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「四宮教授、今日もアポ入ってるね~?」
隣の席の後輩が、予定表を見ながら私に言ってくる。
あの日から、たまに“はじめ”さんは副社長とアポが入っている。
「なんでうちの会社に来てるんだって~?」
「聞いてないわよ。
副社長案件だし、変に探りたくないわね。
そんなことでバレてクビになるには勿体ない会社だから。」
「それはそうだね。
あ、そういえば今日のお昼、お母さんとランチしてくるんだっけ?」
「そうね、こっちの方に仕事で来てるのよ。」
28歳になる年、5月から一人暮らしを始めた。
実家の家には帰っていないので、お母さんに会うのは久しぶりだった。
「岡田さん、これでお母さんと美味しい物食べてきな!」
課長がそう言って、1万円札を渡してきた。
それに慌てて両手を振る。
「頂けませんよ!
ランチですし・・・私もちゃんとお給料貰ってますから!!」
「いいの!私も先輩にしてもらってたから!
今度は岡田さんが下の子達にやってあげればいいの。
そうやって秘書課は代々やってきてるんだから。」
そう言ってくれている課長に、私は立ち上がって両手で1万円を受け取り・・・深くお辞儀をした。
「ありがとうございます・・・。」
「今は私が秘書課のお母さんだしね!
それに、今日は凄い気分も良いし!!」
そう言って、課長が左手の甲を私に向けてきた。
そこには、秘書課の朝礼でも見せてくれた婚約指輪が輝いている。
隣の席の後輩が、予定表を見ながら私に言ってくる。
あの日から、たまに“はじめ”さんは副社長とアポが入っている。
「なんでうちの会社に来てるんだって~?」
「聞いてないわよ。
副社長案件だし、変に探りたくないわね。
そんなことでバレてクビになるには勿体ない会社だから。」
「それはそうだね。
あ、そういえば今日のお昼、お母さんとランチしてくるんだっけ?」
「そうね、こっちの方に仕事で来てるのよ。」
28歳になる年、5月から一人暮らしを始めた。
実家の家には帰っていないので、お母さんに会うのは久しぶりだった。
「岡田さん、これでお母さんと美味しい物食べてきな!」
課長がそう言って、1万円札を渡してきた。
それに慌てて両手を振る。
「頂けませんよ!
ランチですし・・・私もちゃんとお給料貰ってますから!!」
「いいの!私も先輩にしてもらってたから!
今度は岡田さんが下の子達にやってあげればいいの。
そうやって秘書課は代々やってきてるんだから。」
そう言ってくれている課長に、私は立ち上がって両手で1万円を受け取り・・・深くお辞儀をした。
「ありがとうございます・・・。」
「今は私が秘書課のお母さんだしね!
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