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しおりを挟む「やめてくださいっ! やめて、くださっ……、ほん、とにっ!!」
抵抗の甲斐もなく床へと引きずり倒され、制服のシャツを無理やりこじ開けられながら、僕は何度も何度も放してくれるように懇願した。
当然、聞き入られるわけがない。
肌着を一気に首元までずりあげられた瞬間、とてつもない敗北感が脳をしびれさせた。
「……だっ、いやだ……やぁ……」
「うっわぁ……、予想通り。あちこちアザだらけじゃん」
あらわになった裸の腹や胸をまじまじと見下ろし、関口聖はぼそりと吐き捨てた。
とくに毎日毎日執拗に蹴られているみぞおちは、あまにも蹴られすぎてアザが薄茶色から青紫のグラデーションになっている。治ったそばから傷つけられて、いつまでも消えてくれない。
「すげー痛そ。酷ぇことするなぁ……」
今まさにレイプしようとしてるヤツの言うセリフじゃない。
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