104 / 248
4
4-22
しおりを挟む
「いらっしゃいませ~!!!」
あたしが立っていたので2人を扉まで迎えに行った。
まだ働いて日は浅い。
でも、お店がやっている時は毎日働いている。
このお客さんは2人とも初めて見るお客さんだった。
“売り”をしている男の子は慣れていそうな感じだったけど、スーツの男の人・・・50歳くらいの男の人は緊張した空気。
それに、どこか不安定な空気を纏っている男の人だった。
あまり良くはない人なのだと分かる。
でも・・・全部が全部良い人なんてそういないと“アヤメ”が言っていた。
「来てくれてありがと~!!
せっかく来たから楽しんでいって~!!」
スーツのおじさんに明るく楽しく笑って言うと、おじさんは少し緊張の空気が減って笑い返してくれた。
おじさんと男の子を案内しようと店内に促した。
そして、おじさんと男の子が数歩だけ歩いた時・・・おじさんの空気が固まった。
あまりにも強い固まり方だったので振り返ると、おじさんがお姉ちゃんのいるテーブル席を見ている。
高級そうなスーツを着ているし、“女社長”の知り合いなのかと思った。
でも、お姉ちゃんはチラリと見ていたけど、すぐに視線を移していた・・・。
おじさんだけではなく、お姉ちゃんの周りの従業員達もおじさんの視線に緊張したような空気になっていて・・・。
“何か”があるとは、分かった・・・。
そう思っていたら、オーシャンが爽やかな笑顔と空気で笑った。
「まさか、ここでお会いするとは思いませんでしたね!!!」
お姉ちゃんのテーブル席を見ていたのは、オーシャンの知り合いだったからだった。
あたしが立っていたので2人を扉まで迎えに行った。
まだ働いて日は浅い。
でも、お店がやっている時は毎日働いている。
このお客さんは2人とも初めて見るお客さんだった。
“売り”をしている男の子は慣れていそうな感じだったけど、スーツの男の人・・・50歳くらいの男の人は緊張した空気。
それに、どこか不安定な空気を纏っている男の人だった。
あまり良くはない人なのだと分かる。
でも・・・全部が全部良い人なんてそういないと“アヤメ”が言っていた。
「来てくれてありがと~!!
せっかく来たから楽しんでいって~!!」
スーツのおじさんに明るく楽しく笑って言うと、おじさんは少し緊張の空気が減って笑い返してくれた。
おじさんと男の子を案内しようと店内に促した。
そして、おじさんと男の子が数歩だけ歩いた時・・・おじさんの空気が固まった。
あまりにも強い固まり方だったので振り返ると、おじさんがお姉ちゃんのいるテーブル席を見ている。
高級そうなスーツを着ているし、“女社長”の知り合いなのかと思った。
でも、お姉ちゃんはチラリと見ていたけど、すぐに視線を移していた・・・。
おじさんだけではなく、お姉ちゃんの周りの従業員達もおじさんの視線に緊張したような空気になっていて・・・。
“何か”があるとは、分かった・・・。
そう思っていたら、オーシャンが爽やかな笑顔と空気で笑った。
「まさか、ここでお会いするとは思いませんでしたね!!!」
お姉ちゃんのテーブル席を見ていたのは、オーシャンの知り合いだったからだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる