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ゲイバーのカウンターの中で、鼻血が止まったあたしはオーシャンと2人で楽しく話していた。
「今日来たお客さん、バレて大丈夫な人だったの?」
「“ゲイ”だってバレるのはいいよ。」
「そうなの?」
「うん、それはいいんだ。」
オーシャンが優しい顔であたしを見詰める。
優しくて穏やかな空気で、凄い凄い嬉しそうな空気で。
「俺、男が好きだから。
俺は本当に男が好きだからそれはいいんだ。」
そんなことを本気の空気で言われて、あたしは少しだけ悲しくなった。
だから、楽しく明るく笑った。
「会社の女の子達みんな残念がるんじゃない!?
高校生の時も“オーシャン”のことが好きな女の子達沢山いたのに、“オーシャン”全然相手にしてあげてなかったもんね!?」
「そうだったかな?」
オーシャンが笑った後、少しだけ真面目な空気になり・・・
「会社の女の子か・・・。」
と小さく呟いた。
会社の女の子が何か気になったけど、オーシャンは聞かれたくない空気をすぐに出したのであたしは空気を読んで聞かなかった。
「今日来たお客さん、バレて大丈夫な人だったの?」
「“ゲイ”だってバレるのはいいよ。」
「そうなの?」
「うん、それはいいんだ。」
オーシャンが優しい顔であたしを見詰める。
優しくて穏やかな空気で、凄い凄い嬉しそうな空気で。
「俺、男が好きだから。
俺は本当に男が好きだからそれはいいんだ。」
そんなことを本気の空気で言われて、あたしは少しだけ悲しくなった。
だから、楽しく明るく笑った。
「会社の女の子達みんな残念がるんじゃない!?
高校生の時も“オーシャン”のことが好きな女の子達沢山いたのに、“オーシャン”全然相手にしてあげてなかったもんね!?」
「そうだったかな?」
オーシャンが笑った後、少しだけ真面目な空気になり・・・
「会社の女の子か・・・。」
と小さく呟いた。
会社の女の子が何か気になったけど、オーシャンは聞かれたくない空気をすぐに出したのであたしは空気を読んで聞かなかった。
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