34 / 44
2章 配達のお仕事と垣間見える闇
32話 リサの過去、奴隷になるまで
しおりを挟む
雪が積もり、とても寒い日の事でした。
私が率いる暗部隊全員、トリスター王国の王様であるトリック王に呼び出されました。
普段裏の仕事を任される時は、私だけが呼び出されて指示を受けるのですが、今回初めて全員招集されたんです。
玉座の間に通された私達暗部隊は、王の前で跪いた。
「暗部隊、王の招集にて参上しました!」
「うむ、よく全員招集させてくれた。感謝する」
「いえ、王の御要望とあらばいつでもお呼び下さい、直ぐに参ります」
「頼もしい限りだ、では本題に入る!ジェイコブ、例の物を」
「ハッ!」
ジェイコブは、王宮騎士団の騎士団長です。
この国には、王宮騎士団と王国騎士団と2つ騎士団があります。
王宮騎士団は少数精鋭で王や側近を守るエリート達、王国騎士団は王だけではなく王国全体を守る大型機関です。
そのジェイコブが、とある首輪を持ってきた。
トリック王は玉座より立ち上がり、それを手に取って私に見せてきた。
「リサ隊長よ、これに見覚えがあるか?」
「はい、奴隷の首輪ですね。ただ色と少しばかり形が違うようですが……」
本来、奴隷の首輪はパズ鉱石という特殊な鉱石で作られており、銀に近い色をしているのですが……
この首輪は金色でした。
「うむ、この首輪なのだが……誰かは分からないが改造を加えたらしく、これを1度付けると契約が自動発動し、外せなくなるらしいのだ」
「なっ!?そのような物、この世にあっていい訳が!……っ、し……失礼しました」
あまりの事に、少し失礼な態度を取ってしまった。
「よいよい、その反応が正しい。この首輪の出処なのだが……この国に先日入国して来たガリレイ商会の商人が、隠し持っていたようだ」
「ガリレイ商会……何故、世界規模に展開を広げる一大商会が、こんな事を?」
「調査が進んでいないのでな、そこまではまだ分かりかねる。しかし、その商人が魔界から来ていた事は既に判明している」
「……魔界、ですか」
魔界と人界は、英雄ヨシヒコとミラリアの活躍により共和……要するに協力して世界を発展させようと、対立して血を流していた歴史を作り替えたのである。
今となっては争うことなく、平和そのものなのですが……
「魔界の誰かが、このような事を?」
「考えたくないが、その可能性がある。暗部隊にはその調査、そして情報を揃えた後にその悪人の暗殺を依頼する!全世界、魔界への調査も必要になる故に暗部隊全員を招集した次第である!全員、各地に散らばり!情報を集めて参れ!!この首輪を発見したとしても、決して付けるでないぞ!!」
「「「「「ハッ!」」」」」
暗部隊全員、私を除いて一斉に動き出す。
各地へ情報を集めに回る際の指示はツキミが出す、私は王に聞きたい事があり残っていました。
「王よ、聞きたい事がごさいます」
「申してみよ」
「何故、その首輪が自動契約で外れないのが分かっているのです?ハッタリだという可能性も……」
「実はな……今ここにある1つと、もう1つあるのだ」
「もう1つ、ですか?それは何処に?」
「……我が王国騎士団の団員が、奴隷の首輪は契約していなければ自由に取り外し出来るものだからと、不容易に付けてしまったのだ……」
「なんと……ではその団員は?」
「今は、行方不明だ」
「……!?」
「その首輪を付けると、所有者と自動的に契約させられ……奴隷となってしまって外そうにも外せなくなっておったのだ。その時は夜勤だった為に、報告は朝になるからと1度仮眠室で仮眠したらしいが、いつの間にか居なくなってしまったと報告を受けた」
