パートのおばちゃん達が聖女召喚された件

庭にハニワ

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貴族ってソンナなの?

次の日。

お泊まりして。
異世界二日目の朝。
とりあえず良く寝たおばちゃん達。
食堂に集まったところで問題発生。

「ねぇアタシのペンダントヘッド知らない?」

枝野さんが困った~といった顔で言った。

「枝野さんのペンダントヘッドって、こないだワタシが銀線巻いて作った……?」
「そう、吉田さんに細工してもらった水晶玉。孫か神社でご祈祷済みの御守りを買ってきてくれたヤツ」
「あれ一センチくらいの玉でしたよね?」
「アタシも~。ナッキーのと同じ石の数珠行方不明~。見かけなかった?水色の不透明な石……たしかラリマー」
「え~っ……てワタシのペンダントヘッドも無い。ワタシのエレスチャル……」
「みんな……実はアタシも。指輪の石が無いの。石だけ取れちゃったのかな?ちっちゃいダイヤなんだけど」
「メレダイヤですよね? 取れるような細工じゃなかったと思いますけど。枝野さんのはご祈祷済みのクリスタル。藤本さんのラリマーはペクトライト。ワタシのエレスチャルは骸骨水晶……」
「吉田さん……あいかわらず無駄に詳しいのね」

ってか骸骨水晶って不穏な名前。

聞いた事の無い石の名前がつらつらっと出てきて、森の人はついていけない。
クリスタルくらいしか分からん。

わきゃわきゃしているおばちゃん達に、森の人は言った。

「えと、皆さんの無くされた石はひょっとして何らかのパワーを秘めたモノですか?」
「基本パワーストーンですケド?」
「……皆さん、ご自分の姿よりも紛失した石の方が気になるんですか?」

おばちゃん達は、若返っている。
今の姿は少女より少し年齢を重ねた……二十代前半くらいのモノだ。
だがそれよりも。

「天然石に同じモノは無い!」

吉田さん……こだわりがスゴい。






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