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きみと僕と世界史
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月曜日の朝、きみはドアフォンを鳴らす。
僕は鞄と入部勧誘ポスターを持って家を出て、きみと並んで登校する。
「高校生になったから、変化球を覚えようと思うんだ」ときみは言う。
「ワタシのストレートは速いけれど、それだけで甲子園に出場できるほど、高校野球は甘くないよね」
「そうだね。なにか別の球種が必要だろうな」
僕たちは中学時代も野球部に所属し、3年生のときは全国大会に出場した。
きみはストレートで押しまくり、三振の山を築いた。外角低めにビシッと決まる快速球を打てる者は、めったにいなかった。
2回戦で4番バッター相手に真ん中に入る失投があり、ソロホームランを献上。全国大会唯一の失点だったそれが決勝点となって、0対1で僕たちは負けた。
「ワタシが変化球を投げられたら、必ず甲子園に出場できる」
「相変わらず自信満々だね。前提として部員が9人以上いないとだめだけどな」
まあ部員は集めるとして、ときみは言う。
「スプリットを投げたいな」
「まず初めに覚えるべき変化球は、ストレートと同じ投げ方をするやつだよ。握り方だけを変える。ワンシーム、ツーシーム、カットボール」
「つまらないよ。スライダーにしよう」
「スライダーは身体に負担が大きいらしい。手首とか肘とかにね。ストレート系変化球を覚えたら、次はカーブだね」
「地味だなあ。魔球みたいなすごい変化球を投げたいんだよ」
「焦らないで。変化球を覚えるにも、順序というものがある。身体をしっかりとつくってから投げるべき球もある」
「ワタシの身体は丈夫なんだ。スプリットもスライダーも投げられる」
その自信の根拠はなんなんだ。やはりきみは変身生物なのか?
「とにかくいきなり危険な変化球に挑戦するのはなしだ」
野球談議をしているうちに、学校に到着した。
きみと僕は職員室へ行って、高浜先生にポスターを見せる。
先生はそれをまじまじと見つめてから、口角を上げ、親指を立てた。
「なかなかよくできてるじゃねえか。誰が描いた?」
「僕です。昇降口の前の掲示板に貼りたいんですが」
「生徒会の許可を取れ」
「顧問の許可じゃだめなんですか?」
先生は首を振る。
「管轄は生徒会だ。放課後、生徒会室へ行け」
面倒くさいな。でもそれがルールならしかたない。
僕たちはお辞儀をして職員室を去り、校舎4階にある1年B組の教室へ行く。
きみが教室に入ると、男子の視線が集中する。「空尾さん……」とつぶやく生徒もいる。
明らかにモテている。きみがそれに気づいているのかいないのか、僕にはわからない。きみは男子の顔なんて見もしないで、あっさりと席についた。
月曜日は世界史の授業がある。
境川先生が古代メソポタミア文明について説明する。
「現代の地名で言うと、イラク南部でシュメール人が灌漑農業を始めました。紀元前5500年ごろのことです」
先生はいきいきと語っていく。
僕は真面目に聞いている。歴史は好きな科目だ。
しかし、境川先生は唐突に脱線する。
「これから私はあなたがたに魂を込めて世界史を教えていきます。森羅万象を教えたい。しかしながら、死んでも伝えたいのは、次の一点だけなのです。すなわち、20世紀に人類は宇宙からやってきた変身生物の侵略を受けた。現在もその侵略は激化する一方です。私たちはなんとしてでも変身生物をすべからく駆除し、世界を人類の手に取り戻さなくてはなりません」
先週も同じことを言っていた。この話を始めると、境川先生の瞳はらんらんと輝く。
「さもなくば逆に人類が駆逐され、歴史は変身生物のものとなってしまうでしょう」
そんなことは教科書には書いていない。
境川先生は美しいアラサーの女性だが、狂信的な雰囲気がある。
犯人を捜す刑事のように先生は生徒を見回す。
その目は妙に怖い。
きみたちの中に変身生物はいないだろうね、と言っているかのようだ。
「日本政府は変身生物を追っています。主に公安警察が変身生物の追求をになっていますが、自衛隊にも治安維持用特殊部隊や危険生物専門組織があって、逮捕拘留権が与えられています。特別な場合や変身生物相手なら、自衛隊も即時に動けるのです」
脱線につぐ脱線。
