とある勇者の冒険

そうた

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ガインの秘密

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キャンプの片付けを終えてガインさんの知り合いがいるらしい大きな街へ出発した。

ロア「そういえばガインさんの知り合いさんがいるところは国なんですか?また村なんですか?あと、ノクの村はどうなったんでしょうか…」
ガインさんの横で指を握ながらふと思ったことを聞いてみた。

ガイン「あぁ、オリガという国なんだがな…、ロアの居た村よりもっと大きい…、ノクは俺達が着く前から無くなってたようだな(あのレントとかいう奴は危険だ)」

ロア「レントさんは最初はいい人だと思ってたんですが、あんなに怖い事になるとは思わなかったんです…。僕が起きたら村が無くなってましたし、レントさんは何者だったんでしょうか…。もう会いたくはないですが、僕が倒れる時にまた会いましょうなんて言ってたから怖くて」
思い出しただけで体がブルブルと震えだしてしゃがみこんでしまった僕を見てすかさずガインさんは抱きしめてくれた。「大丈夫だ」と耳元で囁いて「こうやってたら安心だろ」とそのまま抱っこされた。

ガイン「ロアは俺の大剣よりも軽いなー!ガッハッハッ」
僕は大笑いするガインさんの胸元で体温を感じていると安心していつしか眠ってたようだ。


「…ロア…おーい」
ガインさんの声がしてハッと起きると目の前に川が流れていた。

ガイン「今日は暑いからな、少し水浴びしていいか?」

ロア「はい、じゃあついでに補給します!」

ガイン「あぁ、ありがとな」
そういうと大剣を置いて手際よく服を脱ぎ出したかと思えば下着も脱いで全裸になったガインさんに目が釘付けになっていた。

ガイン「おい、見すぎだ。」

ロア「ガインさんの体っていつ見ても大きくてカッコイイですよね!」
僕は目を輝かせながら汗が光るガインさんの裸体を見ていた。

ロア「補給が終わったら僕も脱いでいいですか?」
ガイン「いや脱ぐな」
なぜか即座に却下された。

ロア「よし、このくらいあれば充分ですかね!僕も…じゃあ足だけ」
靴を脱いで川に足を浸けた。ひんやりと川の水が心地よかった。

一方ガインさんは僕に背を向けて1人で浸かっていたからびっくりさせてみようと、僕も服を脱いで静かにガインさんに近付いて「ガインさーん!」って後ろから抱きついてみた。
するとガインさんがビクッ!!として急に立ち上がってこっちを向いた。
僕の裸体を見た瞬間ガインさんの顔が赤くなって「ロア……ダメだ…」と小さく呟くと目の色が変わったように思えた瞬間、僕の体を持ち上げて全身の至る所を撫で回してきた。僕はこしょばいくて「ガインさ…ん…やめ…」って笑いながら言っても全然通じてないみたいで、ガインさんのテンションが上がっちゃってるのか僕の体にクンクンと鼻を近づけて「あぁ…ロアの匂い……」と言ったかと思えば僕のお尻に何か当ててきた。
ガインさんのソレはもういつもより大きくなっていた。僕のお尻に当てるともうシルが溢れてて穴の周りがぬるぬるになっちゃってソレは突然やってきた。
ガインさんのは口に咥えるにも先っぽが大きくていつも苦しくなっちゃうんだけど、それが僕のお尻に…と考えただけでもゾワゾワした。

そんなことは知らず、ガインさんは先っぽをあてがうとミチ…ミチ…と無理やり入れようとしてきたから僕は痛くて「ガインさん!!痛い!!やめて!!」って叫んでガインさんの胸を精一杯叩いた。ガインさんは「チッ…(黙れ)…」と僕を睨むと何かのスキルを使われたのかなぜか体が動かなくなった。僕が(あれ??)と思っているとガインさんがリュックからロープを取り出して手際よく僕の手足を縛って口にはタオルを巻かれた…。

「んー……んー…」と叫ぶが、何も出来なくなった僕はガインさんにされるがまま地面に寝かされたかと思うと足を上げられ、僕の穴を無理やりこじ開けて、ガインさんの先が入ってきた。ミチミチ…バリバリ…言葉に言い表せられない音が中で響いていた。
そんなことなどお構い無しにガインさんはさらに奥へと進んできたから僕は痛さと恐怖で体を震わせながらジョロジョロ…と漏らしていた。
「…ふん…漏らすほど気持ちいいのか、煽りやがって」
そんなことを呟くとガインさんは徐々に腰を前後に振り出した。「あぁ…気持ちいいぜ…あぁ……うぁ…」とゆっくり前後に揺さぶられてる僕は気持ちよさなんて全然感じない、ただただ痛い、でも何も出来ない…。
ガインさんのモノが勢いよく根元まで入った時には僕の頭は真っ白になってた。



