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2章 配達のお仕事と垣間見える闇
38話 暗部隊さん達と仲良くなろう
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リサ率いる暗部隊さんとのかくれんぼは、見事に私が全員見付け出して終了となった。
リビングに戻ると、リサの変わりにスメラギとユキが台所に立って昼食の準備をしており、リサも台所へ向かった。
私も行こうと思ったんだけど「後は私にお任せを」と言われ、リサはスメラギとユキの2人と交代した。
スメラギとユキは、私とツキミと共にソファーでのんびりする事にしたんだけど、全員忍び衣装である黒装束の服で、スカート?が短くてちょっと下着が見えそうでエロい……でも、全体的に見るとカッコイイ!少し羨ましいな。
リス人族のスメラギに、兎人族のユキ、人族のツキミ。
リサが前に言っていた、忍びは和の里で育った子が暗部隊になっているって事は皆は同じ村の人なんだろうけど、そんなに色んな種族が居るのかな?
「皆さんって同じ村出身なんですか?色んな種族がいるので気になって」
「なるほど、村で育ったのは間違いないのですが、生まれは村だったり違ったりで様々なんですよ?カオリ様」
「そうなんですか?」
「はい、例えばスメラギなんかは、村外から来た孤児ですから」
「ですねー、私の両親は若くして病気で亡くなってしまいまして、まだ小さかった私は、近くにあった和の里にある孤児院に引き取ってもらったんですよ」
「なるほど、両親が……ごめんなさい」
「いえ、気にしないでいいです!私はここが気に入ってますから、寂しくなんて全然ないです!」
「そっか、ならよかったです。すみません、あと村と里の違いが分かりにくいのですが……」
「あぁ、ならまずその説明からいきますね。里と言っても同じ村なのです、その村の中の一部が和の里と呼ばれるという珍しい仕組みで、和の里が暗部隊のような忍びに関する所なのですよ。なので村でも間違いではないですが、忍びが絡むなら厳密には里なんです。育った場所自体は村なので、言い分けているのですよ。リサ隊長は和の里生まれで根っから忍びの家系だったので、多少里意識が高いかと」
なるほど、本当は1つの村なのだけど、忍びに関する事や場所は里と呼んでいると。
やっぱり暗殺とかが絡むから、村に迷惑かけないように……的な理由があるのかな?
「そうだったんですね!なるほど、理解出来ました」
「良かったです。それで和の里に孤児院があるんですが、実はこれにも理由があるのです」
「理由?」
「はい、将来暗部隊になる子達の引き取りと育成の為です」
「孤児院が、いわゆる忍びの為の学校って訳ですか?」
「学校?」
「あぁすみません、学びの場所って事で良いですか?前世ではそういう子供の学びの場所を学校と呼んだので、つい」
「あぁなるほど、それならばカオリ様のいう学校と思って頂いていいと思います、こちらでの正式な学びの場は学院ですね」
「この世界にも、学びの為の学校があるんですね」
「はい、魔法学院だったり、騎士育成用の騎士学院があったりしますね。ちなみに王都トリスタのすぐ近くにある隣町キャンデに、騎士学院と魔法学院もありますよ!」
「そうなんですか!」
騎士学院に魔法学院!気になるなぁ……
「ねー副隊長にカオリ様ー、暇ですよぉ」
「何です?シゴかれたいんですか?スメラギ、今なら双剣姫2人居ますので最高の修行出来ますよ?」
「んー?やるー?」
「かかってこーい!」
梅香ちゃんも桜ちゃんもやる気だ、多分2人も暇だったんだろうね……
「ひぃ!!それは嫌ですぅぅぅぅ!!折角カオリ様が居るんですから、楽しい話題で話しましょうよぉぉ!」
「スメラギ、我慢ですよぉ……カオリ様に、暗部隊を知って頂くいい機会なんですからぁ……」
