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その言葉に思わず顔を上げてしまった・・・。
そしたら、見えた・・・。
和雄君が熱い眼差しで・・・でも、苦しそうな顔で私を見詰めているのが・・・。
そして・・・
「これから先、何があっても絶対に真理から離れないで、信用出来る男になるから・・・。
“彼氏”でいさせて・・・。
真理の“彼氏”でいさせて・・・。」
そんな・・・
そんなことを、言ってきて・・・。
「すげー好きなんだよ、真理のこと・・・。
また連絡するから・・・何度でも連絡するから・・・終わらせないで・・・。
頼むから・・・俺達の関係・・・終わらせないで・・・。」
そう言ってきた和雄君の目からは・・・
熱い目からは・・・
涙が、ポロッと・・・流れた・・・。
その涙が・・・
やけに輝いて見えて・・・。
舞踏会で見たどんな料理よりも・・・
どんなドレスよりも・・・
どんなメイクよりも・・・
きっと、“あのガラスの靴”よりも輝いて見えてしまって・・・
“私”には、そう見えてしまって・・・
和雄君の顔を見詰めながら、小さく笑った・・・。
「また“今度”ね。」
信用出来ない“今度”と伝えたら・・・
和雄君が怖いくらい真剣な顔で私のことを見詰め・・・
小さく、頷いた・・・。
.
そしたら、見えた・・・。
和雄君が熱い眼差しで・・・でも、苦しそうな顔で私を見詰めているのが・・・。
そして・・・
「これから先、何があっても絶対に真理から離れないで、信用出来る男になるから・・・。
“彼氏”でいさせて・・・。
真理の“彼氏”でいさせて・・・。」
そんな・・・
そんなことを、言ってきて・・・。
「すげー好きなんだよ、真理のこと・・・。
また連絡するから・・・何度でも連絡するから・・・終わらせないで・・・。
頼むから・・・俺達の関係・・・終わらせないで・・・。」
そう言ってきた和雄君の目からは・・・
熱い目からは・・・
涙が、ポロッと・・・流れた・・・。
その涙が・・・
やけに輝いて見えて・・・。
舞踏会で見たどんな料理よりも・・・
どんなドレスよりも・・・
どんなメイクよりも・・・
きっと、“あのガラスの靴”よりも輝いて見えてしまって・・・
“私”には、そう見えてしまって・・・
和雄君の顔を見詰めながら、小さく笑った・・・。
「また“今度”ね。」
信用出来ない“今度”と伝えたら・・・
和雄君が怖いくらい真剣な顔で私のことを見詰め・・・
小さく、頷いた・・・。
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