【完】ソレは、脱がさないで

Bu-cha

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始業前、新卒採用担当の男の人と女の子と、人事部の部屋で少し雑談をする。
この2人は前職でも人事採用の経験者で、うちの会社では3回目の新卒採用。



今回は、新卒採用の広告掲載内容や採用までのスケジュールの調整など、綺麗な状態にしてから私に上げてくれた。
各大学への企業説明、会社で開く説明会も2人で問題なく準備を進めてくれた。



「それにしても、とんでもない子来ましたよね!?」



女の子が興奮した状態で、1枚の履歴書を持ち私と男の人に見せる。



その履歴書を見て、私も笑う。



早川友里・・・



会社説明会の時から目立ち過ぎるくらい、目立っていた。
それは、良くも悪くも・・・。



一次面接にその子が来るかは分からなかったけれど、その子は来た・・・。



1グループ5人の集団面接・・・



最後にその子が入ってきてお辞儀をし、顔を上げ、笑った・・・



その瞬間・・・



私は無意識に笑ってしまった。



だって、見る目がない私にだって分かったから。
ちゃんと見なくても、分かってしまった。



でも、お姫様とも違うと感じた・・・



だから、ちゃんと見てみた。
その子が話す番になり、ちゃんと、見てみた・・・。




そして、また笑ってしまった。




その子は、“聖女”だった・・・。




「うちが第一志望だといいのだけど・・・」


「絶対に大丈夫ですよ!二次面接でもそう言ってたじゃないですか!!」


「あの子の言葉がウソなら、俺しばらく人間不信になりそうです・・・」




そんな雑談をしていると、人事部の部屋の扉が開いた。
そこからは、町田部長が・・・。
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