……

………

「朝よー、また遅刻するわよ!」
そんな言葉に僕はハッと起きると朝8時、そういえば今日は15分から全校朝会だった!!早く行かなきゃ!
僕は学校のカバンを見ると今日の準備が出来てないことに気づいて「あぁ…明日の準備してなかった…」と急いで中身取り出して引き出しから今日の使う教材を入れた。準備に5分もかかってないと思う、コップ一杯牛乳を飲んで家から徒歩20分の学校へ走ればギリギリ着ける計算だったのだが…、今日は教室着いたらもうクラスのみんなは体育館へ出た後だった。

いつものように僕の机には落書きがある。「キモイ」とか「死ね」とかなんか日常になっちゃってて慣れてるんだけど、たまに机の奥に昨日の給食とか入れられてると掃除大変だからほんとやめて欲しいって見せながら先生にも言ってるんだけど、まぁ解決どころか酷くなったよね。最近だと僕が触ったものを全部気持ち悪がられる始末。
え?親に相談したかって?そんなの初めの方に話してるけどいつか無くなるから大丈夫って。いつかっていつなんだろうってよく考えるよ。
今日はとりあえず教室で待機…寝とこ…。




……
………

「うーん……?」あれ…テントだ…。なんか変な夢を見てた気がする。
動こうとしたらズキッとおしりに痛みが走って同時に「イテッ」と言うとガインさんがテントの扉を開けて「…大丈夫か」と優しく声をかけてきた。
「ガインさん…いつものガインさんですか?」僕はあの恐怖が蘇ってきて少し声を震わせて聞いていた。
「あぁ…すまん……。俺はロアを傷つけてしまった…。ロアの裸を見るとどうしても抑えきれなかったんだ……怖がらせてしまったな…すまん。」
どうやら暴走中の記憶はあるようだ。
ガインさんが深く土下座をしてきた。いつもは屈強なガインさんがこんなに謝ってくるから僕は「そ、そんなに謝らないでください!少し休めば大丈夫ですから…」とタジタジになってしまっていた。

「はぁ…僕の裸で暴走しちゃうのはこれから先大変ですよ…。」
安堵のため息とともに僕は思ったことを口ずさんでいた。

ガイン「元々俺は国で騎士をしてたんだが捜索願いが出されてた迷子の少年を偶然裸状態で見つけて我慢できずに暴走してしまってな…その国から逃げてるんだ…。…俺はただの変態だな。」

ロア「あぁ、だから他の人の前ではフードだったんですね!あ、あと僕に裸になるなって暴走を抑えるためだったのですね。」

ロア「あ!!そういえばガインさんが暴走中の時、急に睨まれて体が動かなくなったんですけどあれはスキルですか?」

ガイン「あぁ…《獅子眼》だな、スキル発動中に目が合えば相手が一定時間麻痺になるんだが、俺より強いやつには効かないし、雑魚は大剣があればいいからな、あまり使わないスキルだ。」

ロア「それ…ですね、怖いです…。また襲われて使われたら今度こそ死んじゃいますよ!」

ガイン「あ…あぁ、だが、俺の目の前ではせめて服は着ていてくれ…たのむ!!」
「はぁ…わかりました。」と暴走は困るので渋々了承した。


「……とりあえずケツに薬塗っとけ」
とガインさんから薬草で作られた塗り薬を渡された。
「スープ…温めてくる」
そう言ってテントから出たガインさんを見届けて僕は自分でチクチクと痛むお尻に薬を塗った。思ってたより切れてたのか穴の周りがかさぶただらけになっていた。あんなに大きいのが奥まで入っちゃってたから無理もないか…。


「…入っていいか?」
ガインさんの声が聞こえてすぐズボンを履いて「良いですよ!」と応えると湯気のたつスープを持って入ってきた。

「スープ…飲めるか?」
ガインさんがあぐらをかいて向かいに座ったので「そっちに座って食べてもいいですか…?」と優しいガインさんに甘えたくなった。

「あぁ。」
と一言だけだったけど、僕は嬉しくてガインさんのあぐら上にちょこんと座って、温かいスープを食べて「美味しい」と呟くとガインさんの体温が上がったような気がした。きっと顔は赤いんだろうな~とか思いながらフフっと笑うと「どうした?」とガインさんに聞かれたから上を向くと目が合っちゃってすぐそっぽ向かれて「…ほらさっさと食べろ!」って言ってるガインさんが可愛かった。
「食べたらさっさと寝ろ」
食べ終わったお皿を取り上げてガインさんはスタスタと外へ出て行った。


満腹になると眠気に襲われてすぐ眠りについた…。
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