33 / 49
6 残念なイケメン
3 詫びチュー
しおりを挟む
「ちょっ……くすぐったい!」
「いいだろ、減るもんじゃねぇんだ。一発ヤらせてくれ」
「もー、そんなオヤジ臭い誘い方して……」
「なあ……いいだろ……」
「頭痛いんじゃなかったの?」
これから学校なのにイチャイチャしてる場合じゃない。体力だって時間だって減っちゃう。
「今はダメ。また今度ね!」
キッパリとお断り。
いくら記憶が無いとはいえ、昨日しっかりやったんだ。ダイくんばっかりにかまってられない。少しは我慢してもらわなくっちゃ困る。
「くそっ……」
すっごく恨めしい顔をしながらも、大人しく引き下がってくれる。彼の良いところだ。
甘えん坊だけど、しつこくない。物分りがとってもいい。
「ごめんね」
ほっぺにお詫びのチューをしてからその腕をすり抜けた。
「ボクもそろそろ学校行くけど、どうする? そのまま寝てる?」
「……帰るに決まってんだろ」
ダイくんはムッスリと腕を組み、そっぽを向く。
「授業は?」
「出ても手遅れ」
言い切ったってことは、既に留年は決定済みってことか。
それなら今度、盛大にお祝いしてあげなくっちゃ。
「いいだろ、減るもんじゃねぇんだ。一発ヤらせてくれ」
「もー、そんなオヤジ臭い誘い方して……」
「なあ……いいだろ……」
「頭痛いんじゃなかったの?」
これから学校なのにイチャイチャしてる場合じゃない。体力だって時間だって減っちゃう。
「今はダメ。また今度ね!」
キッパリとお断り。
いくら記憶が無いとはいえ、昨日しっかりやったんだ。ダイくんばっかりにかまってられない。少しは我慢してもらわなくっちゃ困る。
「くそっ……」
すっごく恨めしい顔をしながらも、大人しく引き下がってくれる。彼の良いところだ。
甘えん坊だけど、しつこくない。物分りがとってもいい。
「ごめんね」
ほっぺにお詫びのチューをしてからその腕をすり抜けた。
「ボクもそろそろ学校行くけど、どうする? そのまま寝てる?」
「……帰るに決まってんだろ」
ダイくんはムッスリと腕を組み、そっぽを向く。
「授業は?」
「出ても手遅れ」
言い切ったってことは、既に留年は決定済みってことか。
それなら今度、盛大にお祝いしてあげなくっちゃ。
応援ありがとうございます!
11
お気に入りに追加
219
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる