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種明かしあるいは裏話
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一滴、濃緑の天より落ちる。雫は膨らみ蕾開くように鳥へと転じた。鳥は色を変えながら羽搏き山河を軽々越えて、広大に広がる神域の庭園へと至る。輝く黄金果樹の巨木を横目に、彼は結界を容易く貫いて適当な椎の木に飛び込む。枝は微かに揺らいだ。姿は、リスに変わった。黒い毛並みの艶やかな一匹は幹を駆け下りて庭を走る。
花畑を抜け、また枝を伝い、息を乱す様子もなく。
その尾を、引っ掴む手があった。
「お前、ヨーケンであろう。何をとる気だ」
腕は――上半身は人の女の形をしていたが、下肢は天鵞絨のように滑らかに苔むした、獣の如き四つ足だった。草花を踏むことのない四肢の園の管理者、輝く碧髪の女神ナンスェレルが言い当てるのに、逆さ吊りされたリスは身を捩り、翻った。
「気づくのが早いな」
優美な白い衣を身に纏う、黒髪の少年とも少女ともとれる美貌の若人のなりをした常の姿に戻って、天を仰ぎぼやく。結界は揺れてもいない。上手く忍び込んだはずだったが。
「毛並みがよすぎる。そのように立派なリスはなかなか居らぬ。――それで何用か。偽りなく申せよ」
ナンスェレルは柳眉を上げて指摘する。
ヨーケンもまた高位の神であった。地位のみで言えばこの園で憩い草を摘むくらいは容易く許されるような。だが何かと、得た枝を用いた魔法で兄弟にちょっかいをかけたり、惚れ薬で情を弄んだり、植物というよりも世界に満ちる力の結晶である黄金の果実を気に入った者に気前よすぎるほどに振舞ってしまったりするので、目をつけられていた。特に隠れて入ってくるときなど怪しいに決まっている。
そんなわけであるから、何処に居ても園のすべてを把握することの出来る目で彼を見つけたナンスェレルは、即座に現れたのだ。
しかしヨーケンは困った様子もなく、彼女を見上げて微笑んだ。――今日の目的は果実や草花ではなく、彼女に見つけてもらうこと。対話であったのだ。真っ向から行かなかったのはただの遊び心だ。本当はもう少し戯れる予定だったが、その点だけは彼女が上手だった。
「実は久しぶりに一つ前を見てきたのです。どのようになったかと思って」
ナンスェレルの目つきが変わった。銀色の瞳は淡く郷愁めいたものを帯びて揺れる。
――神とは、いわば創世を生とする生き物だった。世界を創り、育てては自身もまた成長していく、一つ創り終えてはまた新たな世界を創りにいく。そういうものだった。一人で創世することもあれば、大勢で行うこともある。彼らは近頃は皆で力を貸し合って作業を分担してこなすのを好んでいた。
一つ前。美しく完成させた世界もまた、その一つだった。
「あそこには彼らがいますので、どうやっているかなと思って。もう何代も変わってはいましたが。国は少し増えていたかな。でも概ね元気そうでしたよ。安定していましたし、放っておいてもまだ数千年は続くでしょうね。魔法はさすがに減る一方と見えますが」
あるとき長く共に歩んだその世界から次へと移り住むとき――彼らは深く関わり合った種である人を、世界に置いていくことにした。
人はあまりに広く多くに増えすぎていて、すべて連れていくことは叶わなかったからだ。誰かをというのは選べず、また争いの原因になりそうだと、置いていくことに決まった。――密やかに連れられた者たちは居て果たせるかな諍いが起きたが、ほとんどは元の世界にそのまま残された。
そうして人を置き去って、神々はまた新しい世界を創り始めた。それが此処だ。創りかけの世界の中枢で根ざした庭園は、神々に力を供給する一つの施設だった。
「……病などはまた流行ってはおらぬか? 災いは」
「まあまあ、決めたとおり機能しています。酷くはありませんでしたが、苦しむ者は少なからずいるようでしたね」
「そうか……」
