぁ帰れるなら帰りたいわ」
「片桐さんトコもお孫さん産まれるんですよね」

得体のしれないお茶を飲みながらも、片桐さん、産まれてくるであろうお孫さんが気になってる。
でも茶碗は手放さない。

オススメされても茶に手を出さない吉田さん。
何で? と聞いてくるのにサラリと。

「いや、この世界のモノ飲み食いしたら帰れなくなるとか言いださないかな、と」




感想 0

あなたにおすすめの小説

処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う

遊鷹太
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。 これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

一樹
ファンタジー
とある学校の卒業パーティでの1幕。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる

国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。 持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。 これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。

私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい

あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。 誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。 それが私の最後の記憶。 ※わかっている、これはご都合主義! ※設定はゆるんゆるん ※実在しない ※全五話

神々に見捨てられし者、自力で最強へ

九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。 「天職なし。最高じゃないか」 しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。 天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。

おばさん冒険者、職場復帰する

神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編。 リーナ視点が主です。 ----- また続けるかもしれませんが、一旦完結です。 ※小説家になろう様にも掲載中。

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!

IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。  無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。  一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。  甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。  しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--  これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話  複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています