【完】ソレは、脱がさないで

Bu-cha

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「包帯巻くの上手ですね・・・」



「自分でもよくテーピングとかはやってたからな。」



藤澤さんが丁寧に優しく、湿布と包帯を直してくれる・・・。



「会社・・・一緒に行く・・・?」



巻き直した包帯を見詰めながら、恥ずかしそうに聞かれて・・・



「いえ。1人で大丈夫です。」



包帯を巻き終わった私の両手を離さず、藤澤さんが私を見詰めた・・・。



「俺・・・待っててもいい・・・?
俺は・・・このまま、待っててもいい・・・?
ずっと、待っているつもりでいる・・・でも、俺は・・・もう、無理・・・?」



涙を流しながら、それを拭うことをせず、私を見詰める・・・。




「花崎さん、俺は・・・花崎さんのことが好きです。
俺は・・・頑張るから、もっともっと頑張って、花崎さんの隣に並んで立てるような男になるから・・・。
だから・・・だから・・・」



「藤澤さん。」



最後まで聞かず、藤澤さんを呼んだ。



そして、笑い掛ける。



「私も、藤澤さんが好きです。」
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