別世界を自由に行き来するほどの権能は、ヨーケンのような長じた神の特権だった。ナンスェレルはその域にはない。だからかつて居た世界の話は興味をそそった。特に、人について。
彼女が半分人の姿を模しているのは、人を気に入っていたからだ。そういう神は多かった。長く共に居て愛しんだ存在だったので。
前の世界では神々と人々はよく接しており、この園もまた、人に開かれることがあった。一部の門が地に点在してもいた。その恵みや智慧を授けてやるとき管理者ナンスェレルは深く感謝されたものだった。
――しかし、こちらの世界は未だそういう段階にはない。前回とは違う試みをしているから前のようになるという確証もなかった。以前の満ち足りた心を覚えていると、ただ同胞の為に決まった仕事をこなしているだけの今に、寂しさがあった。彼女がそのようなので庭もどことなく精彩を欠いた。
ヨーケンはそれを知っていて、今日彼女に声をかけた。
「少し彼らに触れませんか、ナンスェレル」
「何?」
「彼らにまた庭の恵みを分け与えるのです」
「お前が与えるのか」
「いや。私が持っていくのではすぐ見つかって、また兄上にお叱りを受けてしまうやも。一度二度、大した量にもならないでしょう。ですから摘み取るのは彼ら自身の手でさせましょう。――此処と、前の世界を魔法で繋げるのです。私が魔法をかけるから、君は見ているだけでいい。それなら暫らくひっそり続けることができるに違いない。私たちで秘密にしましょう」
ヨーケンもその見た目どおり、人贔屓の神だった。愛した妻がいて子を成した。それからはずっと基本形は人の姿で居て、当時つけた名を名乗っているくらいだった。
だから見てきた前の世界の様子――神々が去って久しく、魔法の力も減り、些か困っている様に思いつき、手を貸したくなったのだ。
「人は私たちよりもこの園を役立てますよ。園だって、役に立ったほうが嬉しいでしょう」
それは彼にとっては一石二鳥の思いつきだった。
人は喜ぶ。そして、園の主である女神も。ヨーケンはナンスェレルに囁いた。
「きっと皆、崇めて君の名を唱える」
――あれは、あれはよいものだ。
信仰の恍惚を思い出すと、彼女はすぐに頷いた。
華やぐ微笑みを浮かべたヨーケンは揚々と魔法をかけた。至上の魔法の使い手である一神の力は園を包み、その表層を一つ前の世界と繋げた。彼にとっては手の一振り呪文の一紡ぎ。しかし人には到底及ばぬ遥かな御業だった。
そうして初めは山野の適当なところに庭の一角を重ねてみたのだが、人のほうは啓示もなければなかなか気づかない。そのうちに、魔法の波が引いて消え失せてしまうのの繰り返しだった。人の子は相変わらず鈍いなと呆れて、一応は立ち去った世界にいちいち言ってはいられぬと悩んだ末に、ヨーケンは一人、目についた子供に波長を据えた。その手に渡すように蔦の一筋を贈った。
さすがにこれはすぐ見つかって騒ぎになった。蔦が無事に摘み取られ、人々がその奇跡を喜ぶのを見届けて、ああこの方法でいこう、とヨーケンは決めた。勝手に生えているよりもそうした現象を伴ったほうが、より一層有難がるなと思ったのだ。適当に魔法を放ち内に入った者にその役を任せていった。
それが、庭だ。
あるときの、神の思いつき。好いた女神への誘いの一環。無作為な魔法の末。
――園は選ばない。
誰が庭になるのかは、結局偶然が決める。けれども偶然が何かを実らせることは多いものだ。
庭と園丁官の出会いは間違いなくそのひとつである。
遠く、一つ前の世界から声が届く。神々の園に触れた人々の賛美の声が届く。園の主、美しき恵みのナンスェレル。そういう声を、彼も盗み聞いた。庭の草の上に寝そべりながら、うっとりと目を閉じる女神の横顔を見た。
――君はそういう顔をしているほうがいい。
「もっと私にも感謝したらどうですかね」
言う代わりに呟くと、ふ、とナンスェレルが笑う。その顔もまた嬉しそうなのが、ヨーケンには喜ばしかった。
「神託でもしてくるべきだったな」
「自分で崇めてくれと言うの、ちょっと恥ずかしいでしょう」
