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【第十三話 青い花の里が生まれた日その1】
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天正元年。
この年、織田信長が時の将軍足利義昭を追放し、室町幕府が崩壊した。
その前後の戦国時代、この地を治めていた武将と鬼は協力関係にあった。
戦乱の世において、鬼たちは貴重な戦力となったからだ。
慶長十四年。
徳川家康が天下人となった後、鬼たちの協力のおかげで大名となっていたこの武将は北の領地へと国替となった。
新しくこの地を収めることになった領主は、領地から鬼を追放した。
平和になった世において、鬼と手を組む必要は無くなったからだ。
新しい領主は、鬼狩りと称して鬼たちを追い詰めていった。
鬼たちが暮らしていた集落は、突然武装した人間たちに襲撃された。
男の鬼たちは切り捨てられ、女の鬼たちは人間たちに●●されたのちに、処刑された。
人間たちは子供の鬼たちにも容赦はしなかった。
それまで、協力関係にあった人間に、一方的に虐殺されていった鬼たちは、この時から人間を激しく憎悪するようになった。
慶長十五年。
アオが住んでいた集落も、人間たちに襲撃された。
人間たちはもはや鬼たちを同胞だとは思っておらず、無抵抗の鬼たちに対して、鬼狩りと称して、残酷な方法で殺害していった。
鬼たちは生きたまま身体を焼かれ、身体を切り刻まれて死んでいった。女の鬼たちは、一箇所に集められて、逃げられぬように、手足の一部を切り落とされた。そして、逃げられなくなった鬼の女性たちを、人間たちは死ぬまで●し続けた。
どうして、あんなに仲良くしていた人間が、急に私たちの里を襲ったの。
父さんも母さんも、私を庇って、人間たちに殺されてしまった。
どうして、人間たちはこんなにも酷いことを、私たちに出来るの?
どうして……
どうして……
どうして……
まだ小さな子供だったアオは人間たちから必死に逃げた。
だが、彼女は人間の男たちに捕まってしまった。
「メスの子鬼め。俺たちがたっぷりとかわいがってから、殺してやるよ」
いやらしい表情を浮かべた人間の男たちは、私の着ていた服を無理やり剥ぎ取った。
「へへ、子鬼とはいえ、身体は人間の子供と変わらねえな。これなら充分楽しめそうだ」
「いや!! 触らないで!! やめて!!」
男たちは私の両足を持ち上げて、無理やり股を開かせた。
私がまだ親以外に見せたことのないところを、こんな人間たちに見られたのが、たまらなく恥ずかしくて、悔しかった。
私の●●●を見て、興奮した人間たちが、代わる代わる私の身体にのしかかってきた。
「痛い!! 痛いよう!! 助けて父さん!! 助けて母さん!! 助けてよ!!!」
私がそう叫んだ次の瞬間、人間の男たちの首が飛んでいた。
血飛沫をあげながら倒れていく男たちの身体の先に、白い仮面をつけた人外の女性が見えた。
この年、織田信長が時の将軍足利義昭を追放し、室町幕府が崩壊した。
その前後の戦国時代、この地を治めていた武将と鬼は協力関係にあった。
戦乱の世において、鬼たちは貴重な戦力となったからだ。
慶長十四年。
徳川家康が天下人となった後、鬼たちの協力のおかげで大名となっていたこの武将は北の領地へと国替となった。
新しくこの地を収めることになった領主は、領地から鬼を追放した。
平和になった世において、鬼と手を組む必要は無くなったからだ。
新しい領主は、鬼狩りと称して鬼たちを追い詰めていった。
鬼たちが暮らしていた集落は、突然武装した人間たちに襲撃された。
男の鬼たちは切り捨てられ、女の鬼たちは人間たちに●●されたのちに、処刑された。
人間たちは子供の鬼たちにも容赦はしなかった。
それまで、協力関係にあった人間に、一方的に虐殺されていった鬼たちは、この時から人間を激しく憎悪するようになった。
慶長十五年。
アオが住んでいた集落も、人間たちに襲撃された。
人間たちはもはや鬼たちを同胞だとは思っておらず、無抵抗の鬼たちに対して、鬼狩りと称して、残酷な方法で殺害していった。
鬼たちは生きたまま身体を焼かれ、身体を切り刻まれて死んでいった。女の鬼たちは、一箇所に集められて、逃げられぬように、手足の一部を切り落とされた。そして、逃げられなくなった鬼の女性たちを、人間たちは死ぬまで●し続けた。
どうして、あんなに仲良くしていた人間が、急に私たちの里を襲ったの。
父さんも母さんも、私を庇って、人間たちに殺されてしまった。
どうして、人間たちはこんなにも酷いことを、私たちに出来るの?
どうして……
どうして……
どうして……
まだ小さな子供だったアオは人間たちから必死に逃げた。
だが、彼女は人間の男たちに捕まってしまった。
「メスの子鬼め。俺たちがたっぷりとかわいがってから、殺してやるよ」
いやらしい表情を浮かべた人間の男たちは、私の着ていた服を無理やり剥ぎ取った。
「へへ、子鬼とはいえ、身体は人間の子供と変わらねえな。これなら充分楽しめそうだ」
「いや!! 触らないで!! やめて!!」
男たちは私の両足を持ち上げて、無理やり股を開かせた。
私がまだ親以外に見せたことのないところを、こんな人間たちに見られたのが、たまらなく恥ずかしくて、悔しかった。
私の●●●を見て、興奮した人間たちが、代わる代わる私の身体にのしかかってきた。
「痛い!! 痛いよう!! 助けて父さん!! 助けて母さん!! 助けてよ!!!」
私がそう叫んだ次の瞬間、人間の男たちの首が飛んでいた。
血飛沫をあげながら倒れていく男たちの身体の先に、白い仮面をつけた人外の女性が見えた。
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