【完】可愛くて美味しい真理姉

Bu-cha

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大学3年生・・・。



「真理姉、これ見て。」



夜にお母さんのドレッサーに座っていると、理子が真面目な顔で話し掛けてきた。



私に差し出された沢山の紙を受け取り、それを少し見てみる。
なんだか難しい文面や数字やグラフも並んでいて、何かと思っていると・・・。



「真理姉の弟が分析して作ってくれたんだよ。」



そう言いながらカメラを回している・・・。



「弟が・・・?
私が何を言ってもあんまりやってくれないんだけどね・・・。」



苦笑いをしながら理子を見ると、理子も笑いながら頷いている。



そして・・・



「肌荒れ、まだ波があるでしょ?」



理子がそう言って、ドレッサーの鏡越しに私の顔を見てきた。



中学時代、桃子さんは私の皮膚科に毎回付き添ってくれた。
何度か皮膚科を変えてみたりもした。



塗り薬と飲み薬、その両方で何度も治療をした。
塗り薬はニキビは落ち着くけれど、段々と顔の皮膚が剥がれてくるもので。
その剥がれている途中の顔はとても汚いものだった。



全てが剥がれ落ち、その後数日だけはニキビはない状態で。
でも数日したらまたニキビが出て来て・・・。
またすぐにニキビだらけの顔になる・・・。



中学時代はそんな感じだった・・・。



そして、高校生になる直前・・・



桃子さんに言われた・・・。



困ったように笑いながら、言われた・・・。



「お菓子、止めてみようか。」



そう、言われた・・・。
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