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私は今、無性に空腹と睡魔と戦っています。
しかし、そんな私の事など気にもせず、今まさに行われている、私が多忙で最初の数日しか通えていなかった学園の卒業パーティーに強制的に連行されたと思えば、訳もわからず、中央に投げ出され、王子の護衛の方に頭を押さえつけられ床にへばりついている最中です。
私からしてみれば、何もしていませんのに、あぁ…結局はこんな結末になってしまったんですね。
と、思いました。
自己紹介が遅れましたわね。
私、公爵令嬢のユリアーナ=バーゼングラスと申します。
そしてここは日本でも流行った、某乙女ゲーム『夜空の星の下で愛の結晶を貴方と…』といった世界に似た現実です。
ここ、重要。
ゲームではなく、れっきとした現実せかいです。
私がこの世界に転生したのは3歳の頃でした。
ベッドから落ち頭を打ったせいか、前世の記憶が蘇り、7歳で自分が王子殿下の婚約者でありヒロインの恋敵であり、イジメをする悪役令嬢であったと思い出せば、最初は戸惑いましたが、私の精神はれっきとした大人です。
間違えないで下さいませ?
婚約者がいるにも関わらず、浮気するような糞野郎を誰が好きになるかっつうの。
しかし、王子と婚約しないよう回避しようと思いましたが、運命は残酷ですね。
ゲーム補正と言うべきでしょうか?
結局、殿下と婚約することになってしまい、それからが毎日大変でした。
本当に本当に大変でした。
王子妃教育から、国家に関わる案件を寝る間も惜しんで書類を捌き…早7年…
まともに学園生活も送れず卒業になり、今に至ります。
そしてあろうことか、上段に上がり1人の女性を囲い、王子含め5人の男性が私を睨みつけるように見下ろしてます。
「よくもまぁ、俺の前に姿を見せれたな?ユリアーナ。ユリアーナ=バーゼングラス、今日をもって貴様との婚約は解消する!そして今、俺の愛するナーベラと婚約し正妃にする!よって、貴様がナーベラにしてきた数々の醜い嫌がらせの罪をこの国に置くわけには行かず、よって、貴様を国外追放により帝国に送る事に決めた!異論は認めん!!」
殿下のその言葉に、会場に居た者達全然息を呑み私達の遣り取りをジッとみているしかありません。
そして、婚約破棄されてあの書類地獄から解放されるのは、私にとっては大変嬉しいですが、帝国…ですか…
王子にここまで嫌われてるとは思いませんでした。
帝国と言えば、封鎖的な国の為、どんな生活か詳しくは分かりませんが、噂では、女性はその国の男性方からの奴隷扱いと聞いた事あります。
……奴隷にしたいほど貴方は私を憎んでいらっしゃったんですね…結構ショックかもしれません…
しかしここで騒いでも結果は変わらないでしょう。
「…殿下、1つお聞きしたいことがございます。このホールにいらっしゃる皆様も殿下の仰った事に納得されたのでしょうか?」
「当たり前だ!!」
殿下の答えに他の学生方の殆どは首を降り否定するも、声に出していない為、私は無視する事に決めました。
「…わかりました。婚約破棄と国外追放を承知しました」
私を押さえつけていた男性に出て行くから離しなさいと言って、扉の方に向かえば出て行く際に「皆様が幸せでありますよう願っております」
そう呟いてからユリアーナは会場から優雅に出ていった。
しかし、そんな私の事など気にもせず、今まさに行われている、私が多忙で最初の数日しか通えていなかった学園の卒業パーティーに強制的に連行されたと思えば、訳もわからず、中央に投げ出され、王子の護衛の方に頭を押さえつけられ床にへばりついている最中です。
私からしてみれば、何もしていませんのに、あぁ…結局はこんな結末になってしまったんですね。
と、思いました。
自己紹介が遅れましたわね。
私、公爵令嬢のユリアーナ=バーゼングラスと申します。
そしてここは日本でも流行った、某乙女ゲーム『夜空の星の下で愛の結晶を貴方と…』といった世界に似た現実です。
ここ、重要。
ゲームではなく、れっきとした現実せかいです。
私がこの世界に転生したのは3歳の頃でした。
ベッドから落ち頭を打ったせいか、前世の記憶が蘇り、7歳で自分が王子殿下の婚約者でありヒロインの恋敵であり、イジメをする悪役令嬢であったと思い出せば、最初は戸惑いましたが、私の精神はれっきとした大人です。
間違えないで下さいませ?
婚約者がいるにも関わらず、浮気するような糞野郎を誰が好きになるかっつうの。
しかし、王子と婚約しないよう回避しようと思いましたが、運命は残酷ですね。
ゲーム補正と言うべきでしょうか?
結局、殿下と婚約することになってしまい、それからが毎日大変でした。
本当に本当に大変でした。
王子妃教育から、国家に関わる案件を寝る間も惜しんで書類を捌き…早7年…
まともに学園生活も送れず卒業になり、今に至ります。
そしてあろうことか、上段に上がり1人の女性を囲い、王子含め5人の男性が私を睨みつけるように見下ろしてます。
「よくもまぁ、俺の前に姿を見せれたな?ユリアーナ。ユリアーナ=バーゼングラス、今日をもって貴様との婚約は解消する!そして今、俺の愛するナーベラと婚約し正妃にする!よって、貴様がナーベラにしてきた数々の醜い嫌がらせの罪をこの国に置くわけには行かず、よって、貴様を国外追放により帝国に送る事に決めた!異論は認めん!!」
殿下のその言葉に、会場に居た者達全然息を呑み私達の遣り取りをジッとみているしかありません。
そして、婚約破棄されてあの書類地獄から解放されるのは、私にとっては大変嬉しいですが、帝国…ですか…
王子にここまで嫌われてるとは思いませんでした。
帝国と言えば、封鎖的な国の為、どんな生活か詳しくは分かりませんが、噂では、女性はその国の男性方からの奴隷扱いと聞いた事あります。
……奴隷にしたいほど貴方は私を憎んでいらっしゃったんですね…結構ショックかもしれません…
しかしここで騒いでも結果は変わらないでしょう。
「…殿下、1つお聞きしたいことがございます。このホールにいらっしゃる皆様も殿下の仰った事に納得されたのでしょうか?」
「当たり前だ!!」
殿下の答えに他の学生方の殆どは首を降り否定するも、声に出していない為、私は無視する事に決めました。
「…わかりました。婚約破棄と国外追放を承知しました」
私を押さえつけていた男性に出て行くから離しなさいと言って、扉の方に向かえば出て行く際に「皆様が幸せでありますよう願っております」
そう呟いてからユリアーナは会場から優雅に出ていった。
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