【完】 恋した博士に名前を覚えてもらえるまで

Bu-cha

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そして、10月も生理が来た。
9月の排卵日に1週間も生殖行動をしたのに、妊娠をしなかった。
自然妊娠出来る身体なのか、心配になってくる。



生理が終わる頃、それが分かっていたかのように、“はじめ”さんから連絡が来た。
あの日の電話には折り返しもなく、その後しばらく連絡もなく、生理が終わる頃にやっと連絡が。



そして、排卵日を聞かれ・・・。
今回は排卵日の5日前にも生殖行動をすることになった。



そこには“愛”もなく、ただその為だけにする。



虚しかった・・・。



彼女でもなんでもない私が、ただそれだけの為にする。



あのボロッボロのアパートで、“四宮教授”でもある“はじめ”さんと。
ボロボロでヨレヨレでもない姿もある“はじめ”さんと。



嘘を、つかれているのかもしれない・・・。



秘密に、されていることがあるのかもしれない・・・。



それを確認することも出来ず、でも、“妊娠したら結婚する”・・・その言葉だけは信じていたいと思っている。



でも、でも、もし、もし、妊娠して・・・



結婚してくれなかったら・・・



認知もしてくれなかったら・・・



私と同じ子が生まれてしまう・・・。


 

それは、分かっている。
そんなの、頭では分かっている。





それでも、私は・・・




あの人に、落ちてしまった・・・。




私が、落とされてしまった・・・。




きっと優良物件でもないあの人に・・・




落とされてしまった・・・。
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