「でもでもおぉぉぉ!よっぽどの事がない限り接触しないように言われてたカオリ様と、ようやくお話出来るんですよ!?もっと楽しくしたいですよおぉぉぉ!」
「我儘言ってはいけませんよぉ、スメラギ」
「だってぇぇぇ!!」
スメラギがじたばたと駄々をこねている、可愛いけど、こんな子が暗殺だって必要ならする子なんだよね……今の私よりは年上っぽいけど、まだ10代だと思う。
この世界の子供は強いなぁ……あ、梅香ちゃんと桜ちゃんは例外ね。
まぁ確かに、暗部隊の事を知れるのは嬉しいけど、楽しくお喋りしたい気持ちも分かる……ならば。
「なら、今日のお昼から私と遊ぶのが任務です!この世界の遊びや忍術で、私を楽しませてください!」
そう言うと、スメラギの目がキラーンと星型に光る。
「やったぁぁぁぁぁぁ!何でもやりますよおぉぉぉ!」
「え、えぇ……副隊長さん、よろしいのですかぁ……?」
「はぁ……まぁ、カオリ様のご希望です、リサ隊長も多分許してくれるでしょう……先程はカオリ様も大変でしたから、優先にしましょうか」
「いえぇぇぇい!遊びますよおぉぉぉ!」
「スメラギはもうちょっと抑えなさい!!」
「ぶえっ!?うおぁぁぁぁぁ!頭が割れるぅぅぅぅぅ!」
スメラギの脳天にツキミのチョップが炸裂、痛みで床を転げ回る。
「はぁ……元気がありすぎですね。双剣姫のお二方、良ければスメラギを昼食の時間までシゴいて上げてくださいませ」
「いいのー?」
「わーい!」
「「遊んであーげるっ!!」」
梅香ちゃんがスメラギの首根っこ付近の服を掴んで引きずっていく……
「グエッ!ギャァァァァァァァァァ!お助けぇぇぇぇぇ!カオリ様ァァァァァァァァ!!」
「……頑張ってね♪」
私はグッと親指を上げて微笑んだ。
「イヤァァァァァァ!爽やかな笑顔でグッジョブしないでぇぇぇぇぇぇ!!のんびり時間カムバァァァァァァァァック!!」
騒がしいまま、スメラギは梅香ちゃんに連れ去られてしまった、生きて帰って……くるかなぁあれ。
まぁ、大丈夫だと信じよう、うん!
「やっと静かになりましたぁ……」
「スメラギさんって、いつもあんな感じなんですか?」
「わ、私に対しては敬語じゃなくて大丈夫ですぅ……私、12歳なのでぇ」
「分かった、じゃあ普通に喋らせてもらうね」
「はいですぅ!そうですねぇ……スメラギさんは隊のムードメーカーと言いますか、お騒がせ担当と言いますか……確かに、いつもあんな感じですぅ」
「まぁ暗部隊と言えど、明るい空気も……必要だね」
「そうですねぇ、やる事は真っ黒な事ばかりですのでぇ。でも真剣な時はキチッとしてくれますから、ちゃんとONOFFは出来ますし、普段は場を弁えてくれてはいますぅ……今日は、余程カオリ様とお話出来るのが嬉しかったみたいですねぇ」
「まぁ、そう言ってくれるだけ嬉しいかな、仲良くなりたいって思ってたし」
「他の隊達も、みんなカオリ様や炎風のお二方をお慕いしてますから、仲良くしてあげてくださいぃ」
「ありがとうね」
私は、またユキの頭を撫でた。
「あぅあぅ、また撫でられたのですぅ」
と言いながらも、避けたりせず気持ちよさそうにしている。
長い耳がゆらゆらと動き、リラックスしている風に見える。
少しばかり撫でさせてもらいつつ、ツキミとユキと私でのんびりと世間話をした。
私の世界の事や、この世界の事、そして暗部隊さんの昔話を聞かせてもらい、有意義な時間を過ごす。
暫くすると、ご飯が出来たとリサから聞いて、私が表にいる梅香ちゃんと桜ちゃんを呼んだ後、死にかけてぴくぴくしているスメラギを、力持ちスキルで片脇で抱えて室内に放り込む。
さて、みんなでご飯食べ……
「……え」
ふと窓を見ると、外で監視任務している3名の内1人が、ひっくり返った状態で窓の上からひょこっと顔を出して、ご飯を見ながら涎を垂らしているのが見えた。
涎を頭の方に垂らす人なんて初めて見たよ、うん。
てか、窓の上からひっくり返った状態で顔が見えてるって事は……壁に張り付いてるの?え、凄くない?
