【R18版】皇子様はどんな花より私を摘む【他サイトでのカットページ掲載】

Bu-cha

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_____________......



女の子達が高い声を出して喜んでいる声が遠くから聞こえる。



“ああ・・・旦が此処に視察に来たんだ・・・。”



“私も早く旦に会いたい・・・。”



“あれ・・・・・?”



“でも、私はもう大月学園にはいなくて・・・。”



“旦が迎えに来てくれたから、私は旦の妹として大月の“家”に入って・・・。”



“ああ、そうだった。
旦と同じ学校にいるんだった。
旦が女子校の方に来ちゃったのかな・・・?
それとも、いつもみたいに校門の所で私のことを待ってるのかな・・・?”



“いつも、みたいに・・・?”



“あれ、私・・・もう学校は卒業して、る・・・。”



“卒業した・・・。”



“それで大月ホテルの本社で働いてる・・・。”



“そうだった・・・。”



“じゃあ何で女の子達のこんな声が聞こえるんだろう・・・。”



“社内ではこんな声を出す女の子達はいないのに・・・。”



“社内の女の子達は気を付けているはずなのに・・・。”



“私が旦のことを大好きだって、社内のみんなが知っているから・・・。”



”私が旦のことを男としても好きだって、みんな知ってる・・・。“



”みんな知ってる・・・。“



”旦の婚約者、時任文のことを私が虐めていることを、みんな知ってる・・・。“



”みんな知っている・・・。“



”私は旦の妹で、妹でしかなくて・・・。“



”私は旦から女としては選ばれていないことを、みんな知っている・・・。“



”私だって、知っている・・・。“



”私だって本当は分かっているから・・・。“



「まだ・・・がんばりたい・・・。」



”旦が時任文だけの旦になるまで、私は頑張りたい・・・。”



“あれ・・・頑張って、良いんだっけ・・・?”



旦が“晴子”と呼んでくれ、皇子様の微笑みを浮かべる。



そんな旦の近くに歩いて行こうとしたら、旦は私に背中を向けた。



“旦!!!”



私が叫んでも旦は振り向いてくれず、どんどん私から離れていってしまう。



“旦!!!!”



どんなに叫んでも、どんなに走っても、旦は前だけを向いて先に行ってしまって・・・



そして・・・



その先にいた女に向かって手を伸ばし・・・



その女のことを大切そうに抱き締めた。



“旦・・・?”



私の方を見たのは旦ではなく、旦に抱き締められている時任文だった・・・。



旦に抱き締められている時任文が申し訳なさそうな顔で笑う。



“こんなに早く妊娠出来るとは思わなくて。
もっとちゃんと、避妊して貰えば良かった。“



私にそんなことを言って、笑う・・・。
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