僕は変身生物に並々ならぬ関心を抱いているが、中立的な思想を持っている。問答無用で排除するのではなく、変身生物を理解し、対話し、場合によっては共存共栄してもよいのではないかという立場だ。
境川先生は完全否定派。侵略者は殺せ。
一方的で不穏な話はあまり聞きたくない。まともな世界史の授業に戻ってほしい。
「先生、変身生物は本当に地球外から来たのですか?」ときみは質問する。
僕はヒヤッとする。
きみは人間離れした美貌の持ち主で、優秀すぎる投手だ。もしかしたら変身生物かもしれない。その可能性はゼロではない。境川先生に目をつけられるのは危険だ。
先生はきみを睨む。
「良い質問です」
世界史の教師は、獲物を見つけた女豹のようにじっときみを見つめた。
「変身生物は深海からやってきた地球の生物であるなどという戯言も聞きますが、やつらは宇宙生物です。米国国防省の出版物に書いてありましたから、まちがいありません」
「どんなタイトルの出版物なのですか? 読んでみたいです」
「『北アメリカ大陸におけるUFOに関する調査研究』です。その中で変身生物についての記述があります」
きみはぽかんと口を開ける。
きみだけでなく、クラスメイトたちの多くが同じような反応をする。
こっそりと眉につばをつけている女生徒もいた。
僕はクエスちゃんの動画を思い出した。
「えっと、そこになんて書いてあるんですか?」ときみは訊く。
「変身生物は地球外生物である疑いが濃厚である」
「疑いじゃないですか。確定していませんよね」
「濃厚なんですよ! 私は変身生物に関するいろんな文献に当たりました。宇宙から来たという説がもっとも説得力がありました。他に注目に値する説はありません。ゆえに変身生物は地球外生物なのです!」
先生はたたみかけるようにしゃべる。
「日本政府もそう考えているにちがいありません。防衛省に宇宙戦争の研究をしている部署があるという文献もありました。そこが変身生物の研究をしているのはまちがいありません!」
きみは首を傾げる。納得していなさそうだ。
もうこれ以上話すなと思うが、きみは発言してしまう。
「宇宙から来るかもしれないさまざまな脅威について研究する部署ではないのですか?」
境川先生が額に青筋を立てる。
「いまここにある危機に対応するための部署です! 変身生物研究のための組織なのです!」
先生は鬼のような形相できみに詰め寄ろうとしたが、そこで授業時間終了を告げるチャイムが鳴った。
「ちっ、本日はここまでとします」
「起立、礼」と日直が言う。
僕はきみのそばに寄り、「あんまり境川先生を刺激するな」と耳打ちする。
「あの先生、なんとなく虫が好かないんだよね」
「だとしても、目をつけられるのはまずい」
「わかったよ。これからは気をつける」
僕は安心できない。きみは境川先生が去っていったドアに鋭い視線を向けている。
きみを危険にさらしたくない。
僕は鞄と入部勧誘ポスターを持って家を出て、きみと並んで登校する。
「高校生になったから、変化球を覚えようと思うんだ」ときみは言う。
「ワタシのストレートは速いけれど、それだけで甲子園に出場できるほど、高校野球は甘くないよね」
「そうだね。なにか別の球種が必要だろうな」
僕たちは中学時代も野球部に所属し、3年生のときは全国大会に出場した。
きみはストレートで押しまくり、三振の山を築いた。外角低めにビシッと決まる快速球を打てる者は、めったにいなかった。
2回戦で4番バッター相手に真ん中に入る失投があり、ソロホームランを献上。全国大会唯一の失点だったそれが決勝点となって、0対1で僕たちは負けた。
「ワタシが変化球を投げられたら、必ず甲子園に出場できる」
「相変わらず自信満々だね。前提として部員が9人以上いないとだめだけどな」
まあ部員は集めるとして、ときみは言う。
「スプリットを投げたいな」
「まず初めに覚えるべき変化球は、ストレートと同じ投げ方をするやつだよ。握り方だけを変える。ワンシーム、ツーシーム、カットボール」
「つまらないよ。スライダーにしよう」
「スライダーは身体に負担が大きいらしい。手首とか肘とかにね。ストレート系変化球を覚えたら、次はカーブだね」
「地味だなあ。魔球みたいなすごい変化球を投げたいんだよ」
「焦らないで。変化球を覚えるにも、順序というものがある。身体をしっかりとつくってから投げるべき球もある」
「ワタシの身体は丈夫なんだ。スプリットもスライダーも投げられる」
その自信の根拠はなんなんだ。やはりきみは変身生物なのか?