「そんな……」
奴隷の契約は、奴隷商人の契約魔法の元行われるもの。
奴隷商人になるにも魔法適正があり、その地域の国や街の許可を貰う必要があります。
なので、地域や国から認められた奴隷商人の奴隷達は、きちんとした法の元で管理されています。
奴隷になる理由も不法の物ではなくキチンとした理由があって奴隷になっています。
しかし……一部では認められていない奴隷商人も隠れて営業している、という闇も存在します。
多分、その中でも力のある者の仕業だと思いました。
「分かりました、その団員の名前と特徴を教えて下さいますか?捜索も兼ねて情報収集に参ります」
「承知した、ジェイコブ!」
「ハッ、ただ今持ってこさせます!」
ジェイコブはたった10分程度で戻って来たので、情報を拝借しました。
「なるほど、情報提供ありがとうございます」
「うむ、決して油断するんじゃないぞ」
「ハッ!」
私はその言葉を、しっかりと耳にした筈……だったんですが、後で後悔する事になります。
あれから1ヶ月……
私達暗部隊は各地に散らばり、全員2人1組で情報収集、私はツキミと共に魔界にあるジズという国に来ていました。
この国に、共和に反対している人集まっていると聞いて調査をしに来ていました。
王国から馬車でジズに来ようとするならば、片道で2週間程でしょうか?
ですが私達は忍びですので、それよりも何倍にも早い移動手段を持っています。
私達なら王国から約4日も経たない内に、魔界へ入る事が出来る距離です。
クライシス王国よりは距離が短いのです。
「ツキミ、共和反対勢力の商人はここに入ったのですか?」
「はい、ずっとマーキングしていましたから、間違いはないかと」
ジズの国は、人界とそれ程変わらない街並みではあるものの、少し貧困の差があるように見受けられる。
共和反対勢力の商人が入ったのは、人影のない町外れにある立派な建物……なのですが、入口からではなく裏口からでした。
この裏口は、まず敷地内に入ってから物陰等を縫った先にある扉で、一般人からすれば、物陰の先にドアがあるとは思わない所にありました。
見られたくない物があるから、隠しているんでしょう。
「分かりました、暫く出入りの監視を。私は姿を隠して中に潜入してきます」
「隊長、お気を付けて」
私は、極限にまで魔力と気配を消して……その裏口近くにあるダクトより潜入しました。
ダクト内は暗いですが、夜視という暗闇の中でも目が見えるというスキルを使っているので、ライト無しに潜入出来ます。
ダクトを進んでいると、度々地下の室内の明かりが見えるので毎回覗いてどんな部屋かを確認しました。
「奴隷の部屋が並んでますね」
奴隷達は、鎖で身動きが取れないようで……粗末な服やボロボロの私服を着せられ、ほとんど裸に等しいような女性や女の子も居たりしていました。
……中には、男女に交わらせてどちらが先に果ててしまうかの賭け事をしている奴らも……
「クソ猿共が……」
私は怒りに震えましたが、バレる訳にはいきません。
助けたい気持ちをぐっと堪え、情報を仕入れていきます。
ちなみに首輪の色を見ると、1階は通常の奴隷商館らしく法に乗っ取った奴隷でしたが……ダクトから見える地下の奴隷達は金色でした。
「金色……ビンゴです」
更に奥へと忍び込み、リーダー格の人を探します。
行き止まりに近い所にも部屋を覗けそうだったので、そっと覗いてみると……
先程裏口から入った商人と、リーダー格と思われる男、そして研究員らしき人がソファーに座って酒を煽っていた。