「ナギ!はしたないですよ!」
ツキミが窓に詰め寄り怒っている。
「お腹……空いた」
「この後、交代してご飯に行かせてあげますから、もう少し我慢してください」
「むー……」
膨れっ面が可愛い、あの子も私に近い年齢っぽいなぁ……きっと食べ盛りだね、仕方ない。
「まぁ待ってください、ツキミさん」
「カオリ様?」
私は骨付き肉を1つ取り、ナギに差し出す。
「はい、これで昼食の時間まで頑張ってね」
「!」
本当にご飯くれるとは思っていなかったのかびっくりされたが、受け取ってくれた。
「ありがと、がんばる」
そう言って、ナギは顔を引っ込めて行った。
「カオリ様、甘やかしちゃダメですよ……リサ隊長、しっかり教育しておきますから!」
「……ふふっ」
ふとリサが笑いだして、周りが和やかな雰囲気へと変わる。
「あの、どうされました?リサ隊長」
「いえ、カオリ様がこの家に来られてから、だいぶと家内の雰囲気が変わったと思っただけです」
「隊長……」
「暗部隊に対して自体は今まで通り厳しくいきますが、カオリ様が許す日くらいは、こうした時間も良いのではと思ってしまいます」
「……ですね」
暗部隊の仕事は、常に気を張り、悪に悪をぶつけるような事ばかりです。
だから、今の時間くらいは……みんな今みたいな和やかな時間、そして笑顔で居られる時間を、過ごして欲しい。
そう思う……私であった。
リビングに戻ると、リサの変わりにスメラギとユキが台所に立って昼食の準備をしており、リサも台所へ向かった。
私も行こうと思ったんだけど「後は私にお任せを」と言われ、リサはスメラギとユキの2人と交代した。
スメラギとユキは、私とツキミと共にソファーでのんびりする事にしたんだけど、全員忍び衣装である黒装束の服で、スカート?が短くてちょっと下着が見えそうでエロい……でも、全体的に見るとカッコイイ!少し羨ましいな。
リス人族のスメラギに、兎人族のユキ、人族のツキミ。
リサが前に言っていた、忍びは和の里で育った子が暗部隊になっているって事は皆は同じ村の人なんだろうけど、そんなに色んな種族が居るのかな?
「皆さんって同じ村出身なんですか?色んな種族がいるので気になって」
「なるほど、村で育ったのは間違いないのですが、生まれは村だったり違ったりで様々なんですよ?カオリ様」
「そうなんですか?」
「はい、例えばスメラギなんかは、村外から来た孤児ですから」
「ですねー、私の両親は若くして病気で亡くなってしまいまして、まだ小さかった私は、近くにあった和の里にある孤児院に引き取ってもらったんですよ」
「なるほど、両親が……ごめんなさい」
「いえ、気にしないでいいです!私はここが気に入ってますから、寂しくなんて全然ないです!」
「そっか、ならよかったです。すみません、あと村と里の違いが分かりにくいのですが……」
「あぁ、ならまずその説明からいきますね。里と言っても同じ村なのです、その村の中の一部が和の里と呼ばれるという珍しい仕組みで、和の里が暗部隊のような忍びに関する所なのですよ。なので村でも間違いではないですが、忍びが絡むなら厳密には里なんです。育った場所自体は村なので、言い分けているのですよ。リサ隊長は和の里生まれで根っから忍びの家系だったので、多少里意識が高いかと」
なるほど、本当は1つの村なのだけど、忍びに関する事や場所は里と呼んでいると。
やっぱり暗殺とかが絡むから、村に迷惑かけないように……的な理由があるのかな?