「とにかくいきなり危険な変化球に挑戦するのはなしだ」
野球談議をしているうちに、学校に到着した。
きみと僕は職員室へ行って、高浜先生にポスターを見せる。
先生はそれをまじまじと見つめてから、口角を上げ、親指を立てた。
「なかなかよくできてるじゃねえか。誰が描いた?」
「僕です。昇降口の前の掲示板に貼りたいんですが」
「生徒会の許可を取れ」
「顧問の許可じゃだめなんですか?」
先生は首を振る。
「管轄は生徒会だ。放課後、生徒会室へ行け」
面倒くさいな。でもそれがルールならしかたない。
僕たちはお辞儀をして職員室を去り、校舎4階にある1年B組の教室へ行く。
きみが教室に入ると、男子の視線が集中する。「空尾さん……」とつぶやく生徒もいる。
明らかにモテている。きみがそれに気づいているのかいないのか、僕にはわからない。きみは男子の顔なんて見もしないで、あっさりと席についた。
月曜日は世界史の授業がある。
境川先生が古代メソポタミア文明について説明する。
「現代の地名で言うと、イラク南部でシュメール人が灌漑農業を始めました。紀元前5500年ごろのことです」
先生はいきいきと語っていく。
僕は真面目に聞いている。歴史は好きな科目だ。
しかし、境川先生は唐突に脱線する。
「これから私はあなたがたに魂を込めて世界史を教えていきます。森羅万象を教えたい。しかしながら、死んでも伝えたいのは、次の一点だけなのです。すなわち、20世紀に人類は宇宙からやってきた変身生物の侵略を受けた。現在もその侵略は激化する一方です。私たちはなんとしてでも変身生物をすべからく駆除し、世界を人類の手に取り戻さなくてはなりません」
先週も同じことを言っていた。この話を始めると、境川先生の瞳はらんらんと輝く。
「さもなくば逆に人類が駆逐され、歴史は変身生物のものとなってしまうでしょう」
そんなことは教科書には書いていない。
境川先生は美しいアラサーの女性だが、狂信的な雰囲気がある。
犯人を捜す刑事のように先生は生徒を見回す。
その目は妙に怖い。
きみたちの中に変身生物はいないだろうね、と言っているかのようだ。
「日本政府は変身生物を追っています。主に公安警察が変身生物の追求をになっていますが、自衛隊にも治安維持用特殊部隊や危険生物専門組織があって、逮捕拘留権が与えられています。特別な場合や変身生物相手なら、自衛隊も即時に動けるのです」
脱線につぐ脱線。
僕は変身生物に並々ならぬ関心を抱いているが、中立的な思想を持っている。問答無用で排除するのではなく、変身生物を理解し、対話し、場合によっては共存共栄してもよいのではないかという立場だ。
境川先生は完全否定派。侵略者は殺せ。
一方的で不穏な話はあまり聞きたくない。まともな世界史の授業に戻ってほしい。
「先生、変身生物は本当に地球外から来たのですか?」ときみは質問する。
僕はヒヤッとする。
きみは人間離れした美貌の持ち主で、優秀すぎる投手だ。もしかしたら変身生物かもしれない。その可能性はゼロではない。境川先生に目をつけられるのは危険だ。
先生はきみを睨む。
「良い質問です」
世界史の教師は、獲物を見つけた女豹のようにじっときみを見つめた。
「変身生物は深海からやってきた地球の生物であるなどという戯言も聞きますが、やつらは宇宙生物です。米国国防省の出版物に書いてありましたから、まちがいありません」
「どんなタイトルの出版物なのですか? 読んでみたいです」
「『北アメリカ大陸におけるUFOに関する調査研究』です。その中で変身生物についての記述があります」
きみはぽかんと口を開ける。
きみだけでなく、クラスメイトたちの多くが同じような反応をする。
こっそりと眉につばをつけている女生徒もいた。
僕はクエスちゃんの動画を思い出した。
「えっと、そこになんて書いてあるんですか?」ときみは訊く。
「変身生物は地球外生物である疑いが濃厚である」
「疑いじゃないですか。確定していませんよね」
「濃厚なんですよ! 私は変身生物に関するいろんな文献に当たりました。宇宙から来たという説がもっとも説得力がありました。他に注目に値する説はありません。ゆえに変身生物は地球外生物なのです!」
先生はたたみかけるようにしゃべる。
「日本政府もそう考えているにちがいありません。防衛省に宇宙戦争の研究をしている部署があるという文献もありました。そこが変身生物の研究をしているのはまちがいありません!」
きみは首を傾げる。納得していなさそうだ。
もうこれ以上話すなと思うが、きみは発言してしまう。
「宇宙から来るかもしれないさまざまな脅威について研究する部署ではないのですか?」
境川先生が額に青筋を立てる。
「いまここにある危機に対応するための部署です! 変身生物研究のための組織なのです!」
先生は鬼のような形相できみに詰め寄ろうとしたが、そこで授業時間終了を告げるチャイムが鳴った。
「ちっ、本日はここまでとします」
「起立、礼」と日直が言う。
僕はきみのそばに寄り、「あんまり境川先生を刺激するな」と耳打ちする。
「あの先生、なんとなく虫が好かないんだよね」
「だとしても、目をつけられるのはまずい」
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