「このリーダー格の男……何処かで」
私は、その時は思い出せなかったんですが……
この男はガリレイ商会創業者の息子、長男のレイザスの側近であるガルドロという男だったんです。
「今日も奴隷が売れてますよぉダンナ!」
「ふっ、俺好みに調教した女どもだ、どんな相手にも発情して股開くだろうよ!」
「ひゃー、おっかねぇですなダンナは!こちら、契約の売上4割と少しばかりイロ付けてありますゆえ、ご確認を」
白硬貨が大量にリーダー格の男に渡される。
「5割か、良いのか?」
「ええ、ダンナのお陰で儲けさせて戴いてますから!」
「そうか、ならば頂いていく」
ガルドロは、金を金庫にしまいこみ、隣に居た研究員と話し始めました。
「首輪の研究は進んでいるか?」
「勿論です、今回は命令に歯向かうと電流が流れるようにしてみました、まだ実験はしていませんが」
「ほう、お仕置には丁度いい!」
そう言うと、ガルドロは急に上を見上げる仕草を見せたので、私は頭を引っ込めたのですが……
「丁度今、獲物が近くに居るようなのでな」
「……っ!?」
私の隠密が、見破られていました。
捕まる訳にはいかないので、咄嗟にダクトを破壊し走って逃走しました。
ダクトに留まっていると移動が遅くなるので、逆に捕まると判断したんです。
「出口を塞げ!奴隷ども!」
ガルドロがそう命令し、指を鳴らすと……手枷が全て外れ、首輪が赤く光り出す。
命令が首輪に届いたようで、奴隷達が私の行く手を阻みに来ました。
そして逆らった者が1人いたのですが、首輪が光ながら首を締めていた。
「な、なんて事を!」
首輪は無理矢理外そうとすると、相応の苦しみを味わう。
私には……あの者は救えませんでした。
奴隷達を傷付けないようにしながら避けて走り続けたのですが……
後ろから何かがジャンプをしてきて、私にのしかかりました。
奴隷達が何十人と多くて、後ろに気が回らなかったんです。
私の背中には……身体がゴーレムになり、顔だけがガルドロの状態で私にのっていました。
銀で出来たゴーレムで、刃が通りそうにない……
「捕まえたぞ、ドブネズミが」
そう言って、私の首に……先程の電気が流れる金色の首輪を、付けられたんです。
私は、不覚ながら……奴隷になりました。
私が率いる暗部隊全員、トリスター王国の王様であるトリック王に呼び出されました。
普段裏の仕事を任される時は、私だけが呼び出されて指示を受けるのですが、今回初めて全員招集されたんです。
玉座の間に通された私達暗部隊は、王の前で跪いた。
「暗部隊、王の招集にて参上しました!」
「うむ、よく全員招集させてくれた。感謝する」
「いえ、王の御要望とあらばいつでもお呼び下さい、直ぐに参ります」
「頼もしい限りだ、では本題に入る!ジェイコブ、例の物を」
「ハッ!」
ジェイコブは、王宮騎士団の騎士団長です。
この国には、王宮騎士団と王国騎士団と2つ騎士団があります。
王宮騎士団は少数精鋭で王や側近を守るエリート達、王国騎士団は王だけではなく王国全体を守る大型機関です。
そのジェイコブが、とある首輪を持ってきた。
トリック王は玉座より立ち上がり、それを手に取って私に見せてきた。
「リサ隊長よ、これに見覚えがあるか?」
「はい、奴隷の首輪ですね。ただ色と少しばかり形が違うようですが……」
本来、奴隷の首輪はパズ鉱石という特殊な鉱石で作られており、銀に近い色をしているのですが……
この首輪は金色でした。
「うむ、この首輪なのだが……誰かは分からないが改造を加えたらしく、これを1度付けると契約が自動発動し、外せなくなるらしいのだ」
「なっ!?そのような物、この世にあっていい訳が!……っ、し……失礼しました」
あまりの事に、少し失礼な態度を取ってしまった。
「よいよい、その反応が正しい。この首輪の出処なのだが……この国に先日入国して来たガリレイ商会の商人が、隠し持っていたようだ」
「ガリレイ商会……何故、世界規模に展開を広げる一大商会が、こんな事を?」
「調査が進んでいないのでな、そこまではまだ分かりかねる。しかし、その商人が魔界から来ていた事は既に判明している」
「……魔界、ですか」
魔界と人界は、英雄ヨシヒコとミラリアの活躍により共和……要するに協力して世界を発展させようと、対立して血を流していた歴史を作り替えたのである。
今となっては争うことなく、平和そのものなのですが……
「魔界の誰かが、このような事を?」
「考えたくないが、その可能性がある。暗部隊にはその調査、そして情報を揃えた後にその悪人の暗殺を依頼する!全世界、魔界への調査も必要になる故に暗部隊全員を招集した次第である!全員、各地に散らばり!情報を集めて参れ!!この首輪を発見したとしても、決して付けるでないぞ!!」
「「「「「ハッ!」」」」」
暗部隊全員、私を除いて一斉に動き出す。
各地へ情報を集めに回る際の指示はツキミが出す、私は王に聞きたい事があり残っていました。
「王よ、聞きたい事がごさいます」
「申してみよ」
「何故、その首輪が自動契約で外れないのが分かっているのです?ハッタリだという可能性も……」
「実はな……今ここにある1つと、もう1つあるのだ」
「もう1つ、ですか?それは何処に?」
「……我が王国騎士団の団員が、奴隷の首輪は契約していなければ自由に取り外し出来るものだからと、不容易に付けてしまったのだ……」
「なんと……ではその団員は?」
「今は、行方不明だ」
「……!?」
「その首輪を付けると、所有者と自動的に契約させられ……奴隷となってしまって外そうにも外せなくなっておったのだ。その時は夜勤だった為に、報告は朝になるからと1度仮眠室で仮眠したらしいが、いつの間にか居なくなってしまったと報告を受けた」
「そんな……」
奴隷の契約は、奴隷商人の契約魔法の元行われるもの。
奴隷商人になるにも魔法適正があり、その地域の国や街の許可を貰う必要があります。
なので、地域や国から認められた奴隷商人の奴隷達は、きちんとした法の元で管理されています。
奴隷になる理由も不法の物ではなくキチンとした理由があって奴隷になっています。
しかし……一部では認められていない奴隷商人も隠れて営業している、という闇も存在します。
多分、その中でも力のある者の仕業だと思いました。
「分かりました、その団員の名前と特徴を教えて下さいますか?捜索も兼ねて情報収集に参ります」
「承知した、ジェイコブ!」
「ハッ、ただ今持ってこさせます!」
ジェイコブはたった10分程度で戻って来たので、情報を拝借しました。
「なるほど、情報提供ありがとうございます」
「うむ、決して油断するんじゃないぞ」
「ハッ!」
私はその言葉を、しっかりと耳にした筈……だったんですが、後で後悔する事になります。
あれから1ヶ月……
私達暗部隊は各地に散らばり、全員2人1組で情報収集、私はツキミと共に魔界にあるジズという国に来ていました。
この国に、共和に反対している人集まっていると聞いて調査をしに来ていました。
王国から馬車でジズに来ようとするならば、片道で2週間程でしょうか?
