ゴブリンは最弱?誰が決めた?

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第4章

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宿でミーアが寝てから既に半月が過ぎた
あの時からミーアは起きていない

「お母様・・・まだ起きませんね・・・」

「・・・今はそっとしておこう、とりあえず朝食を食べて来よう」

///////

ガチャ

「おはようなのじゃ」

「「!!!」」

「ミーア・・・?大丈夫なのか?・・・」

「大丈夫とは言えんの・・・」

「・・・そろそろなのか?・・・」

「あぁそうじゃあと持って5日じゃな」

「そんな・・・お母様!!」

「カナリ、落ち着いて・・・予定より早いな・・・」

「じゃな儂も少し驚いておるなんせ
自分の体を把握出来て無かったんじゃからの」

「それ以上持つ事は・・・」

「無いのそれは断言出来るんじゃ」

「そっか・・・じゃあどのくらい遊べる?」

「え・・・?」

「ふっ・・・いくらでも・・・じゃ!」

「なら、早速行こう!」

「カナリも!いくぞ!」

///////

それからは日が暮れるまで遊び続けた
2日目に川で遊び
3日目に出店を見て
4日目にまたはしゃぐ
・・・そして5日目の朝・・・

「おはようミーア、カナリ」

「おはようございます、お父様お母様」

「・・・おはようなのじゃ・・・」

「どうした?ミーア?」

「すまんのファクティア、儂はもう動けん」

「そうか…まぁ…予想は出来ていたけどな…」

「お母様…」

「今日は何もせず皆でお話でもしようか」

「それがいいの」

「何から話そうか…そうだな
俺とミーアとの出会いを話そうか…」

「よせ、恥ずかしいじゃろ?」

「はは…良いじゃないか…そうあれは…」

★★★

「楽しい時間もこれまでじゃな」

「…もう行くのか?」

「あぁ楽しかった…楽しかったんじゃ…
儂の1人でいた時間と比べれば、ほんの僅かな時間じゃが…
それでもファクティアやカナリと居れて儂は…
      最高に幸せじゃった!!」

「うぅう…お母様…お母様…」

「泣くではないカナリ…泣いては…未練が残ってしまう…
未練が強い死者は知性の無い屍と化し人を襲う…
儂はそうは成りたくない…だからの?ミーア…
笑って送り出してほしいんじゃ」

「うぅっ…うっ…はい…お母様…
カナリは…カナリは…笑えてますか?…」

「うむ、素敵な笑顔じゃ…ファクティア」

「何だ?」

「カナリを頼んだぞ」

「任せろ俺達の娘だ幸せにする…絶対にだ」

「うむ…先に行って待っておる、焦らずゆっくり
来るんじゃぞ?」

「あぁ、待っててくれ…何時かそっちに行く…」

「お母様…また会いましょうね?」

「うむ、また、あお、う……………

「うぁぁぁぁぁ!!お母様!!お母様ーー!!」

長い時…ミーアにしたら一瞬だったかも知れないが…
それでも…大好きな家族が今日、死んでしまった


第4章    END



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

作者こめ

読まなくても平気です

お久しぶりですそして遅い
明けましておめでとうございます
一応書いてはいますよ?   
    納得が出来ないだけです(ボソ
第5章は今の所出来てはいません
ネタは有るんだよ?文字に出来ないだけです
そして約4ヶ月間更新してないのにお気に入りを
していただいている方々に感謝です
すっごい遅いですがこれからも
ゴブリンが最弱?誰が決めた?を宜しくお願いします
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