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第3章

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ゴツン!!

「痛い…(泣)」

「気持ち悪いといったからだ」

「お主も同意したではないか!」

「自分が言うのと他のやつから言われるのではまた違うんだよ」

「理不尽じゃ~~!」

「それはそれでこれからどうするんだ?」

「グスン…どうするとはなんじゃ?」

「なんじゃ?って俺はもう行って良いのか?
それともまだ何か有るのか?」

「うーん…正直な所あんまり考えておらんかったんじゃ
最初の試練、鍵探しで数ヶ月かかると思っておったからの…
最終的には看取って貰うつもりじゃたし…」

「一年かかるの前提での試練だったんだな」

「何を言うか数年単位の試練のつもりじゃったんたんじゃぞ!」

「一年たっても鍵さえ見つからずミーアが死んでその後の試練はどうするつもりだったんだ?」

「んんそれは我が死ぬ寸前でこの鍵を渡し
鍵を開けたらこれを開けろと言うつもりじゃった」

「鍵?何処に持ってんだ?」

「普段の姿は鍵でわなくこの指輪に成っておる」

見た感じ普通の指輪だな…

「成ってるってその指輪自体が鍵じゃなく
鍵にもなるってどう言う事だ?」

「これは見たほうが早いのぅ
≪形状変化タイプB≫」

ドロォ…ポコポコ…デデーン

最後の音何だよ…

「指輪が溶けて鍵に成った…触って大丈夫か?」

「大丈夫じゃあと熱くも成っておらん
これは形状記憶金属と言う物じゃ
ちなみに希少でこれだけで国が動くレベルじゃ」

「何でそんなん持ってんだよ」
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