自分の分は、人が決めてくれた祭日まで我慢することにする。また愛しい子孫たちが呼んでくれるはずだ。
神託などする時代は遠ざかっても、それでもその声が聞こえるうちは、まだ懐かしんでもよいだろう。そう、ヨーケンは思う。
神々は共に生きた人々の続きを愛でている。新たな世界を創りながら。
花畑を抜け、また枝を伝い、息を乱す様子もなく。
その尾を、引っ掴む手があった。
「お前、ヨーケンであろう。何をとる気だ」
腕は――上半身は人の女の形をしていたが、下肢は天鵞絨のように滑らかに苔むした、獣の如き四つ足だった。草花を踏むことのない四肢の園の管理者、輝く碧髪の女神ナンスェレルが言い当てるのに、逆さ吊りされたリスは身を捩り、翻った。
「気づくのが早いな」
優美な白い衣を身に纏う、黒髪の少年とも少女ともとれる美貌の若人のなりをした常の姿に戻って、天を仰ぎぼやく。結界は揺れてもいない。上手く忍び込んだはずだったが。
「毛並みがよすぎる。そのように立派なリスはなかなか居らぬ。――それで何用か。偽りなく申せよ」
ナンスェレルは柳眉を上げて指摘する。
ヨーケンもまた高位の神であった。地位のみで言えばこの園で憩い草を摘むくらいは容易く許されるような。だが何かと、得た枝を用いた魔法で兄弟にちょっかいをかけたり、惚れ薬で情を弄んだり、植物というよりも世界に満ちる力の結晶である黄金の果実を気に入った者に気前よすぎるほどに振舞ってしまったりするので、目をつけられていた。特に隠れて入ってくるときなど怪しいに決まっている。
そんなわけであるから、何処に居ても園のすべてを把握することの出来る目で彼を見つけたナンスェレルは、即座に現れたのだ。
しかしヨーケンは困った様子もなく、彼女を見上げて微笑んだ。――今日の目的は果実や草花ではなく、彼女に見つけてもらうこと。対話であったのだ。真っ向から行かなかったのはただの遊び心だ。本当はもう少し戯れる予定だったが、その点だけは彼女が上手だった。
「実は久しぶりに一つ前を見てきたのです。どのようになったかと思って」
ナンスェレルの目つきが変わった。銀色の瞳は淡く郷愁めいたものを帯びて揺れる。
――神とは、いわば創世を生とする生き物だった。世界を創り、育てては自身もまた成長していく、一つ創り終えてはまた新たな世界を創りにいく。そういうものだった。一人で創世することもあれば、大勢で行うこともある。彼らは近頃は皆で力を貸し合って作業を分担してこなすのを好んでいた。
一つ前。美しく完成させた世界もまた、その一つだった。
「あそこには彼らがいますので、どうやっているかなと思って。もう何代も変わってはいましたが。国は少し増えていたかな。でも概ね元気そうでしたよ。安定していましたし、放っておいてもまだ数千年は続くでしょうね。魔法はさすがに減る一方と見えますが」
あるとき長く共に歩んだその世界から次へと移り住むとき――彼らは深く関わり合った種である人を、世界に置いていくことにした。
人はあまりに広く多くに増えすぎていて、すべて連れていくことは叶わなかったからだ。誰かをというのは選べず、また争いの原因になりそうだと、置いていくことに決まった。――密やかに連れられた者たちは居て果たせるかな諍いが起きたが、ほとんどは元の世界にそのまま残された。
そうして人を置き去って、神々はまた新しい世界を創り始めた。それが此処だ。創りかけの世界の中枢で根ざした庭園は、神々に力を供給する一つの施設だった。
「……病などはまた流行ってはおらぬか? 災いは」
「まあまあ、決めたとおり機能しています。酷くはありませんでしたが、苦しむ者は少なからずいるようでしたね」
「そうか……」
別世界を自由に行き来するほどの権能は、ヨーケンのような長じた神の特権だった。ナンスェレルはその域にはない。だからかつて居た世界の話は興味をそそった。特に、人について。
彼女が半分人の姿を模しているのは、人を気に入っていたからだ。そういう神は多かった。長く共に居て愛しんだ存在だったので。
