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第2章 旅の相棒
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隊長が自分に務まるのだろうか。
ジュンは自分自身の過去を振り返った。
小学生の時から委員長候補にはよく上がる。周りからは色々と頼りにされやすいタイプだった。
しかし、こう言った場面では自信がないということで今まで逃げてきた。
責任を持つと言うことから今まで逃げてきたのだ。その反面、やってみたいと言う気持ちもあった。だが、いざとなると出来るのかという不安の気持ちがあった。だから逃げてきた。そんな自分が隊長をやっていいのか。
しかし、こうも考えてみた。今の旅は自分の意思でやっている。だったら、自分に対して正直に生きていいのではないだろうか。
ルイーザに押された感はあるが、それが2人で探検する上で大事な事なら隊長になってもいい。ジュンはそう思った。
「分かった。自分でいいなら隊長やるよ」
「うん!ジュンならそう言うと思った。ありがとう!そしてよろしくね、隊長さん」
「やれやれ、調子がいいなぁ。まあ、こちらこそよろしくな」
「どうやら決まったみたいだな。さて、次はチーム名だがどうする?」
「さ、隊長の最初の仕事だよ。チーム名決めようか」
チーム名か。これから探検隊として名を上げないとといけない。どんな名前にしたものか・・・
「シンプルに『ルイーザ探検隊』にするか」
「え!?私の名前を使うの?」
「自分の名前が探検隊にあるとその分やる気が出るし
自分が探検隊の一員だって自覚持てるんじゃないかな。
ほら、ルイーザ、暴走しそうになったら止めてねって言ったでしょ。
自分の名前の探検隊なら尚更一員の自覚と責任を持てると思ったからさ」
話を聞いてクルールは大笑いをした。
「はっはっは。ルイーザにはそれがいいかもな。なかなか面白い案だと思うよ」
「いや、まさかそう来るとはね。うん、いいんじゃない。それ!
自分の名前がついてるのは少し恥ずかしいけど」
「面白い探検隊が誕生したな。ルイーザ探検隊。隊長はジュン、副隊長はルイーザ。これで決まりだな」
こんな形で『ルイーザ探検隊』が誕生した。
名前がついた本人が隊長をしていない変わった探検隊。それでもジュンがそう名付けた想いは思った以上に深いものだった。
これから2人は色々な冒険をするのだが、それと同時に大きな試練が待っているのだった。
「今日は新しい探検隊が生まれためでたい日だ。この街にある牛丼の店でお祝いするか。今日は奢るぜ」
異世界の人は牛丼が気に入ったのか。祝いの席が牛丼の店というのもどうかと思うが、2人はクルールと一緒にこのギルドの誕生を祝ったのだった。
ジュンは自分自身の過去を振り返った。
小学生の時から委員長候補にはよく上がる。周りからは色々と頼りにされやすいタイプだった。
しかし、こう言った場面では自信がないということで今まで逃げてきた。
責任を持つと言うことから今まで逃げてきたのだ。その反面、やってみたいと言う気持ちもあった。だが、いざとなると出来るのかという不安の気持ちがあった。だから逃げてきた。そんな自分が隊長をやっていいのか。
しかし、こうも考えてみた。今の旅は自分の意思でやっている。だったら、自分に対して正直に生きていいのではないだろうか。
ルイーザに押された感はあるが、それが2人で探検する上で大事な事なら隊長になってもいい。ジュンはそう思った。
「分かった。自分でいいなら隊長やるよ」
「うん!ジュンならそう言うと思った。ありがとう!そしてよろしくね、隊長さん」
「やれやれ、調子がいいなぁ。まあ、こちらこそよろしくな」
「どうやら決まったみたいだな。さて、次はチーム名だがどうする?」
「さ、隊長の最初の仕事だよ。チーム名決めようか」
チーム名か。これから探検隊として名を上げないとといけない。どんな名前にしたものか・・・
「シンプルに『ルイーザ探検隊』にするか」
「え!?私の名前を使うの?」
「自分の名前が探検隊にあるとその分やる気が出るし
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ほら、ルイーザ、暴走しそうになったら止めてねって言ったでしょ。
自分の名前の探検隊なら尚更一員の自覚と責任を持てると思ったからさ」
話を聞いてクルールは大笑いをした。
「はっはっは。ルイーザにはそれがいいかもな。なかなか面白い案だと思うよ」
「いや、まさかそう来るとはね。うん、いいんじゃない。それ!
自分の名前がついてるのは少し恥ずかしいけど」
「面白い探検隊が誕生したな。ルイーザ探検隊。隊長はジュン、副隊長はルイーザ。これで決まりだな」
こんな形で『ルイーザ探検隊』が誕生した。
名前がついた本人が隊長をしていない変わった探検隊。それでもジュンがそう名付けた想いは思った以上に深いものだった。
これから2人は色々な冒険をするのだが、それと同時に大きな試練が待っているのだった。
「今日は新しい探検隊が生まれためでたい日だ。この街にある牛丼の店でお祝いするか。今日は奢るぜ」
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