「そうだったんですね!なるほど、理解出来ました」
「良かったです。それで和の里に孤児院があるんですが、実はこれにも理由があるのです」
「理由?」
「はい、将来暗部隊になる子達の引き取りと育成の為です」
「孤児院が、いわゆる忍びの為の学校って訳ですか?」
「学校?」
「あぁすみません、学びの場所って事で良いですか?前世ではそういう子供の学びの場所を学校と呼んだので、つい」
「あぁなるほど、それならばカオリ様のいう学校と思って頂いていいと思います、こちらでの正式な学びの場は学院ですね」
「この世界にも、学びの為の学校があるんですね」
「はい、魔法学院だったり、騎士育成用の騎士学院があったりしますね。ちなみに王都トリスタのすぐ近くにある隣町キャンデに、騎士学院と魔法学院もありますよ!」
「そうなんですか!」
騎士学院に魔法学院!気になるなぁ……
「ねー副隊長にカオリ様ー、暇ですよぉ」
「何です?シゴかれたいんですか?スメラギ、今なら双剣姫2人居ますので最高の修行出来ますよ?」
「んー?やるー?」
「かかってこーい!」
梅香ちゃんも桜ちゃんもやる気だ、多分2人も暇だったんだろうね……
「ひぃ!!それは嫌ですぅぅぅぅ!!折角カオリ様が居るんですから、楽しい話題で話しましょうよぉぉ!」
「スメラギ、我慢ですよぉ……カオリ様に、暗部隊を知って頂くいい機会なんですからぁ……」
「でもでもおぉぉぉ!よっぽどの事がない限り接触しないように言われてたカオリ様と、ようやくお話出来るんですよ!?もっと楽しくしたいですよおぉぉぉ!」
「我儘言ってはいけませんよぉ、スメラギ」
「だってぇぇぇ!!」
スメラギがじたばたと駄々をこねている、可愛いけど、こんな子が暗殺だって必要ならする子なんだよね……今の私よりは年上っぽいけど、まだ10代だと思う。
この世界の子供は強いなぁ……あ、梅香ちゃんと桜ちゃんは例外ね。
まぁ確かに、暗部隊の事を知れるのは嬉しいけど、楽しくお喋りしたい気持ちも分かる……ならば。
「なら、今日のお昼から私と遊ぶのが任務です!この世界の遊びや忍術で、私を楽しませてください!」
そう言うと、スメラギの目がキラーンと星型に光る。
「やったぁぁぁぁぁぁ!何でもやりますよおぉぉぉ!」
「え、えぇ……副隊長さん、よろしいのですかぁ……?」
「はぁ……まぁ、カオリ様のご希望です、リサ隊長も多分許してくれるでしょう……先程はカオリ様も大変でしたから、優先にしましょうか」
「いえぇぇぇい!遊びますよおぉぉぉ!」
「スメラギはもうちょっと抑えなさい!!」
「ぶえっ!?うおぁぁぁぁぁ!頭が割れるぅぅぅぅぅ!」
スメラギの脳天にツキミのチョップが炸裂、痛みで床を転げ回る。
「はぁ……元気がありすぎですね。双剣姫のお二方、良ければスメラギを昼食の時間までシゴいて上げてくださいませ」
「いいのー?」
「わーい!」
「「遊んであーげるっ!!」」
梅香ちゃんがスメラギの首根っこ付近の服を掴んで引きずっていく……
「グエッ!ギャァァァァァァァァァ!お助けぇぇぇぇぇ!カオリ様ァァァァァァァァ!!」
「……頑張ってね♪」
私はグッと親指を上げて微笑んだ。
「イヤァァァァァァ!爽やかな笑顔でグッジョブしないでぇぇぇぇぇぇ!!のんびり時間カムバァァァァァァァァック!!」
騒がしいまま、スメラギは梅香ちゃんに連れ去られてしまった、生きて帰って……くるかなぁあれ。
まぁ、大丈夫だと信じよう、うん!
「やっと静かになりましたぁ……」
「スメラギさんって、いつもあんな感じなんですか?」
「わ、私に対しては敬語じゃなくて大丈夫ですぅ……私、12歳なのでぇ」
「分かった、じゃあ普通に喋らせてもらうね」
「はいですぅ!そうですねぇ……スメラギさんは隊のムードメーカーと言いますか、お騒がせ担当と言いますか……確かに、いつもあんな感じですぅ」
「まぁ暗部隊と言えど、明るい空気も……必要だね」
「そうですねぇ、やる事は真っ黒な事ばかりですのでぇ。でも真剣な時はキチッとしてくれますから、ちゃんとONOFFは出来ますし、普段は場を弁えてくれてはいますぅ……今日は、余程カオリ様とお話出来るのが嬉しかったみたいですねぇ」
「まぁ、そう言ってくれるだけ嬉しいかな、仲良くなりたいって思ってたし」
「他の隊達も、みんなカオリ様や炎風のお二方をお慕いしてますから、仲良くしてあげてくださいぃ」
「ありがとうね」
私は、またユキの頭を撫でた。
「あぅあぅ、また撫でられたのですぅ」
と言いながらも、避けたりせず気持ちよさそうにしている。
長い耳がゆらゆらと動き、リラックスしている風に見える。
少しばかり撫でさせてもらいつつ、ツキミとユキと私でのんびりと世間話をした。
私の世界の事や、この世界の事、そして暗部隊さんの昔話を聞かせてもらい、有意義な時間を過ごす。
暫くすると、ご飯が出来たとリサから聞いて、私が表にいる梅香ちゃんと桜ちゃんを呼んだ後、死にかけてぴくぴくしているスメラギを、力持ちスキルで片脇で抱えて室内に放り込む。
さて、みんなでご飯食べ……
「……え」
ふと窓を見ると、外で監視任務している3名の内1人が、ひっくり返った状態で窓の上からひょこっと顔を出して、ご飯を見ながら涎を垂らしているのが見えた。
涎を頭の方に垂らす人なんて初めて見たよ、うん。
てか、窓の上からひっくり返った状態で顔が見えてるって事は……壁に張り付いてるの?え、凄くない?
「ナギ!はしたないですよ!」
ツキミが窓に詰め寄り怒っている。
「お腹……空いた」
「この後、交代してご飯に行かせてあげますから、もう少し我慢してください」
「むー……」
膨れっ面が可愛い、あの子も私に近い年齢っぽいなぁ……きっと食べ盛りだね、仕方ない。
「まぁ待ってください、ツキミさん」
「カオリ様?」
私は骨付き肉を1つ取り、ナギに差し出す。
「はい、これで昼食の時間まで頑張ってね」
「!」
本当にご飯くれるとは思っていなかったのかびっくりされたが、受け取ってくれた。
「ありがと、がんばる」
そう言って、ナギは顔を引っ込めて行った。
「カオリ様、甘やかしちゃダメですよ……リサ隊長、しっかり教育しておきますから!」
「……ふふっ」
ふとリサが笑いだして、周りが和やかな雰囲気へと変わる。
「あの、どうされました?リサ隊長」
「いえ、カオリ様がこの家に来られてから、だいぶと家内の雰囲気が変わったと思っただけです」
「隊長……」
「暗部隊に対して自体は今まで通り厳しくいきますが、カオリ様が許す日くらいは、こうした時間も良いのではと思ってしまいます」
「……ですね」
暗部隊の仕事は、常に気を張り、悪に悪をぶつけるような事ばかりです。
だから、今の時間くらいは……みんな今みたいな和やかな時間、そして笑顔で居られる時間を、過ごして欲しい。
そう思う……私であった。
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