ですが私達は忍びですので、それよりも何倍にも早い移動手段を持っています。
私達なら王国から約4日も経たない内に、魔界へ入る事が出来る距離です。
クライシス王国よりは距離が短いのです。
「ツキミ、共和反対勢力の商人はここに入ったのですか?」
「はい、ずっとマーキングしていましたから、間違いはないかと」
ジズの国は、人界とそれ程変わらない街並みではあるものの、少し貧困の差があるように見受けられる。
共和反対勢力の商人が入ったのは、人影のない町外れにある立派な建物……なのですが、入口からではなく裏口からでした。
この裏口は、まず敷地内に入ってから物陰等を縫った先にある扉で、一般人からすれば、物陰の先にドアがあるとは思わない所にありました。
見られたくない物があるから、隠しているんでしょう。
「分かりました、暫く出入りの監視を。私は姿を隠して中に潜入してきます」
「隊長、お気を付けて」
私は、極限にまで魔力と気配を消して……その裏口近くにあるダクトより潜入しました。
ダクト内は暗いですが、夜視という暗闇の中でも目が見えるというスキルを使っているので、ライト無しに潜入出来ます。
ダクトを進んでいると、度々地下の室内の明かりが見えるので毎回覗いてどんな部屋かを確認しました。
「奴隷の部屋が並んでますね」
奴隷達は、鎖で身動きが取れないようで……粗末な服やボロボロの私服を着せられ、ほとんど裸に等しいような女性や女の子も居たりしていました。
……中には、男女に交わらせてどちらが先に果ててしまうかの賭け事をしている奴らも……
「クソ猿共が……」
私は怒りに震えましたが、バレる訳にはいきません。
助けたい気持ちをぐっと堪え、情報を仕入れていきます。
ちなみに首輪の色を見ると、1階は通常の奴隷商館らしく法に乗っ取った奴隷でしたが……ダクトから見える地下の奴隷達は金色でした。
「金色……ビンゴです」
更に奥へと忍び込み、リーダー格の人を探します。
行き止まりに近い所にも部屋を覗けそうだったので、そっと覗いてみると……
先程裏口から入った商人と、リーダー格と思われる男、そして研究員らしき人がソファーに座って酒を煽っていた。
「このリーダー格の男……何処かで」
私は、その時は思い出せなかったんですが……
この男はガリレイ商会創業者の息子、長男のレイザスの側近であるガルドロという男だったんです。
「今日も奴隷が売れてますよぉダンナ!」
「ふっ、俺好みに調教した女どもだ、どんな相手にも発情して股開くだろうよ!」
「ひゃー、おっかねぇですなダンナは!こちら、契約の売上4割と少しばかりイロ付けてありますゆえ、ご確認を」
白硬貨が大量にリーダー格の男に渡される。
「5割か、良いのか?」
「ええ、ダンナのお陰で儲けさせて戴いてますから!」
「そうか、ならば頂いていく」
ガルドロは、金を金庫にしまいこみ、隣に居た研究員と話し始めました。
「首輪の研究は進んでいるか?」
「勿論です、今回は命令に歯向かうと電流が流れるようにしてみました、まだ実験はしていませんが」
「ほう、お仕置には丁度いい!」
そう言うと、ガルドロは急に上を見上げる仕草を見せたので、私は頭を引っ込めたのですが……
「丁度今、獲物が近くに居るようなのでな」
「……っ!?」
私の隠密が、見破られていました。
捕まる訳にはいかないので、咄嗟にダクトを破壊し走って逃走しました。
ダクトに留まっていると移動が遅くなるので、逆に捕まると判断したんです。
「出口を塞げ!奴隷ども!」
ガルドロがそう命令し、指を鳴らすと……手枷が全て外れ、首輪が赤く光り出す。
命令が首輪に届いたようで、奴隷達が私の行く手を阻みに来ました。
そして逆らった者が1人いたのですが、首輪が光ながら首を締めていた。
「な、なんて事を!」
首輪は無理矢理外そうとすると、相応の苦しみを味わう。
私には……あの者は救えませんでした。
奴隷達を傷付けないようにしながら避けて走り続けたのですが……
後ろから何かがジャンプをしてきて、私にのしかかりました。
奴隷達が何十人と多くて、後ろに気が回らなかったんです。
私の背中には……身体がゴーレムになり、顔だけがガルドロの状態で私にのっていました。
銀で出来たゴーレムで、刃が通りそうにない……
「捕まえたぞ、ドブネズミが」
そう言って、私の首に……先程の電気が流れる金色の首輪を、付けられたんです。
私は、不覚ながら……奴隷になりました。
0
あなたにおすすめの小説
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています
きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ@『桜の嫁入り』発売中です
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる