少女幻想紀行~隣の世界の歩き方~

居良街夫

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入団試験

入団試験 2

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 二日目、エストアズーロ入団まであと六日。
 朝食後、食堂にはフィエリス、セロシア、ルメリアの三名が残っていた。アザミは運動着に着替えるため自室に戻っている。その間に今後の方針について三者の間で話し合いが交わされていた。
 「セロシアさん、昨日の修練についてはどう思いますか? 」
 「ルメリアさんの魔法によって発生した魔力を元に、アザミ様ご自身の手で魔力を膨張させていらっしゃいました。制御を失っていたとはいえ、初回で魔力のコントロールにほとんど手をかけていた事実は僥倖と見るべきでしょう」
 前日の修練においてフィエリスと共に離れた位置から全体の様子を観察していたセロシアは、その内容についておよそ肯定的な評価をしているようだ。だが問いかけたフィエリスは対照的にその表情に少しばかり影を落としている。
 「確かに、魔力を操る資質はちゃんと持ってるみたい。でもまだまだ未熟なのも事実」
 フィエリスが気にかけていたのは魔力の暴走だった。昨日の修練中にも暴発の危険はあった。かろうじてアザミが膨張させた魔力を間一髪のところで放出したため庭に大きな穴が開いただけで済んだが、もしあのまま膨張した魔力が魔法の杖の内部で爆発していれば魔法の杖自体が崩壊していた可能性も十分にある。
 「今あの魔法の杖とその使用者であるアザミちゃんを失うわけにはいかない」
 フィエリスにとって、何よりも重要視しているのは魔法の杖の存在だ。アザミはあくまでもそれを扱うことの出来る人間に過ぎない。だが現状他に魔法の杖を扱うことの出来る該当者がいるわけでもない。アザミを草原から屋敷に連れてきた際に、フィエリスを含む三者はいずれも魔法の杖が発する魔力に干渉することができないということを確認している。魔法を使用した際に自動的に反応する魔力を除けば、魔法の杖から魔力を引き出すことができるのはアザミのみが有する資質だ。だから今のところ魔法の杖とアザミの価値は、フィエリスの中では同等の位置にある。それはつまりアザミの他に魔法の杖を使用できる存在が現れれば、簡単にアザミの立場が揺るがされるという意味でもある。もっともそのような存在が簡単にフィエリスの言うことを聞くという保証も無いのだが。
 「ルメリアさんはどう思います? 」
 フィエリスはアザミの修練を二人よりも間近で見ていたルメリアに意見を窺う。
 「お嬢様の懸念通り、魔法の杖が使用不能になる可能性は捨てきれません。昨日のアザミ様の様子を近くで観察していても、アザミ様の魔力操作はとても不安定なものでした。本日以降の修練では魔力の安定を重点的に鍛えていくべきかと」
 「なるほど、何日ぐらいかかりそうですか? 」
 「余裕を持って見れば四日、短くても三日は必要でしょう」
 「第二段階で三、四日ですか。残りの工程を考えればあまり猶予があるとは思えませんね……。セロシアさん、大丈夫なんでしょうか? 」
 「第三段階以上を目指すのであれば心許ない日数ではありますが、当初の予定通り第二段階までで留めておいて、残りの過程をエストアズーロの現場で達成していただくのであれば問題はないかと。本来第一段階である魔力量の変動には三日間の日程を予定していました。そして魔力の安定を目指す第二段階の修練と合わせて、一週間の修練日程を組んだつもりです」
 セロシアの説明通り、本来アザミの魔力修練は第二段階で終了する予定だった。だが前日の修練において、アザミは三者の予想を上回る速さで魔力の操作を実現させている。そこでセロシアが提案したのが、第三段階と第四段階のプログラム追加だった。
 「私も少々浮かれていたのかもしれません。アザミ様があまりにも早々に魔力のコントロールを行ったのを見てこの方ならあるいは、と。ですが制御を失われていたということは、安定に適性が無いとも考えられます。それに第三段階は可能性として有り得るものを提案したつもりですが、第四段階については私の憶測に過ぎず、ただの机上の空論でしかないということもあります」
 セロシアの弁を受けてフィエリスは結論を出す。
 「では残りの日程をすべて使って魔力の安定を目標に修練を進めていきましょう。もしアザミちゃんの進行状況が良ければ第三段階も視野に入れます。具体的には、そうですね、あと三日で完全に魔力が安定すれば、修練を第三段階に移行させます。それ以降に安定させられるようになった場合は、アザミちゃんには休んでもらいましょう。第四段階についてはこの期間中には考えないものとします」
 二人に今後の予定を伝えたフィエリスは、息を吐きながら窓の外を見た。陽射しは強く、庭先に容赦なく熱波を叩きつけている。今日の気温は昨日以上に高くなるような気がした。

 先に庭に出て準備運動をしていたアザミは、屋敷から出てきたフィエリスから修練の説明を受けた。
 「魔力の安定ですか」
 「ええ、アザミちゃんは昨日みたいにルメリアさんの魔法で発生した魔力をコントロールするように意識してほしいの。魔力を増やしたり減らしたりして、ある程度の量を保ち続けるイメージでやってみて。できる? 」
 「増やしたり減らしたり…………わかりました、やってみます」
 昨日の修練によって魔力を増やすイメージは何となくアザミの中にあった。だから問題なのは魔力を減らすイメージだ。ルメリアが一度目に魔法を行使した際は、魔法の杖に灯った光は自動的に消滅した。つまりアザミは一度も自力で魔力を減らしたことが無い。膨張した魔力を魔法の杖から取り除いたのは、昨日の修練でも草原で黒衣の襲撃者を撤退させた時も、どちらも魔力の放出によってだった。魔力を減らせと言われても、いまいちイメージがしにくいのだ。
 アザミは手元の魔法の杖を見る。宝石によって作られた刀剣状の物体は、今はただ静かに太陽の輝きを乱反射しているのみだ。
 「アザミ様、ご準備はよろしいですか? 」
 いつの間にか近くに立っていたルメリアがアザミに話しかける。アザミはルメリアの方へと向き直り、魔法の杖を正面に構える。
 「はい、お願いします! 」
 アザミの返事を受けて、ルメリアは両手の掌を上に向けて開いた。左手は空だが右手には一つの小石が握られている。
 「昨日の様にアザミ様自身を転移させるには使用する魔力が多いため、また暴走させてしまう危険があります。ですので本日は私の両手の間でこの小石を転移させ続けます。アザミ様はそこで発生する魔力を拾って、その魔力を安定させるように心がけてください」
 「わかりました」
 ルメリアは手の上の小石を右手から左手へ、左手から右手へと一定のテンポで転移させている。まるで二ページのパラパラ漫画を延々と捲ったり閉じたりしているような映像だ。アザミの魔法の杖も小石の移動に合わせるように、淡い光を明滅させている。
 (まずは、魔力を増やす)
 心の中で呟いてイメージする。すると魔法の杖の中の光は徐々に輝きを増していく。だが……
 (ダメだ、これじゃ昨日と同じ……! ) 
 光が完全に膨らみ切る前に、魔法の杖を横方向へと薙ぎ払う。膨張した魔力が外部へと放出され、地面を穿った。前日と同じ状況だったためか、判断は早く、魔力放出もスムーズに行えた。それでも庭に刻まれた傷跡は鮮明だ。
 アザミから距離を空けて設置されたパラソルの影で観察していたフィエリスも、うなだれて嘆息してしまう。
 「うーん、そう上手くはいかないかー」
 フィエリスはアウトドア用のチェアから立ち上がってアザミに声援を送る。
 「アザミちゃーん、ドンマイドンマーイ! 昨日よりも反応は良くなってるから、その調子で頑張ってー」
 アザミはフィエリスの声援に手を振って応える。そして手に持った魔法の杖へと目を落とした。
 やはり、魔法の杖の内部で発生した魔力は、膨張するばかりで縮小する気配は無い。だが量を削ぐにも、放出を行えば全ての魔力が無くなってしまう。
 いくら悩んだところでそれらしい解決策は見つからない。
 「ルメリアさん、もう一回お願いします」
 「了解しました」
 だから何度でも、たとえ同じ結果になったとしても、とりあえず繰り返すしかない。魔力を操る感覚を掴むまでは、考えたところで答えなど出る筈も無いのだから。
 ルメリアは小石の転移を再開させる。アザミも魔力を膨張させては放出させ、また膨張させては放出を繰り返した。
 「お疲れ様、アザミちゃん。今日はこの辺にしておきましょ」
 フィエリスに言われるまで時間も忘れて魔力のコントロールに励んでいたらしい。気づけば日は西の彼方に沈み、空には星々が顔を出していた。辺りを見渡すと、魔力放出によって生み出された大小無数のクレーターが、庭のあちこちに出来ている。着ている運動着もアザミの一日分の汗を吸って、かなり重たくなっていた。
 結局長時間の修練にもかかわらず、この日の成果は殆ど得られなかった。

 三日目、エストアズーロ入団まであと五日。
 昨日と同じく庭に出ての修練だ。だが流石に前日と前々日の修練の影響で穴だらけになった庭をそのまま使う訳にもいかず、まずは地面を均すところから始まった。先日までの庭仕事が功を奏したのか、アザミは音を上げることなく庭の凹凸を均していく。
 こうやって庭を整備していると、こちらの世界に来る前の現世での生活が思い出される。アザミ自身は部活動に所属することはなかったが、放課後帰り際に運動部がグランド整備をしている光景をよく見かけた。夕焼けの中で荒れた土のグランドを均す部員の姿が、なぜかとても印象的だったのだ。チャイムが鳴り、その日の努力の痕跡を消す作業が刹那的な行為に思えて、アザミに得も言われぬ寂寥を抱かせる。もう二度と戻ることの無い時間を、その行為によって逆説的に記憶に刻み付けるようで、悲しげな景色に思えてならなかった。
 アザミが思い出に浸りながら庭の整備をしていると、あることに気付いた。それは地面に穿たれた穴が大小あるという点だ。一番大きいものはアザミが初日に魔力を暴走させかけて空けた特大のクレーターに違いないだろう。だが小さいものに関しては、昨日の、特に後半に作られたものが殆どである。つまり、アザミは魔力の膨張と放出を繰り返すにつれ、そのエネルギーを自覚のないままに徐々に制限していたのだ。
 (もしかすると……!)
 アザミはあることに思い至った。それは昨日一日かけても気づかなかった、魔力の安定への突破口。見出した光明は、果たして正しいものなのか。アザミのこの日の修練は、それを確かめるためのものとなった。
 その日の修練も昨日と同じものだった。ルメリアが左右の手に交互に小石を転移させる魔法から、魔力を発生させ、それを元に安定を図る。だが前日と異なる部分があるとすれば、それはスピードだろう。アザミはフィエリスから言われた「増やしたり減らしたり」という方法を一切守ろうとせず、魔力を膨張させては放出し膨張させては放出するという行為をひたすら超スピードで繰り返している。それは一見、敢えて同じ失敗を何度もしている様に見える。何度も何度も、まるでスコップで掘った穴に再び土を入れて埋めていく作業を延々とさせられているかのように。しかし、回数を経るごとに放出される魔力量は減っていき、最終的には地面を抉ることなく魔法の杖の周囲に風の様になって循環するようになった。高速で繰り返される魔力の膨張と放出は、魔法の杖の内部ではなく周囲で次第に安定するようになっていった。
 「アザミちゃん、これは……!? 」
 フィエリスが驚いたような表情でアザミに問いかける。
 「魔法の杖の魔力を安定させました。ただし魔法の杖の中で安定させるんじゃなくて、その周りで。どうしても魔法の杖で発生した魔力を縮小させることができなかったので、だったらいっそのこと一旦外に出して、それをまた魔法の杖に取り込んだらどうなるんだろうって考えたんですけど、どうやら成功したみたいですね」
 その時のアザミの表情はとても満足げなものだった。もしかしたら夕焼けの中の彼らもこんな気持ちだったのかもしれない。だとしたらグランド整備もそんなに悪いもんじゃないな、と思った。
 ともかく、こうしてアザミはセロシアの予定した第二段階の工程をわずか二日間で達成させたのだった。



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