前の世界では神々と人々はよく接しており、この園もまた、人に開かれることがあった。一部の門が地に点在してもいた。その恵みや智慧を授けてやるとき管理者ナンスェレルは深く感謝されたものだった。
――しかし、こちらの世界は未だそういう段階にはない。前回とは違う試みをしているから前のようになるという確証もなかった。以前の満ち足りた心を覚えていると、ただ同胞の為に決まった仕事をこなしているだけの今に、寂しさがあった。彼女がそのようなので庭もどことなく精彩を欠いた。
ヨーケンはそれを知っていて、今日彼女に声をかけた。
「少し彼らに触れませんか、ナンスェレル」
「何?」
「彼らにまた庭の恵みを分け与えるのです」
「お前が与えるのか」
「いや。私が持っていくのではすぐ見つかって、また兄上にお叱りを受けてしまうやも。一度二度、大した量にもならないでしょう。ですから摘み取るのは彼ら自身の手でさせましょう。――此処と、前の世界を魔法で繋げるのです。私が魔法をかけるから、君は見ているだけでいい。それなら暫らくひっそり続けることができるに違いない。私たちで秘密にしましょう」
ヨーケンもその見た目どおり、人贔屓の神だった。愛した妻がいて子を成した。それからはずっと基本形は人の姿で居て、当時つけた名を名乗っているくらいだった。
だから見てきた前の世界の様子――神々が去って久しく、魔法の力も減り、些か困っている様に思いつき、手を貸したくなったのだ。
「人は私たちよりもこの園を役立てますよ。園だって、役に立ったほうが嬉しいでしょう」
それは彼にとっては一石二鳥の思いつきだった。
人は喜ぶ。そして、園の主である女神も。ヨーケンはナンスェレルに囁いた。
「きっと皆、崇めて君の名を唱える」
――あれは、あれはよいものだ。
信仰の恍惚を思い出すと、彼女はすぐに頷いた。
華やぐ微笑みを浮かべたヨーケンは揚々と魔法をかけた。至上の魔法の使い手である一神の力は園を包み、その表層を一つ前の世界と繋げた。彼にとっては手の一振り呪文の一紡ぎ。しかし人には到底及ばぬ遥かな御業だった。
そうして初めは山野の適当なところに庭の一角を重ねてみたのだが、人のほうは啓示もなければなかなか気づかない。そのうちに、魔法の波が引いて消え失せてしまうのの繰り返しだった。人の子は相変わらず鈍いなと呆れて、一応は立ち去った世界にいちいち言ってはいられぬと悩んだ末に、ヨーケンは一人、目についた子供に波長を据えた。その手に渡すように蔦の一筋を贈った。
さすがにこれはすぐ見つかって騒ぎになった。蔦が無事に摘み取られ、人々がその奇跡を喜ぶのを見届けて、ああこの方法でいこう、とヨーケンは決めた。勝手に生えているよりもそうした現象を伴ったほうが、より一層有難がるなと思ったのだ。適当に魔法を放ち内に入った者にその役を任せていった。
それが、庭だ。
あるときの、神の思いつき。好いた女神への誘いの一環。無作為な魔法の末。
――園は選ばない。
誰が庭になるのかは、結局偶然が決める。けれども偶然が何かを実らせることは多いものだ。
庭と園丁官の出会いは間違いなくそのひとつである。
遠く、一つ前の世界から声が届く。神々の園に触れた人々の賛美の声が届く。園の主、美しき恵みのナンスェレル。そういう声を、彼も盗み聞いた。庭の草の上に寝そべりながら、うっとりと目を閉じる女神の横顔を見た。
――君はそういう顔をしているほうがいい。
「もっと私にも感謝したらどうですかね」
言う代わりに呟くと、ふ、とナンスェレルが笑う。その顔もまた嬉しそうなのが、ヨーケンには喜ばしかった。
「神託でもしてくるべきだったな」
「自分で崇めてくれと言うの、ちょっと恥ずかしいでしょう」
自分の分は、人が決めてくれた祭日まで我慢することにする。また愛しい子孫たちが呼んでくれるはずだ。
神託などする時代は遠ざかっても、それでもその声が聞こえるうちは、まだ懐かしんでもよいだろう。そう、ヨーケンは思う。
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